涼宮「あれ?杏佳ちゃんは?」
恵比寿「荷物片付けに、部屋にいきましたよ?」
涼宮「そっか…まぁいいや。もうできるから、並べるの手伝ってー!」
みんなそれぞれ手伝う…
深谷「俺、杏佳ちゃん呼んでくる!」
その間に、テーブルにはたくさんの料理が次々にでてくる…
深谷「なぁ、宮ちゃん!」
涼宮「ん?なに?」
深谷「杏佳ちゃん、何回起こしても起きないんだけど…」
涼宮「え?」
阿部「呼吸は?」
深谷「いや、さすがに、生きてるよ?(笑)」
涼宮「そっか…ちょっとみてくる…」
杏佳の部屋の前…
ノックして、何度か呼んでみる…返事もなく…
仕方なく、部屋に入ると…ベッドには気持ちよさそうに眠る杏佳。
そばにいき、寝顔を眺めながら頭をなでる…
涼宮「よっぽど疲れたんだね…」
しばらくすると、深谷もやってきた…
深谷「どう?起きそう?」
涼宮「ん…どちらかいうと起こしたくないかなぁ…(笑)」
深谷「じゃあどうする、あの料理は…」
そんな話をしていると…
杏佳「…ん…っ…やだ…」
深谷「え?」
涼宮「寝言…?」
深谷「でもなんか顔険しくない?」
涼宮「まだ、夢みるんだろね…」
杏佳「て…けて…誰か…助けて!いやぁ!!」
寝てるのに、暴れだす杏佳。
深谷「え?やばくない?」
涼宮「杏佳ちゃん?杏佳ちゃん!?」
深谷「杏佳ちゃん?大丈夫だよ!おきてー!!」
涼宮「…大丈夫だから…」そういいながら、手をそっと握る。深谷も反対の手を握り、呼びかける…
私は…夢をみていた…
最初はとても心地良い夢。
なのに…急に出てきた悪魔みたいなやつ…
逃げても逃げてもでてくる…
こわかった…助けをいくら呼んでも誰も来てくれなくて…
しばらくすると…優しいなにかにふれた…
すると、だんだん視界が開けてきた…
そして…
「ん!…ちゃん!杏佳ちゃん!」
私を呼ぶ声がする…
声のする方へ行こうとすると、身動気が取りづらくて…
どうしようかと思ったその時…
「大丈夫だからね?」
そんな一言が聞こえてきて…
急に今まで見てた景色が消えた…
ん?なんか手…誰かの手??
そっと目を開けると…
そこには…見慣れた2つの顔…
私「え?えーっ?ちょっと…」パニック…
涼宮「お目覚めになりましたね…姫(笑)」
深谷「めちゃくちゃびっくりしてる(笑)」
私「私…ねちゃったんだ…」
涼宮「疲れてたんだね…」
私「ん…あんま眠れなかったから…久々いい夢見てた気がする…でも急にこわくなった…」
深谷「そっか…( T_T)\(^-^ )」
涼宮「ご飯できたから、みんなでたべよ?」
私「…うん…!」