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ブルーライトを浴びながら夕日の沈んだ18時過ぎにたどり着いた。全身の体が震える程疲れ切った状態で視界の隅に暖かい色味をした灯に少し色っぽい店にも見えるが足を踏み入れる。こんばんわ〜と挨拶すると低い声が耳に入ったと同時にゆっくりと優しく鼻へ入る落ち着いた香りがした。
凪「いらっしゃいませ」
雲「予約の渡会です」
凪「お待ちしておりました」
凪「では、こちらへどうぞ」
店の奥に案内されると何部屋もある場所へと連れて行かれ、外見とは異なる黒いカーテンが多く垂れていた。店員さんの背中を追い部屋へ入る。と、店へ入った時と同じような香りが鼻につく。
凪「こちらに荷物を」
雲「はい」
凪「では、私は準備をしてきますので服を全て脱いでこのタオルを羽織るようお願いします」
雲「はい、分かりました」
凪「では、失礼します」
雲「…」
店員さんの言われた通りにパッパと服を脱ぎ、タオルで身を包んだ。近くにあったベッドのようなものに腰を下ろし、周りの置いてある物へと興味を示す。
――――
凪「大丈夫ですか」
雲「はい」
凪「失礼します」
凪「初めまして。今回担当させて頂きます。」
凪「四季凪と申します。」
雲「よろしくお願いします」
凪「こちらこそよろしくお願いします」
凪「アレルギーなどはございませんでしょうか」
雲「はい大丈夫です」
凪「分かりました。匂いなどがキツいのであれば遠慮なく伝えて下さい。」
雲「はい」
凪「……ではこちらに仰向けで」
雲「はい」
凪「痛みなど感じましたらお声がけください」
雲「はい」
凪「失礼しますね」
と、腕に暖かいものをかけられ手をマッサージされる。薄暗い部屋にムスク系の香りが体を落ち着かせ全身の力が抜ける。
凪「…眠くなりましたらすぐ眠ってしまっても構いませんよ終わり次第声を掛けさせて頂きます」
雲「はい……」
店員さんの低い声に瞼が重くなり、睡魔が俺を襲う。まだ数秒しか経っていないにも関わらず目の前は真っ暗になった。
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skmg side
今日のお客さんはどうも体が真っ白で毛も全く無い。しかもさっき始めたばっかりだがもう眠っている。こちら側の人間からしたらすぐ眠りにつくのは物凄く嬉しい。細いけれど筋肉のついた腕を時間を掛けてマッサージしていく。お客さんからは気持ちよさそうな寝息が聞こえてくる。このようなお客さんは久しぶりだ。
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次に左腕にローションをかけ、同じようにマッサージしていく。まだお客さんは眠っておりうつ伏せになってもらう時の声はいつ掛ければいいのか分からなくなってきた。
凪「………」
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両腕が終わり、次は足の方へと移動する。どこをみても白い体にいいな〜とか思いながらも、足の指から丁寧に自分の手を動かす。くすぐったかったのかお客さんの足が一瞬ピクっと動いた。それも何回も動いた後に太腿をマッサージしていく。真っ白な体プラス細い足を見て飯は食ってるのかと思う。力を加えながらゆっくり手を動かすと足の筋肉がピクっとまた動いた。
それから腰と足の付け根をマッサージしようと手に力を入れると腰がピクっと動く。所謂鼠蹊部というところをマッサージしていくとお客さんから聞こえていた寝息は段々色っぽい声へと変わっていった。これはいつものことであんまり気にしない。
雲「ッ………ンクっ………っは、、………ぁ…ァ、…っ」
左足が終わり、右足へと移動する。数分した後また先程と同じ場所をマッサージしているともう喘ぎ声かってくらいの声を出し始めて、こっちが気まずくなってきた。この人は足がくすくったく感じるのかな。
両足が終わると同時にお客さんからはまた気持ちよさそな寝息が聞こえて来る。鎖骨あたりにローションをかけていく。鎖骨の下あたりは誰しも押すと痛いと感じる人が多く、ここでこのお客さんは起きるであろうと思いながら力を入れていると「い″っ」っと聞こえ、顔を上げるとお客さんは目を開き眉を顰めていた。
凪「ごめんなさい」
雲「大丈夫です……」
凪「……では、次うつ伏せにお願いします」
雲「はい」
凪「…失礼します」
お客さんが丁度良いタイミングで起きてくれたおかげで迷う頭が無くなり、少し安心する。それから脹ら脛をマッサージしようとローションをかける。お客さんから寝息などは聞こえず、多分起きているのだろう。
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もうすぐで20時を切ろうとしている時両足をやり終えた。それから上のタオルを腰の下まで捲り、背中全体にローションをかける。肩から丁寧に背骨周りや腰に力を入れ、マッサージしていく。腰あたりをしている最中、お客さんからは色っぽい声が聞こえてきた。
雲「……ンっ、…………ッあ…ァ″、、……っは、」
雲「…ッ、///ご、めんなさいっ…」
凪「……大丈夫ですよ、他の方々も声は出てますので。」
雲「はい…ッ、」
腰がびくびくとなりながら、小さく声を出し、ごめんなさいと何故か謝られた。今までも何回かあった。腰あたりをマッサージしていると声を上げる人がほぼだった。いつもなら気にせずに続けるが、先程のごめんなさいと謎に謝られた時の声が脳裏にこべりついた。
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凪「終わりましたよ」
雲「ぁ、ありがとうございます……」
凪「他にどこか気になる箇所や筋肉痛などありますか?」
雲「無いです…」
凪「はい、ありがとうございます」
凪「では、私は片付けをして来ますのでこちらのタオルでローションを拭き取って下さい。」
雲「はい、分かりました……」
凪「失礼します。」
カーテンを閉め、関係者以外立ち入り禁止の部屋へ入り、手などを洗いローションを元の場所へ置く。それから5分程椅子に座り休憩する。今日のお客さんは満足してくれたのだろうか。
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hbr side
初めてマッサージをしてもらったが、腰をやられている際に自分でも驚くほど声が出た。しかもあっち系の……恥ずかしくなり耳と顔が真っ赤だっただろうか、店員さんに気づかれていないといいが問題は他にある。うつ伏せでずっとキツかった何故か興奮しているそれ。店員さんにトイレへ行ってもいいかと尋ねたらなんか気まづいし、このまま家へ帰るのにも人通りの多い場所を通らねば帰れない。どうしようと思いながらも体に大量についたローションを受け取ったタオルで拭いていく。
雲「……ッ、、////」
凪「拭き終わりました?」
雲「ぁ、…あの…」
凪「はい」
雲「…ッ、ぁ、…トイレって…」
凪「ご案内しますがタオルは羽織っていますでしょうか」
雲「ぁ、はい」
凪「カーテン開けますね」
凪「では、こちらへどうぞ」
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案内された場所はトイレか疑うほど物凄く綺麗でおしゃれな雰囲気で飾ってあった。こんなところで自分のを抑えるなんて、なんて醜いんだ。しかもマッサージしてくれただけなのに。今になって罪悪感に押されまくっている。
言うて久しぶりにするが、しっかり個室用トイレの鍵を締め、羽織っていたタオルを近くに起きまだ拭き取れていないローションを手につけ、それに手を覆わせた。
まだ温かいローションからはいい香りが漂っていた。ゆっくり、段々早く扱いていくと下半身からぶわっと快楽が広がっていく。気を抜くと声が出そうになるがここは店のトイレな訳で自分以外にも来る人がいるかもしれないからなんとか耐える。体が暑くなって来て息も荒く肩を揺らして呼吸をする。
――――
体内では5分くらい経ったと思うが、全く出せる気配が無い。早く出ないと店員さんにも気使われるだろうしもし入って来たらこんな卑猥な音も何をしているかバレてしまうかもしれない。まだ興奮して治ることがなさそうなそれに呆れてくる。どうしよう。
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skmg side
お客さんがトイレに入ってから10分が経っている。お腹が痛かったのか、それとも匂いがキツく気持ち悪くなっているのか。体調が悪ければ遠慮無しに言ってくれたらいいのに。あと5分くらいしても出てこなかったら呼びに行こう。
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hbr side
本当に出ない。なんでだよ。扱く手も疲れて後ろに指を突っ込んだまま座り込んでいる。マッサージしてもらったばっかりなのに、尻が痛いよ。首も腰も。
マッサージを仕事にしてる人ってやるの上手いのかな…指とか…なんて、頭がおかしくなってきた。そろそろ出ないと、いくら優しい店員さんでも怒られるかもしれない。でもこんな状況で出られる勇気なんてない。本当にどうしよう。
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skmg side
お客さんがトイレへ入ってから18分くらいが経った。心配が勝ち、足が動いた。トイレがある場所へと急いで向かい一つだけ扉が閉まってる扉の前へと歩いた。
凪「お客さん、大丈夫ですか?」
雲「ッ、⁉︎……大丈夫ッ、…す……」
凪「気持ち悪くないですか?」
雲「大丈夫です……ッ、」
凪「どうしました?体調が悪ければ休んで行ってもいいですけど…」
雲「ッ、、、ぁ、、ぁの…っ」
凪「はい、」
雲「……ッた、……った…、たっ…ゃ、」
凪「…?」
雲「ッ、…」
ガチャ
凪「大丈夫ですか?」
凪「ッ、ぇ……?」
雲「ッッそ、の…ぉ……////」
凪「言ってくれれば、こちらで対応しますよ?」
凪「過去に何人もいらっしゃったので、」
雲「で、もっ……////」
凪「……手伝いましょうか?」
雲「っへ、?////」
――――――
hbr side
雲「ン、っく♡……ぁ、…はっ…////」
凪「痛くないですか?」
雲「だ、…ンっ…だぃ…ッ♡、だいじょ、~ぶッ」
凪「遠慮なく言ってください?」
優しい声で耳の近くで囁かれ、想像通りに指使いが上手い店員さんは先程よりも甘い声のように聞こえた。
雲「っは、♡……て、…ぃっさ♡」
凪「はい」
雲「……ッッ////…っひ、ぁッ……♡…っ、そ、…ぁ」
凪「ここ、?♡」
雲「ン″っ、ぃ…♡……ッで、…ぁ…ィ……ぅ♡//」
凪「…満足しました?」
雲「ッッ、………は、い…ッ」
凪「…私が満足出来てないので、付き合ってくれます?」
雲「っ、……いいですよ…ッ、///」
店員さんの下半身を見ると張ったそれにもう一度興奮してしまった。鼻から入ったムスク系の香りが脳まで満たされ、身体に熱が篭っていく。
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続…………♡×500