テラーノベル
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コンコン、準備室のドアがなる
「はい、どうぞ 」
「失礼します、2年5組 神崎あやかです」
そこに居たのは、俺のクラスの子だった
「ん、あやかか、どーしたの?」
「宿題のことなんですけど、まだ終わってなくて明日提出でもいいですか、?」
今まで、提出物関係は完璧な彼女にしてはだいぶ珍しい。
「えー?別にいいけど。めずらしいじゃん」
「すみません、後ちょっとで終わるんですけど」
申し訳なさそうな顔でそう言われる。宿題とか、提出期限過ぎても謝んないやつ沢山いるのに、律儀な人だ
「あ、そうなの。じゃあここでやってく?」
視線が少しこちらを向いた
「良いんですか?」
「うん、あと少しならそのまま俺貰うよ」
「じゃあ…筆箱取ってきます」
「はーい」
机に、俺が出した宿題が残る
少し目を通すと基礎的なものは終わっていて応用問題に答えは書かれていなかった
応用ほとんど終わってないけど、これはあと少しにはいるのか?
全部にうっすらと消したあとが残ってて多分苦戦して全部消したんだろう。想像ができる
間違ってても提出しちゃえば終わりなのに
「取ってきました」
「っし、じゃあやってな。1分考えてもわかんなかったら聞きに来て」
「はい」
始める前に少し、提出しなかった理由を探ってみる
「これ、提出しちゃえばよかったのにさ」
「全部、途中まで、……いや、答えまで出てんのかなこれ」
「あ、えっと……」
少し気まずそうに視線をそらされた。これ以上聞くのはやめておこう
「ふふ、まぁなんか違ったんだろーね。いいよ、もっかいやんな」
「はい、」
数問教えて、課題が終わった
時間は30分ぐらい。想定してたよりも早かった
「せんせい、ありがとう」
急なタメに少しびびる。別に嫌なわけじゃないけどあやかからは初めてだった
「……ございます」
タメじゃなかった。全然俺の勘違いだ
「いーえ笑 ほぼ俺なんもしなかったけどね?」
「じゃあ、帰ります。すみません遅くなっちゃって」
少し急ぎめで荷物をまとめる姿を見てると微笑ましく見えてきた
「大丈夫だよ、気をつけてね」
「はい、また明日」
「ん、またあした〜」
彼女の頬が赤く見えたのはきっと何らかの理由があるのだろう。深く考えないことにした
ゼロマス
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