テラーノベル
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5,500文字くらい書いて、2回もデータ消えました。 もうやる気消滅したのでとりあえず途中まで書きました…3回目……
しかも頑張って書いたノベルよりチャットの方が人気なんですよね……
ガチで泣きそうなので投稿はいいねが200行かないと続けません!!
失恋パロ
赤くんが失恋します
『罪悪感と恋心』
いつものように集まった大学のカフェ。目の前で頭を抱えているないこを見下ろしながら、俺は紙コップのコーヒーを一口すすった。
「で? 今日は何回されたん?」
「……3回。朝の登校時と、コンビニと、帰る時」
「いやぁ、モテモテですなぁないこさん。中学生の若々しい情熱、羨ましい限りですわ」
わざとらしく楽しそうに言ってみせると、ないこはテーブルに突っ伏して深いため息をついた。
きっかけは数ヶ月前、ないこが偶然りうらと知り合ったことだった。そこからなぜか懐かれ、気づけば猛烈なアタックを受ける日々。
俺とないこは付き合っている。だけど、周りへの雰囲気や配慮もあって、その関係は二人だけの秘密にしていた。
それが今、完全に裏目に出ている。
「まろ、笑いごとじゃないって……! 俺、いつ刺されてもおかしくないくらい罪悪感でいっぱいなんだけど!?」
「誰に何をもって刺されんねん。りうらは純粋にないこのことが好きなんやろ。」
面白おかしく茶化してはいるものの、正直なところ俺の心の中も100%面白がれているわけじゃない。
目の前で自分の恋人が別の男、しかも年下の可愛い後輩から真っ直ぐな好意をぶつけられているのだ。いくら秘密にしているとはいえ、たまに胸の奥がモヤッとするのは隠しきれなかった。
「なぁないこ。もう俺ら付き合ってるって、りうらに言っちゃえばええやん」
肘をついて身を乗り出すと、ないこはガバッと顔を上げた。
「言えるわけないじゃん…! ここまで黙っといて今更『実は俺たち付き合ってました〜』なんて言ったら、りうらに申し訳なさすぎるし……!」
頭を抱えて本格的にパニックになり始めているないこを見て、俺は思わず苦笑した。
「自業自得やなぁ……。でもまあ、あんまり一人で抱え込むなよ?」
そう言って頭を撫でてやろうとした瞬間、カフェの入り口から聞き覚えのある元気な声が響いた。
「あ! ないくん!まろも!」
満面の笑みでこちらへ走ってくるりうらの姿が見えて、俺と目が合った瞬間、ないこの顔が見事なまでに引きつった。
声には出さないものの、完全に「来ちゃったよ! どうしようまろ助けて!」と顔全体で訴えてきている。情けないやら可愛いやらで、俺は思わず吹き出しそうになるのを必死でこらえた。
「おー、りうら。相変わらずやな」
パタパタと駆け寄ってきたりうらは、俺たちのテーブルにたどり着くなり、ぱっと目を輝かせてないこの隣に滑り込んできた。
「ないくん! さっきの返事、もう一回ちゃんと考え直してくれたりしない!?」
息をつく間もなく繰り出されるストレートなアタック。断られた直後だというのに、一切ブレないその情熱には感心すら覚える。
ないこは隣からのプレッシャーに冷や汗をダラダラと流しながら、助けを求めるようにチラチラと俺に視線を送ってきた。
俺はコップをトントンと指で叩きながら、内心の複雑なモヤモヤを隠すように、意悪くニヤリと笑ってみせる。
「りうら、お前ホントに諦めへんなぁ。」
そう言いながらも、俺はテーブルの下で、ないこの膝にこっそり自分の膝をこすりつけた。
『助けてほしけりゃ、ちゃんと俺の恋人らしく頼れよ』
そんなメッセージを込めて視線を送ると、ないこはさらに顔を真っ赤にして固まってしまった。
「……りうら、さっきも言ったけど……無理かなぁ」
ないこは冷や汗をかきながら、引きつった笑みでなんとか言葉を絞り出していた。断り文句も限界を迎えているのか、明らかにタジタジになっている。
「えーっ!? なんでぇ? 俺、ないくんのことめっちゃ好きなのに! どこがダメなのか教えてくれたら直すからさ!」
りうらは全く折れる気配もなく、犬のように目を輝かせてないこの袖を引っ張っている。
健気にアタックし続けるりうらの姿を見て、少しだけ申し訳ない気持ちが芽生える。だが同時に、テーブルの下で繋がっているないこの膝から伝わってくる体温に、俺の中の独占欲がフツフツと持ち上がってくるのを感じた。
俺はコップをテーブルに置くと、肘をついて二人のやり取りに割り込んだ。
「りうらぁ、ないこも困ってるやん。どんだけアタックしても、ダメなもんはダメなんちゃう?」
「まろは黙ってて! 俺は本気なんだから!」
むっとした顔で俺を振り返るりうら。その表情はいかにも年相応の男の子といった感じで可愛らしいが、ないこを譲る気はさらさらない。
俺はチラッとないこの顔を覗き込んだ。困惑と罪悪感と、さっき俺がテーブルの下で仕掛けた合図への動揺が混ざり合って、顔を真っ赤にしている。
「……なぁないこ。りうらがここまで本気なら、ちゃんとした『理由』、教えといた方がええんちゃう?」
面白がるような、でもどこか試すような視線をないこに送る。
本当は今すぐにでも『こいつは俺の恋人やから諦めろ』と宣言して抱き寄せてやりたい。だけど、パニックになりながら必死に隠そうとしているないこの反応も、もう少し見ていたいと思ってしまうのだった。
ないこは声も出さず、口をへの字に結んだまま、猛烈な勢いで俺を睨みつけてきた。
その目は完全に「助けて!」と叫んでいる。追い詰められすぎて半泣き状態の顔がたまらなく愛おしくて、俺は思わず喉の奥でくっくと笑ってしまった。
俺たちの視線の往復に気づかないりうらは、不思議そうに首をかしげながら、更に入の疑いもなくないこの腕にすがりついている。
……これ以上引っ張ったらないこがキャパオーバーで爆発しそうやな
これ以上いじめるのも可哀想か、と俺は小さく息を吐いた。
テーブルの下で合わせていた膝を離し、代わりに俺はすっと手を伸ばすと、ないこの頭をぽんぽんと優しく撫でた。りうらの目の前で、恋人をあやすように。
「……冗談だって、そんな顔すんな」
突然の俺の手つきに、ないこがびくっと肩を跳ねさせる。
俺はそのまま手をおろすと、少し真面目な顔をしてりうらの方へ向き直った。
「りうら。ないこが断ってるんはな、お前が嫌いやからでも、理由を隠して意悪してるからでもないねん。……ただな、ないこにはもう『絶対に譲れへん大切なやつ』がおるからなんよ」
「……え?」
急にトーンを変えた俺の言葉に、りうらが目を丸くして動きを止める。
俺は困り果てている恋人の顔をチラッと見て、ふっと柔らかく口元を緩めた。
「だからどんだけアタックされても、首を縦に振るわけにはいかへんの。なぁ、ないこ?」
「エッ、あ、え」
ないこは素で変な声を漏らしたあと、目を見開いて俺を思い切り睨みつけてきた。「言いやがったな!?」と言わんばかりの激しい目力が突き刺さってくる。
でも次の瞬間、ないこはハッと気づいたように「まあ……『誰か』までは言ってないし、ギリセーフ……か?」と自分を納得させるような妙な顔に変わった。
……と思ったら、さらに一瞬遅れて「いやいや待て!『大切な人がいる』とか言ったら、余計に話がややこしくなるし、りうらに申し訳なさすぎるだろ! 全然よくないわ!」と、一人で顔面七変化を繰り広げている。
目まぐるしく変わるその表情が面白すぎて、俺は必死で笑いを噛み殺した。
一方、突然の俺の暴露に、りうらはポカンと口を開けたまま固まっていた。
「たいせつな……ひと……? ないくん、彼女……? …好きな人いるの……?」
ショックを受けたように瞳を揺らすりうら。その健気な姿に、俺の中の罪悪感が少しだけチクッと痛む。
けれど、隣でキャパオーバーを起こしかけているないこを見ると、これ以上この宙ぶらりんな関係を続けるのも可哀想だという気がしてきた。
俺は椅子に深く背をもたせかけると、腕を組んでないこに視線を送る。
「……なぁ、ないこ。いつまでも言葉濁して逃げてたら、りうらにも失礼やろ。観念して、ちゃんと自分の口から話したら?」
今度は茶化す雰囲気ではなく、少しだけトーンを落とした真面目な声で語りかけた。
『もう隠さんで二人でちゃんと話そうや』
そう目に込めてじっと見つめると、ないこはゴクリと息をのんだ。
「……あー! りうら! 一旦今日は諦めてくんない? また今度話そ? ね?」
ないこは半ばパニックになりながら、背中をグイグイと押してりうらを強引に帰そうとし始めた。完全に焦り切っていて、なりふり構っていられない様子だ。
「えっ!? ちょっと待ってよないくん! 『大切な人』って誰!? 俺、ちゃんと聞きたい——」
「はいはい、続きはまた今度! お疲れ様でしたー!」
突然の猛プッシュに押され、りうらはワタワタと足を縺れさせながらも、結局そのまま学食の出口へと押し出されていく。去り際に「絶対教えてねー!?」と叫ぶ声が遠ざかっていった。
𝙉𝙚𝙭𝙩 ︎⇝♡200
コメント
1件
うわっ、1話からこの三角関係の密度! まろの狡猾な嫉妬の表現、テーブルの下で膝こすりつけるとか反則すぎるわw ないこがパニックになりながら「絶対に譲れへん大切なやつ」って言われて顔真っ赤にしてるところ、めっちゃ刺さった。りうらが健気すぎてちょっと切ないけど、このもどかしさがいいよね。 でも「データ飛び3回目」→「いいね200未満で続かない」はガチで胸熱……! これは続き見たいから全力でいいねしに行くわ。だいすさんの執筆応援してる🔥
ᴿᵘʷᵃちゃん
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