テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
「え……、と……」
引き留められると思わなかった私は、焦って言葉を迷わせる。
「一緒に寝るんだろ?」
真顔で言われ、私はキュッと唇を引き結ぶと、両手を広げて尊さんに抱きついた。
「しゅきぴ」
「俺なんてぴぴぴのぴーだよ」
「んふっ、何それ。語尾だけ」
「よいしょ!」
「わっ」
尊さんは私を抱き上げ、私はとっさに彼にしがみつく。
「オラ、行くぞ」
「助けて~。さらわれる~。あ~れ~」
「お代官様は出禁になってるから、助けを求めても来ないぞ」
「白馬に乗った将軍が、サンバを踊りながら助けに来てくれるんです」
「色々混じってるだろ」
そんな会話をしながら尊さんは私を寝室に運び、キングサイズのベッドの上に横たえる。
彼はフェリシアに命令して電気を消したあと、「さすがに疲れたな」と呟いて横になる。
「朱里」
「……はい」
呼ばれて返事をすると、グイッと抱き寄せられた。
「こうしてないと眠れない」
そう言って尊さんは私の体に腕をまわし、脚を絡めてくる。
「……好き」
「俺も好きだよ。……世界で一番愛してる」
尊さんは私の髪を撫で、額にキスをしてきた。
そのまま、彼は私の髪を撫で続け、耳に触れる。
「可愛くて、食っちまいたくなる」
クスッと笑った尊さんは、私の耳に軽く齧り付く。
「ん……っ」
耳朶に熱い吐息を掛けられた私はピクッと反応し、彼のTシャツを握り締める。
「……可愛い……」
尊さんは私の手を握り、仰向けに押し倒すとリップ音を立ててキスをしてきた。
「ん、……ん、ぅ、……ん」
私は反射的に彼の舌を舐め、吸いながら「あれ?」となる。
「……エッチ、しないんじゃないんですか?」
「……朱里を達かせたい」
彼は熱の籠もった声で言い、キャミソールの中に手を潜り込ませると、乳房を直接揉んできた。
「ん……っ、ぁ、……あ、……あー……」
クリクリと撫でられただけで、乳首はピンと凝り立つ。
同時に下腹の奥に甘い疼きが宿り、私は腰をくねらせて尊さんに押しつけた。
尊さんはキャミソールを捲り上げ、乳房を両側から寄せ、順番に左右の乳首にキスをする。
「あ……っ、は……っ」
先端が温かな口内に包まれ、私は後頭部を枕に押しつけて身もだえる。
チュパチュパと音を立てて吸われるたびに、下着のクロッチが濡れていくのが分かった。
「……いい匂いする……」
尊さんはスゥッと私のデコルテに鼻を近づけて息を吸い、うっとりとした表情で呟く。
「……下、触るぞ」
彼は小さく告げたあと、私のショートパンツを下着ごとずり下げた。
「ちょ……っ、待っ……」
全裸同然に剥かれて心許なくなったけれど、尊さんは私の脚を広げて胸元からお腹にかけてキスをしてくる。
どんな心変わりがあったのか分からないけれど、私は快楽に押し流されてされるがままになっていた。
「あ……っ」
尊さんは私の腰を抱き、秘所に顔を近づけたかと思うと、フッと息を吹きかけてくる。
私がビクッと反応したのを見て、彼はククッと喉の奥で小さく笑い、静かに陰唇に沿って舌を這わせてきた。
「や……っ、恥ずかし……っ」
口淫は久しぶりな気がし、私はとっさに脚を閉じようとする。
「らめ」
けれど尊さんに太腿の裏を抑えられ、くぐもった声で反対される。
「朱里の美味しいから、舐めさせて」
恥ずかしい場所で恥ずかしい事を言われ、私の頭は爆発寸前だ。
尊さんはピチャピチャと音を立てて陰唇を舐めたあと、口唇で淫芽を包み、さやから顔を出している淫玉に舌を這わせてきた。
「っひあぁあああぁっ!」
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!