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幻想郷に来てから3ヶ月
もうすぐ春がやってくる。
(紗代子)「……」
私は27歳になった。
歳だけは重ねるけど見た目は変わらない。
(紗代子)「紫」
(八雲紫)「ん?」
(紗代子)「一応言っとくけど」
(紗代子)「妖怪は憎むべき対象。」
(紗代子)「悪いことをしたら容赦なく退治するからね。」
(八雲紫)「……分かったわ」
(八雲紫)「あなたのやり方は手を出さない。」
(紗代子)「私は私のやり方をするわ」
(八雲紫)「……」
(紗代子)「妖怪め、覚悟!!」
(紗代子)「……退治したわね」
(紗代子)「……行こう。」
(紗代子)「……」
(紗代子)「……あ、さくら」
真一郎が名付けてくれた刀の名前
(紗代子)「……私はあの子たちが亡くなってからの春は苦手だ。」
(紗代子)「あの子たちが亡くなった年が」
(紗代子)「春だったからな。」
(紗代子)「……」
(紗代子)「真一郎、会いたい」
(紗代子)「……」
(八雲紫)「ねぇ、藍」
(八雲藍)「はっ、紫様」
(八雲紫)「あの子のやり方は間違ってる?」
(八雲藍)「……正直に申し上げますと」
(八雲藍)「私にもわからないです。」
(八雲紫)「……」
(八雲藍)「妖怪は憎むべき。」
(八雲藍)「確かにそういう考え方もいます」
(八雲藍)「しかし、善良のある妖怪もいます。紗代子様はその事を忘れないで頂きたいのです。」
(八雲紫)「……あの子のやり方は間違ってるかを聞かれたら私にも分からないわ。」
(八雲紫)「確かに、私達、妖怪は常に人を襲うもの。人間たちから嫌われるのも当然」
(八雲紫)「……」
(八雲藍)「紫様のおっしゃる通りです。」
(八雲紫)「……」
(八雲紫)「様子を見ましょう。」
(八雲藍)「はっ!」
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