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注意⚠この話は僕の
という相反する世界観を表現したものとなります。含まれる要素!!
✩.*˚いじめ要素
✩.*˚毒親要素
✩.*˚危ない死生観論
✩.*˚ファンタジー要素
✩.*˚家出要素
✩.*˚暗い表現!!
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それでは、本編へスクロールどうぞ。
暫く歩いていると海の一角にある畔が月明かりによってきらきらと照らされているのが見えた。そこに誘われるように進んでいくとそこには私と同い歳のような容姿をした少女がいた。
近づくと少女は私に気づいて、
「あ、こんばんは!」
と、挨拶をした。
「⋯あ、こんばんは⋯⋯」
「凄く薄着だね!寒くない?」
確かに、感情の振れ幅が大きかったせいで気づけずにいたが確かに今、真冬だし。寒いのかもしれない。だが、自分には温度の高低差の感覚が掴めずにいた。
「寒く⋯ない。」
その少女は一体何なのだろう。人間にしては冬寒さに耐えられていることが不思議でならなかった。
「貴方も薄着ね。」
そう言ってみると、どこが寂しそうに
「うん⋯そうだね。」
と、返答した。少女はまた海の方向を向いてしまった。
「⋯なんでこんなところにいるの?」
少しして少女が私がここにいる理由を聞いてきた。非常に無邪気だ。わくわくしたようなその眼差しが非常に痛く感じて固まっていると。
「あ、緊張しなくても大丈夫だよ。」
次の瞬間、信じ難いことを言われた。
「自分、幽霊なんで」
え?幽霊なの?思わず言葉が先に出た。
少女は微笑み私の手に触れようと手を伸ばした。だが次の瞬間、少女の手はすり抜け半透明になった。皮膚を完全に貫通して見せたその手を見て一気にこれまでの悩みが吹き飛んだ。もはや、驚くという依然にもっと、喜びや寂しさという感情の方がずっと騒がしかった。ふつふつと自分の思い出が蘇る。
幽霊と出逢ってしまった。幼い頃、夢にまで見たその存在に初めて心動かされた。
「あ、会えた⋯!」
私はその幽霊が海の方向を向いていることに気づいた。私が漆黒の満点の星に目線を向けると、その光よりも月の光が美しくて見とれてしまった。瞳の中に無数の光が集中しているとその幽霊は不思議そうに私がここに居る理由を聞いてきた。
「お母さんと喧嘩になっちゃってさ。出ていけって言われちゃって。だから、その辺を歩いていたらここに着いたの。」
そんな私の言葉なんて聞く耳持たず。そう思っていた。だが、この幽霊は真剣に
「それでどうしたの?」
と、聞いてくれた。その瞬間に涙が止まらなくなった。人生で泣いたことなんてなかった。いや、正確には幼い頃に泣いたことがある。だが、母は
「醜い顔」
と、怒るばかりで心配する訳ではなかった。
続く。.:*・゜
(*´・ω・`)=3二回目投稿できました
幽霊とついに対峙した(´。✪ω✪。`)✧*。
次回、灯台へ⋯???