テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
「旦那様、だなんて……! ああ、なんて愛おしい響きだろう。今の言葉、もう一度言ってくれるかい? しのぶちゃん!」童磨は歓喜のあまり、子供のような無邪気さと鬼としての狂気が入り混じった笑顔を浮かべ、しのぶを力一杯抱きしめた。彼の欠落していた心が、しのぶという存在によって、かつてないほどの充足感で満たされていく。
「君が僕のすべてを欲しがるように、僕も君のすべてを喰らい、僕の一部にしたい。いいだろう? 私の可愛いお嫁さん」
童磨はしのぶの唇を割り、彼女の口内に溜まった甘い唾液を、一滴も逃さぬよう深く吸い取った。鬼の体液をエネルギー源として変質した彼女の唾液は、今やそれ自体が猛烈な魔力を持つ密薬となっていた。それを飲み干すたび、童磨の金色の瞳はより一層怪しく輝き、体内の氷の魔力がさらに鋭く研ぎ澄まされていく。
さらに童磨の指先が、はち切れんばかりに張ったしのぶの胸元へと伸びる。
「君の体の中で僕の精が混ざり合い、新しい力となって溢れ出している……。この雫こそ、僕たち夫婦の絆の結晶だね」
彼がその白い肌に吸い付くと、しのぶの体からは、童磨のエネルギーを極限まで濃縮し、彼女自身の生命力と融合させた「母乳」が溢れ出した。それは純白でありながら、ダイヤモンドの粉末を溶かし込んだような神秘的な光を放っている。
「んっ……あ……童磨、さん……っ」
しのぶは、自分の核となる力を直接吸い上げられる衝撃に、再び腰を震わせた。童磨がそれを飲み干すたび、彼の背後には巨大な「御子」の像が立ち現れるが、その姿は以前のそれとは異なっていた。氷の像の背中には、しのぶと同じ、美しくも禍々しい「氷の蝶の翅」が生え揃っていた。
「素晴らしい……! 君の命が、僕の中で脈打っている。力が、無限に湧き上がってくるようだ!」
しのぶの母乳を自らのエネルギーへと変換した童磨の肉体は、もはや上弦の枠を超えた「神」にも等しい領域へと足を踏み入れていた。彼の放つ冷気には、しのぶの持つ毒の性質が加わり、触れた者の細胞を瞬時に壊死させながら、精神を永遠の快楽の中に閉じ込める「極楽の氷」へと進化したのだ。
「私たちは……もう、離れることなんてできない……」
しのぶは、力を吸い取られながらも、それ以上の充足感を童磨から受け取り、彼の頭を優しく抱きしめた。
「ええ、そうだね。僕が君を飲み干し、君が僕を飲み干す。この幸福な循環の中で、僕たちは永遠に一つだ」
二人の体液が混ざり合い、巡り、高め合う。無限城の最深部で、夫婦鬼としての愛は完成を迎え、二人は互いの存在そのものを糧にしながら、終わることのない甘美な夜の絶頂へと突き進んでいった。
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
風宮 むぅまろ🦇🍀︎ 🍬🍚