「全焼じゃないのよ!? どうすんのよこれぇ!?」
煙を上げながら黒く炭化し、砦から砦だったモノへと変わった残骸を前に怒鳴るアイリス。
その顔は目頭と眉を吊り上げ、剥き出しの八重歯が可愛かった。
さしものパームとローレルも、色々な意味で言葉が出ない様子だった。
「そう怒るなって。俺らの目的は砦を取り戻すことで、あの砦を使うことじゃないだろ?」
「はぁ? 何あんた頭でも打った? いやバカなのは最初からだけどさ!」
「お前口が悪いなぁ。ほら、残骸になってあいつらが逃げたことで所有者がなくなったわけだから、この残骸はアイテムボックスに収納できるだろ?」
俺がステータス画面を操作すると、砦の跡地の残骸が消失。
何もない更地になり、三人がぎょっとした。
「それからえーっと、陣地作成画面で……ん~、時間もないしデフォルトで***********************
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