コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
⚠文下手!設定崩壊等多々あり!
それでもいーよって方のみで宜しく
お願いします!!!
結局、その異変は霊夢の手によって解決された。パチュリーを1人で倒した後、紫に連絡を取り、魔草をこの地から排除した。呪われた土地は魔草が無くなれば自然と治るので、放置。その後はパチュリーを霊夢が抱え、紅魔館に向かった。(私は箒に乗っているからパチュリーを抱えることができないんだよな)するとレミリアが御礼にどっかのサブレを霊夢に手渡した。…私はただただ、霊夢の横顔を見ているだけだった。
「はぁ…しっかし疲れたわー!」
大量のお菓子を豪快な音を立てながら机に置く。巫女のくせに掃除が苦手な彼女の神社は、見た目こそ綺麗だが、中はとんでもなく汚い。…まぁ、霊夢の部屋だけだが。
「ちぇっ!私なぁんにもできなかったぜ。」
拗ねたように私がこう言うと、
「はいはい、また今度頑張りなさい。」
とお母さんか!って言いたくなるような返事が帰ってきた。私たちはどちらからともなく、お茶の準備を始め、お菓子を出し、縁側にすわって話し始める。これが私たちの日課だった。他愛もない話をしながら、時に笑い、時に突っ込まれながら、それでもやっぱり笑顔で話し合う。この時間が、私の何より大切な時間だった。30分たったぐらいだろうか。突然慌ただしい音が鳥居の方から聞こえた。
「れーいーむーさーーーーん!!!!」
何となく察してはいたが、この声を聞いて確信した。霊夢が溜息をつきながら、彼女のもとへ向かう。
「今休んでたのに…なんの用?天狗?」
呆れた顔をしながら霊夢が言う。
「いやいやー!そんなことよりー!い、へ、ん!解決したんですよね!?早速取材を…」
「…嫌よ。めんどくさい。」
「そんなこと言わずにー!!ね?ね?」
「…しつこいわね…」
「あやや〜、そんな事言わないで〜!」
そんなやり取りが襖越しに聞こえてきた。私は霊夢の元へは行かず、影でこっそりと話を聞いていた。その必要は無いのにな。なぜだか胸が苦しくなって、この場所から私は去った。
いや、きっと逃げたんだな。私は。
自分の家につき、ドアがギイイと音を立てながら開く。中は霊夢の部屋よりも汚い自分の部屋があった。魔導書が大量に置かれ、最新のものであろうレポートが何枚も机に散乱していた。実験器具もそこら中に散らばっているという、今までで一番とも言えるような汚さの部屋を見た。だが、片付ける気は起きなかった。何もかもを踏みつけ歩き、ベッドにダイブする。パチュリーから借りた本は全て本棚にしまってある。およそ100冊以上にも及ぶ本がしまってあった。私は…ひねくれ者だ。本当に。
霊夢には勝てない。
もう決まってるし、分かってる。
天性の才能を持つ博麗の巫女。
努力しかできない普通の魔女。
世間がどちらを選ぶかなんて、
火を見るより明らかだった。