この作品はいかがでしたか?
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どこに向かってるんだろうか。
すると。いきなりだれかに電話しだす岩本さん。何か部屋をお願いしてるようだった。
どっかに泊まるのかな?
なんて思ってたら、
友達の旅館にお世話になると。だから少し着替えとか飲み物を買うためにお店によった。
服とかは、いいけど、下着……
と、気にしていると、岩本さんが、少し離れたとこで待ってるからと、気を使ってくれた。
いくつか手に取り、服で隠して、岩本さんの元へ。
お互いにお金を払い、車にのる。
ついた所は。山奥にある、綺麗な旅館。
それぞれの部屋は、離れてて、あまり、お客様同士が顔を合わせることは無さそうだった。
案内された部屋は
そんなに広い訳では無いけど、お風呂が凄かった。露天風呂にサウナも着いてた。
照「ごめんな。急に。」
シゲ「全然。なんか訳ありっていうから、ここにしたけど。大丈夫?」
照「うん。ありがと。あ、○○さん、紹介しとくね?友達のシゲ。」
シゲ「どうも!シゲです!よろしく!」
○○「……○○です。」
笑顔がすてきな優しそうな人だけど。
シゲ「……ごめんけど、話せる範囲で聞いてもいい?」
照「…あ……」
○○「……」
岩本さんと目が合った。
でも言わないのも行けないんだろな。どう話そう。そう思ってたら…
照「あの、駆け落ちとか、不倫とか、そういうんじゃないからね?(笑)」
シゲ「な〜んだ(笑)」
え?そっち!?
照「俺が簡単に話せる内容じゃないけど、ここなら、他の人に気を使うことなくゆっくり出来るかなと思ったの。彼女……色々あって、少しでもゆっくりできたらなって。」
シゲ「そっか。じゃあ、明日さ、色々手伝ってよ!収穫とかさー」
照「え?」
シゲ「だめ?うち、嫁は妊娠中だし、お袋足痛めてさー」
○○「……大変…そう。」
シゲ「でしょ?」
照「○○さんがいいなら、おれは全然いいけど。ノープランだし(笑)」
○○「ん。お世話になるし、いいと思う。」
シゲ「じゃあ、明日、朝ごはんの後から、よろしく🙏今日はもうゆっくりしなよ?」
照「ありがと。」
照「大丈夫?」
○○「……うん。」
照「あ、おれサウナ入ってくるけど、どうする?せっかくだし、露天風呂入る?」
○○「ん。そうしようかな。」
そういうと、私は先に露天風呂に入った。
星が綺麗で、なんだか自分がちっぽけに思えた。
こんなに苦しくて辛い思いすら、あの星空からしたら、・にしか見えないんだろな。それくらいちっぽけで。
なんで、私はこんな目に合わなきゃならないんだろう。
ほんと、つくづく男運がない。
自分が情けなくて。
○○「…はぁ〜。泣。」
しばらく泣きながら、ぼーっと眺めてたら、なんか、あんな男にビビって過ごす日々より、こんな風に、私のことを大事にしてくれる岩本さんや、深澤くん達と過ごす日々が私には大事だと。
それを壊されたくは無い。
そう思う自分がいることに気づいた。
でも、もし、彼らにも裏切られたら?
だったら最初から一緒に居ない方がいい。
でも……
もう、巻き込んでる。
でも、嫌な顔しないで、なんなら、私の心配して、寄り添ってくれて。
こんな所まで…
電話からしたら、多分、無理に準備してくれたのかもしれない…
詳しい理由もきかず……
そんな人たちを一緒にしては失礼すぎるよね。
信じていいかわかんないけど、今は、やっぱりそばにいて欲しい…
それに
岩本さんと居たい……
それは嘘じゃない。
「よし。もう逃げない!戦おう。今はせっかくだから、ゆっくり休んで今を楽しもう。」
そう決めた。
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