コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
tn視点
グルッペンが起きない。
あの事件が起きてから,俺らはゆうについて徹底的に調査した。
アイツの研究論文や,実験内容。
部屋の隅々全て調べた。
そして,不気味な本が出てきた。
「幹部暗殺計画」
荒々しく書かれた文字には,アイツの精神の不安を感じた。
内容を慎重に確認する。
そこには,一人一人の苦手な食べ物。好きな食べ物。
生活習慣。得意な戦闘法。所属部隊。
あと
「体内の作り」
「コネシマ…近接部隊大隊長
主に近接戦闘が得意。銃は苦手。
好きな食べ物,鮭とお酒(特にカクテル類)
苦手な食べ物,甘いもの
唾液,平均。
体内の水分量,正常。
アレルギー,無し。
お酒を飲むと汗が出やすくなる。
芸達者。お調子者。
嘘をつくときに頬を掻く癖がある。
仲間には優しく,敵には厳しい。
あと,声がでかい。」
長年一緒にいた俺らでさえ,知らない情報。
知ってる情報がちらほらあった。
でも,目を惹かれたのは「最後の文」だった。
「喉を潰して,声を出せないようにしよう」
計画通り,と言ってもいいのか
でも,ちゃんと計画通りにはなっていた。
お調子者のコネシマは酔ったら,めんどくさい性格になる。
だからこそ,お酒が入るとみんなコネシマを避ける。そこを突かれた。
ちゃんと喉を潰され,声が出せなかったからこそ発見が遅れてしまった。
tn「…全部解りきってたってことかよ」
また少し,イライラした。
ut「…トンち,少し休んだら?全然寝てないのバレバレやで」
tn「…寝てられるかよ,」
我々国は「戦争国家」
強いからこそ,同盟を組みたがる奴らも少なからずいる。
そして
この国を嫌ってる奴らもいる。
国のトップがいないと他国にバレると,
とても面倒なことになる。
俺は一刻も早く,グルッペンを眠りから解放する必要があった。
ut「…とりあえず,なんかあった時のために休んどき,この国で頼れるのは
今はお前しか居らへんから」
少し,心臓がドキッとした。
tn「…おっさんにデレられるのはキモい」
ut「殺すぞ」
仲間を頼るのも,たまにはええかもな
tn視点-終了
「…あれれ,誰もいないじゃーん」
俺は,総統室へ(勝手に)お邪魔していた。
まるで,鑑賞部屋。
人が住んでいないかのように思われないほど
綺麗で
寒い
「…約束を果たしに来たってのに,無礼な人だなぁ!」
「…誰や」
首元に冷たい感覚,
そして,何かが垂れる感覚。
これは…
血
「君たちの大好きなグルッペンさんのお友達だよ〜,丁重に扱ってねぇ?」
zm「…何の用や」
おっ,話は聞いてくれるんだ。
やっさしー
「約束を果たしに来た」
zm「…約束,?」
らっだぁ「端的に言おう」
「この国の総統は,
国を選んだ」