【貴方は愛をどうとらえる】
※メインは僕のオリキャラ小湊奏と、戒炎のトップ我妻京也さんです
※少々不穏な雰囲気です
※苦手な方はスクロールの方をお願いします
※通報しないでください
※完全二次創作・文系の変化
場所は戒炎のアジト…
元羅威刃の東雲、秋元、そして奏がそこにいる
秋元詩郎「奏ちゃんはいつも静かだよねー、たまにははっちゃけちゃってもいいんじゃね?」
小湊奏「別にいいよ…それに僕だって好きで黙ってる訳じゃないし~」
任務のようなものもなく、今日は珍しく秋元と奏の二人が話をしていたときだった
我妻「あれ今日は二人だけ?、楽しそうじゃん、俺も混ぜてよ」
そこへ、戒炎のトップである我妻京也がやって来た
小湊奏「京也さん…どうぞ、お好きに」
秋元詩郎「えぇ、まさかのOK出しちゃうんだ」
秋元は奏の対応が意外すぎたようで、少し笑い気味にツッコんだ
そうしていると、今度は東雲がやってきて
東雲「秋元、少し用があるんだ来てくれ」
と、秋元に名指しで呼ばれた
秋元詩郎「まーじか、呼ばれちゃったよ…まぁボスが呼ぶなら行くか~じゃーね奏ちゃん」
秋元は東雲についていき、部屋をでる…そしてまた二人になった
我妻「あーあ、二人になっちゃったね小湊くん?」
小湊奏「その呼び方、やめてくれませんか?不愉快です…」
奏がそういうと、我妻は一瞬きょとんとしたが、すぐに笑顔に戻った
そして徐ろに話を持ち出した
我妻「ねぇ、奏にとって“愛”ってなんだい?…」と
小湊奏「愛?…おや不思議、そんな言葉が“愛の処刑人”とおそれられた男の口からでるとは」
奏はくすりと鼻でわらうが、我妻はそれをちっとも気にしていなかった
我妻「いいじゃん別に…愛の形は人それぞれだし、奏の愛はどんなのかなーって、気になったからさ」
なんて、また彼らしくも正論に近いことをいわれ、話さないなどの選択はなくなってしまった
小湊奏「私に聞くなら、まず貴方から答えてください…京也さんにとって愛とは…どんなものか」
そういわれると、我妻はまた笑顔をつくりこう答えた
我妻「そうだね…俺にとって愛は、
“相手のことをよく知ってよく理解して、全てを受け入れる”…
好みから趣味、思ってることや居場所、
場合によっては、家柄から個人の情報まで全て、全部全部受け入れて…
味方ならそれを続け、敵なら最後は殺す…そんなとこかな?
俺は愛の力を信じているから、愛することは素敵だって思ってる」ニコ
彼なりの答えは、まさに想像通りだった
話していることはまともに聞こえるが、表情はまるで狂気を含んだような笑み
それでいてその笑みの奥に感情は見えない、黒く濁ったものが目の奥に爛々と輝いてみえる…
そして話し終えると、今度は奏に再び質問をして来た
我妻「で?奏にとって、“愛”って何?どうーいう感情の元になりたっていて、そのためならどういうことができる?…」
しかも、先程よりも深く丁寧な感じを含んでいる形で質問してきた
奏から一瞬表情が消える…そして俯き目を細めている
そんな奏の瞳を、我妻は見つめ続けた
紅く黒く、暗い闇を奥に秘めた、そんな瞳をただ見つめ続けていた…
すると奏が、急に上を向き無の表情のままに語り出す____
小湊奏「僕にとっての愛は…本音をいえば、まだ分からない、前もわからなかった
何をするかしないかよりも、愛には形がない
僕の中は空っぽだ、愛をいれる為の…言わばビンかな?器?、に穴があるんだ
貰っても貰っても埋まらない…それが前の僕の“あい”だ…」
そしてまた、奏は口を閉じる
我妻はここで話を出そうかとも考えたが、それを遮るように奏がまた口をひらけた
小湊奏「でもね、一つだけ、本当に一つだけ感じることができたものがあるんだよ」
我妻「へぇ、それは一体?」
我妻は楽しそうな表情を見せた
奏はそんな我妻の目を見ながら再び語りだす
小湊奏「兄を失った僕を、今、支えてくれる存在があって、
その方と話していると心があったかくなる、
その声を聞くだけで、優しい気持ちになる…
優しくて、甘くて柔らかな…そんなふわふわした気持ち、こんなのは初めてだよ
あの方がそばに居てくれるから頑張れる…気持ちが楽になる____
*そして僕は、これを一つの*愛と思ってる…
愛って、こんなに身近にあって、こんなに幸せなんだって感じる
愛は求めてやってくるものでも、追いかけてつかめるものでもなくて
自然と心が感じてくれるものって思ったんだ
埋まらなかった穴を、まるで治してくれているような、そこに幸せをためる準備をしてくれているような…そんな感じ…」
そう語る奏の瞳は、我妻の比でもない程に輝いていた
だかその奥にある狂気は、渦巻くように波をおこし、今もぐるぐると回り続けている
我妻「じゃあ、もう一度聞くね…その愛のためにどういうことができる?、」
そういった瞬間だった____
____奏の瞳が黒く歪んだような淀んだ色をした
小湊奏「僕はこの愛を貫いていくためなら、どんなこともするよ
*たとえそれが、“*自分を犠牲にする”としてもて」
*我妻「!…(あぁその目、*俺と同じだ…)」
その濁りは、瞳の奥で渦巻くそれを表に出して、グラグラ音を立てるようになみだっている________
*・゜゚・*:.。..。.:*・*END*・*:.。. .。.:*・゜゚
コメント
2件
奏が愛を語りながら我妻さんを見たときの目にはきっと、歪みが無かったんだろうな…。愛と強さを授かった奏はきっと、どんなに辛いことがあっても大丈夫。屈折しないで生きていけるよ
愛の形はそれぞれ...ですからねぇ... 私にとっての愛ってなんやろ🤔そう考えると分からん(´・ω・`)