テラーノベル
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七 弁護士に相談して以降、サユリはずっと借金返済の日々を送っていた。
生活費以外は返済に消える…
買えないと思うと余計に欲しいものが見つかりサユリはどんどん追い詰められていった。
「服欲しい…買えない…」
サユリは部屋の電気も次第につけなくなり、画面に顔を近づけ商品画像に鼻が触れそうな距離で睨みつける。
「美香は新作のコスメ買ってた…美香よりいいものを持ってないと…馬鹿にされる…‼」
頭の中が買い物のことばかりになり仕事に集中出来なくなり 職場でも叱られてばかりだった。
「最近ミスばかりじゃないか。ちゃんとやってくれないと困るよ」
頭を下げるサユリの斜め上から降ってくる愛想の尽きたような音色。
「申し訳ありません…」
喉が詰まり謝罪の言葉が掠れ立っているのもやっとだった。
(ちょっと前ならこんな日は買い物で憂さ晴らし出来たのに…‼)
ようやくサユリが席に戻ろうとする途中、後ろから笑い声がした。
(アイツ…今こっち見て笑った…⁉メイクもロクに出来ないブスのくせに…‼)
サユリの呼吸が次第に乱れていく。
同僚はサユリの酷く怯えた視線に気が付くこともなくごく普通の世間話をし続けていた。
……しかしサユリの被害妄想は止まらない。
(全部美香が悪いのよ…‼私にバッグを見せびらかしたりするから…‼)
サユリの両手に抱えられた書類が無意識のうちにクシャクシャと音を立てて歪んでいく。
しかしサユリは端に記載された名前にまだ気が付いていなかった。
企画担当者:金城
コメント
1件
ひゃ〜第7話読んだよ!サユリの追い詰められ方がどんどんエグくなってて胸が痛い😭借金返済で買い物できなくなって、逆に物欲が暴走するとかマジでリアルで怖い…!同僚の何気ない笑い声にも過敏に反応しちゃうの、完全に被害妄想スパイラル突入だね💦最後に書類に書かれた「金城」の名前、まだサユリ気づいてないのやばすぎる…!次回も楽しみにしてるよ…!
#ヒューマンドラマ
澪
134
#相談女
澪
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