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田中なす@末
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#実況者イラスト
田中なす@末
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第四章 「封印の欠片」
魔物襲撃事件から三日。
アルカディア学園は一見いつも通りだった。
廊下には笑い声が響き、訓練場では剣を振るう音が聞こえる。
だが、どこか落ち着かない空気が漂っていた。
生徒「ねぇ、聞いた?」
生徒「あの魔物の事件って、本当は誰かが呼び出したらしいよ。」
生徒「うそでしょ…。」
生徒たちは小声で噂を交わしている。
rd「…また噂か。」
rdは窓際の席で本を閉じた。
そのとき。
pe「先輩ー!」
元気な声とともに、教室のドアが勢いよく開いた。
rd「pe。」
pe「お昼、一緒に食べませんか!」
rd「…いいぞ。」
その一言だけで、peはぱあっと笑顔になる。
pe「やった!」
教室中の二年生が驚いた。
生徒「えっ。」
生徒「今、rdが笑った…?」
生徒「しかも一年生と昼食?」
生徒「珍しすぎる…。」
rdは周りの視線など気にせず歩き出した。
rd「行くぞ。」
pe「はい!」
二人が向かったのは、中庭の大きな桜の木の下。
pe「やっぱり外で食べるのって気持ちいいですね!」
rd「…ああ。」
のんびりした時間が流れる。
そのとき。
pe「ん?」
peの足元で、小さな光がきらりと輝いた。
pe「何だこれ?」
土の中から出てきたのは、青白く光る小さな結晶。
手のひらほどの大きさだった。
pe「魔石…?」
拾い上げた瞬間。
ブワッ!!
結晶が突然強く輝き始める。
pe「うわっ!?」
同時に、学園中へ鐘の音が鳴り響いた。
ゴォォォォン!!
ゴォォォォン!!
先生「非常警報!?」
先生「全生徒、校舎内へ避難!」
先生たちが走り回る。
pe「先輩、これ…!」
peが結晶を見せる。
その瞬間。
rdの表情が変わった。
rd「…それをしまえ。」
pe「え?」
rd「早く!」
いつも以上に真剣な声だった。
そのころ。
学園地下─。
誰も立ち入ることを許されない封印の間。
そこに置かれた巨大な水晶へ、新たな亀裂が走る。
パキッ…
パキパキパキ…
黒いローブを着た人物が、それを静かに見上げていた。
「封印の欠片が…目覚め始めた。」
フードの奥から、不気味な笑い声が漏れる。
「ようやく計画を始められる。」
その人物は手をかざす。
すると巨大な水晶から、黒い霧がゆっくりと漏れ始めた。
「目覚めよ─《深淵の王》。」
一方、校舎では。
学園長がpeの持つ結晶を見るなり目を見開いた。
先生「…まさか。」
先生たちも息をのむ。
先生「学園長、この結晶は?」
学園長「これは魔石ではない。」
静まり返る部屋。
学園長「数百年前、深淵の王を封印した際に砕け散った…」
学園長はゆっくりと言葉を続けた。
学園長「『封印の欠片』だ。」
先生「「!!」」
その瞬間。
手の中の結晶が再び光る。
そして─
二人の目の前に、青白い光の地図が浮かび上がった。
pe「地図…?」
そこには、学園の北にある立入禁止区域。
《星降る遺跡》という場所が示されていた。
pe「先輩…。」
rd「…どうやら。」
rdは静かに剣の柄を握る。
rd「俺たちにしか見えていないらしい。」
二人は顔を見合わせた。
この地図が何を意味するのか。
その答えは、まだ誰も知らない。
しかし─
これが、二人の運命を大きく動かす”最初の手がかり”になるのだった。
─第五章「星降る遺跡」へ続く。
コメント
1件
おお、第4話、すごく良い引きでしたね!日常の昼休みの空気から一気に緊張が走る展開、好きです。特に、結晶が"封印の欠片"だと判明する瞬間の空気感がしっかり描写されていて、世界観の広がりを感じました。それと、rdがpeにだけ見せる"笑顔"、"早く!"という緊迫した声—彼の二面性が少しずつ見えてくるのが気になります。そして二人にだけ見える地図…「星降る遺跡」というワードに、もう次の展開が待ち遠しいです!