🤍ラウside
昼ごはんを済ませて、お土産物屋さんにみんなで入った。作戦ではここで二人とははぐれることになる。
お土産屋さんはみんなが比較的バラつきやすい場所なのもあって、作戦はあっさり成功した。
💙あれ?ふっかたちは?
🤍どこ行っちゃったんだろうね?
俺は知らんぷりをする。
💙しょうがない。電話すっか
🤍あっっ!しょっぴーあれ見て!!!
俺は強引にしょっぴーの注意を逸らした。
ふっかさんが電話に出ることはないだろうけど、あんまり無視されるのも疑われてしまう。
💙へえ、シナモロールじゃん。
🤍ご当地バージョンがあるんだね!俺、買っちゃおうっと!
💙俺も買おうかな……
仲間想いのしょっぴーは、今日来れなかったメンバーの分もお土産をカゴに入れている。
こういう気遣いの人だってことはあまりみんなに知られてないかも。しょっぴーのこういうところが俺は大好きだ。
会計を済ませ、お土産屋さんを出た後、俺はしょっぴーを誘って観覧車に向かった。
💙俺が自分で持つのに…
🤍いいから。俺に任せてよ
俺は胸を張ってみせる。
実は俺はこういう彼氏っぽいことに憧れていた。相手がしょっぴーだなんて最高に嬉しい。
両手いっぱいの二人分のお土産袋を持って、俺たちは閑散とした観覧車に乗り込んだ。
💙うーわ。たっか…
かなり大きな観覧車で、俺の下調べによると一周15分はかかるらしい。
制限時間は15分。
思ったよりも早くゴンドラがぐんぐん上がっていくので、俺の手は早くも汗でビショビショになっている。
しょっぴーは窓の外に夢中だ。東京が見えるかな?などとはしゃいで可愛いことを言っている。
そろそろ頂上に差し掛かるか、という頃。
俺は覚悟を決めて、言った。
🤍しょっぴー、好きです、俺と付き合ってください
コメント
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