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LINEのオプチャでパロ系を作成しては招待したり逆に参加したりしてるんだけど…


楽しい✩


あと、4/27に初めての超会議に行ってきました。めちゃくちゃ楽しかったです♪



アテンションプリーズ

※この物語は実況者二次創作童話小説です

※通報はおやめください

※苦手な方は回れ右を

※ご本家様は関係ありません

※ガバガバ関西弁

※キャラ崩壊注意

※童話の内容が一部改変されています




《登場人物》

sho・・・人魚姫

shp・・・人間の王子

ci・・・隣国の姫様

gr・・・海の魔女

ut・・・shoの兄(次男)

zm・・・shoの兄(三男)

tn・・・shoの兄(長男)

rbr・・・shoの兄(四男)






START




















青い青い海の奥深くには、人魚が住んでいるという伝説が語られている街が存在する。しかし、この伝説の人魚は実在する。




ut「シャオちゃん!」

sho「んぅ〜?なんや大先生?どないしたん?」

ut「どないしたん?ちゃうわ!トントンが呼んどるし今日は何の日か忘れたんか!?」

sho「え?今日…?」


首を傾げながら美しい青い人魚の鬱先生を見つめる美しい黄色い人魚のシャオロン。

彼はこの海の中に住む人魚達の末っ子であり、この日は15歳の誕生日を迎えたことにより、海の上にある人間界を見ることが許される日である。

海中に住む人魚は人間界に関わることを禁じられているため、見ることしか出来ない。人間界に憧れたシャオロンにとっては大切な日のはずが忘れてしまうというアクシデントが起きたが、シャオロンの兄達は温かく祝いをした。


zm「シャオロ〜ン!!15歳になったから遂に陸を見ることが出来るなぁ〜!」

sho「ずっとみんなから話を聞くだけでずっと待っていたんやで?ようやくやでほんま~」

rbr「でも人間は危ない存在やから気をつけるんやで〜?」

zm「ちゃんと見つからないように顔出すだけやから大丈夫やろ。それに人間が全員悪い奴らとは限らんやろ〜?」

rbr「呑気なやつやな~」

ut「まあまあまあまあ…今は夜になったばかりや。この時間は船とか人はおらへんやろ」

tn「確かに一理あるな…とはいえ、なるべく早めには戻ってこいよ?」

sho「心配すんなって!見てすぐ戻ってくるから大丈夫や!ほな、行ってくるで!」


元気よくヒレを動かして上へ向かって泳ぐシャオロン。それを見守る兄達。


rbr「ほんまにお調子者やな…」

zm「ええやんけ!ずっと楽しみにしとったんやか見守ってやろうぜ!」


海面からゆっくりと顔を出しては瞳を輝かせて辺りを見つめる。陸は夜になっていた為月光が薄暗い陸を照らし、シャオロンを照らしていた。ふと、後ろを振り向くと大きい船が海の真ん中に漂っていました。気になったシャオロンは静かに近づき、見上げると船の上は明るい光に照らされていました。恐る恐る船の下から覗き込むと甲板の上には黒い猫を撫でながら椅子に座っている紫色の王子様がいました。眠そうでめんどくさそうな顔つきをしているが、シャオロンは何故かその顔から目を離すことが出来ません。シャオロンはその王子に恋をしてしまいました。


sho「……かっこええ人間」

shp「ん?なんや今声がしたような…」

sho「あ…」


シャオロンは慌てて海の中に潜って姿を隠しました。その時、波の大きさが高くなり始めました。嵐がきてしまったのです。船は大きく揺れており、今にも波に巻き込まれてしまいそうになった瞬間、猫を守ろうとした王子様が波に巻き込まれて海に落ちてしまいました。


sho「あ、あかん!」


慌ててシャオロンは沈んでいく王子様を助けようと追いかけていきます。王子様は意識を失っているのかピクリとも反応しません。仮に目を覚ましたら正体がばれてしまいますが、そんなことはお構いなしにシャオロンは王子様を救出し、浜辺に寝かせました。


sho「い、生きているよな?し、心臓は…」


優しく胸元に耳を置くと、微かに鼓動音が聞こえることに気づき安堵の息を吐く。その時、崖の上から王子様を探している叫ぶ声が聞こえてきたため、シャオロンは慌てて海に潜り岩陰に隠れて見守ります。


ci「あ、ショ、ショッピ!」


先に駆け付けた橙色のお姫様が王子様に近づきます。その光景を見たシャオロンは自分の胸から胸騒ぎを感じて自分の手を置きます。


shp「……ぅぅ…チ、チーノ?俺は…お前に……いや、ちゃうな…」


ci「何を言っているんや?てか、ほんまに大丈夫なん?お前の船が嵐に巻き込まれて海に落ちたって…」

shp「い…いや……その……何かに助けられたような…」

ci「ひ、ひとまず安心したわ…後の話は城で聞くわ」


ようやく駆け付けた兵士達がショッピを介護し、そのまま目の前に見える城へ運ばれていきました。シャオロンは最後の最後まで王子様から目を離すことが出来ませんでした。そして気づいたのです。



あの紫色の王子様にをしてしまったのだと…



あれからシャオロンは海の中での生活を送るが、ぼんやりと過ごしていました。心配しながら後ろでヒソヒソと兄達は話していました。


tn「なんか…最近のシャオロンおかしくないか?」

ut「気づいたかとんち?誕生日に陸の上を見てから様子がおかしくてな…一回問いかけてみたんやけど『なんでもないで』の一点張りで教えてくれないんや…それからずっと様子見しとるんやけど…」

zm「陸でなんか見たんかぁ?」

ut「それも一応聞いたんやけど…頑なに教えてくれないんや」

rbr「ほんまになにがあったんやろうな…」


心配する兄達をよそ目にシャオロンはずっとぼんやりとしたままでした。頭の中に浮かぶあの王子様のことが忘れられず、また会いたいと考えてしまいます。どうにか陸に上がって会えないか考えているととんでもないことを閃いてしまいました。


sho「……海の魔女に会ってみよう」


兄たちに気づかれないようにその場から抜け出してどこか先まで泳ぎ、どこか奥深くまで泳いでいきます。泳ぐにつれて周りは薄暗くなり始め、気づけば辺りはとても静かな深海にいました。不安になりながらも魔女がいるという噂が流れている深海を彷徨います。


sho「こ、こんな治安悪くて薄暗い場所にほんまにいるんか~?こんな気味が悪い場所にいるなんて馬鹿やろ…」


色々と文句を言いながらもいそうな洞窟に潜り込みます。

すると、奥から微かに明るい所が見えてきた為バレないように覗き込むと8本の黒い触手の足と禍々しくおどおどしい雰囲気の大きいタコ…あの海の魔女がいたのでした。

退屈そうに触手を動かしながらその場を徘徊しているが、シャオロンの気配に気づいたのかギロリと視線を向けました。驚きのあまりにシャオロンは一度その場から離れようとしたが、伸ばしてきた触手がヒレに絡まってしまい、一瞬にして捕まってしまいました。


gr「おやおや……こんなところに人魚が来るとは珍しいな。迷子か?それとも俺に食われにきたのか?」

sho「ど、どれもちゃう!お、お、お願いがあってきたんや!」

gr「……はあ?お願いだぁ?この俺に直々に願いとは…度胸があるやん」

sho「ひ、ひえぇ…そ、そのえと………」


とんでもない圧に押されて怯えながらも人間になりたいと伝えます。最初はつまらなそうな顔をした魔女ではあったが、途端に狂気染みた笑みになり始めては高笑いを始めた。


gr「あ”ーはははははは!!!人間に!人間になりたいと!あんな下級民族に!?面白いなぁ!!」

sho「な、な、なにわろてんねん!!俺は本気や!!お、俺は…!」

gr「あ~待て待て…分かっている。要は人間になってその紫の王子に近づきたいんやろ?恋をしてしまったから…な?」

sho「ッ……そ、その通りや。だ、だから…お、お願いします!対価はちゃんと払います!」

gr「……対価、なぁ」


魔女は顎の下に手を乗せて少し考えこみながらシャオロンを見つめると、ニヤリと笑いながら指先をシャオロンの喉に触れさせました。


gr「お前の声を対価に頂こう。これでどうだ?」

sho「俺の声…?」

gr「声なんか安いもんやで?どうするんや?お前の声を対価に人間になる薬を授けよう。ただし、条件がある」

sho「条件…?」


ニヤニヤという笑みを消さずに一枚の契約書を見せつけました。


gr「まず、お前の声を対価に頂く。これが第一条件。そしてもう一つ…この5日間のうちに王子に思いを伝えないと……お前は泡となり、消える

sho「っ…!?」

gr「この二つの条件が成立したらお前は今後人間として生きていける。さぁ、どうする!?」


ギョッとした顔になりながらも目の前に突き出される契約書。そして触手が掴んでいる薬を強く押し付けられる。悩みに悩んだ末、シャオロンはとうとう契約書にサインをしてしまいました。


gr「契約は…成立だ」


サインが書かれた契約書を満足げな笑みを浮かべながら見つめて薬を渡し、シャオロンはそのまま勢いよく飲んでしまいました。

魔女の不敵な笑い声を聞きながらシャオロンは浜辺へと上がった…



波の音が耳の中に入り、頭の中で響きわたる。その音で目を覚ましたシャオロンは砂浜の上で裸のまま眠っていた。ふと、自分の下半身に違和感を感じてその方向に目を向けると…


sho「……!(人間の足…!)」


瞳を輝かせて自力で立ち上がり、慣れてない足を少しずつ動かしながらゆっくりと進みます。

しかし、まだ慣れてないせいかすぐに砂浜に倒れてしまいます。何度も立ち上がり、ゆっくり進むことの繰り返しになりながらも砂浜を歩き続けた。無我夢中で歩いていると「ニャー」という鳴き声が聞こえてその方向に目を向けると…目の前から黒猫が近づいてきました。


「ニャーン」

sho「……?」


首を傾げながらもしゃがんで優しく頭を撫でると、猫はすぐに懐いて撫でる手に擦り寄りました。

シャオロンは可愛がりながら撫で続けると、遠くから声が聞こえてきました。シャオロンは慌てて岩陰に隠れようとするが、既に声は近づいてやがて人影が見えてきました。


shp「ピコ~?どこに言ったんや?ここはほんまに暑いし危ないから戻ってこ…」

sho「……!」


聞き覚えのある声と紫色の瞳、眠そうな顔つきをした顔…シャオロンは瞳を輝かせながら見つめます。あの日、自分が助けた王子様だったのです。


shp「え…誰ですかアンタ?」

sho「(パクパク)……!」


シャオロンは自分の喉に触れて思い出した。契約の対価として大切な声を奪われてしまったことに…どんなに口を動かしても声は出ません。


shp「え…?声…出ないんですか?てかなんで裸…」

sho「……(コクリ)」


頷くことしか出来ず、声が出ないせいで説明ができない状況だが王子様は静かに近づいてきました。


shp「あ~~…アンタに色々とあったみたいやし、ワイの城で保護しますわ。流石に裸のままここにいるのは見てられませんから。ワイはショッピと言います。アンタのことは…まあ、城で聞くわ」

sho「……!(コクコク)」


黒猫のピコと呼ばれた猫を抱きかかえながら王子様であるショッピは優しくシャオロンに手を差し出して、シャオロンはその手を優しく触れて握りしめました。


城に連れて行かれたシャオロンはそのまま城で暮らすことになりました。ショッピもシャオロンのことを気にいったようでよく傍にいては猫を撫でさせてあげたり、退屈しのぎの遊び相手になりました。ただシャオロンには一つの不安がありました。

声が出ないせいで実は命の恩人であること、助けたことがあると直接伝えることが出来ないことに…

ある晩、ショッピは眠い眼差しでシャオロンに言いました。


shp「俺…以前海で溺れたことがあってな。その時に助けられた人に似ているんや」

sho「……!」


シャオロンは驚きながらそれは自分だと頑張って伝えようとするが…やはり伝わりません。


shp「でもな…俺はその恩人にまた会いたいんやけど……それは無理になってもうたんや」

sho「!?」

shp「俺…実は結婚が決まったんや。隣国のお姫様であるチーノってやつと今度の5日後にな…」

sho「…………。」


シャオロンはただ茫然とその話を聞くことしか出来ませんでした。心の中で何かが割れたかのような音を聞きながら…

そして、ショッピが一人静かに寝たとき…シャオロンは部屋で一人…大号泣をしました。気持ちを伝えることが出来ず、運命の五日後が迫ってきてしまいました。



5日後の運命の日。ショッピは隣国のお姫様との結婚式を迎えました。結婚式は盛大にお祝いをしたが、その後ろで見届けていたシャオロンだけは違いました。

何も言えずただシャオロンはその場に座り込んでその光景を見届けることしか出来ず、悲しみが溢れていました。


sho「…!……!!」


その日の夜、声が出ない泣き声を出しながら1人で庭園で泣いていました。どんなに拭こうとしても涙は止まらずただただ泣き続けました。


ut「シャオロン!」


泣いてるシャオロンの下から聞き覚えのある声が聞こえてきました。庭園の下は海になっているが静かに下を見下ろすと…


ut「シャオロン大丈夫か!?」


シャオロンの兄であるutがいました。その後ろにはtnにzm、rbrもいました。

「なんでいるの!?」と声が出ない驚き顔を見せながらutの手には短剣を手にしてました。


rbr「無事で良かったわほんま…!俺ら消えてほしくないんや!海の魔女に俺らの髪を対価に短剣を貰ったんや!」

sho「!?(パクパク)」


何かを伝えようとするが声が出ないため口を動かすだけのシャオロン。それでも兄達は話を続けてしまいます。


zm「全部、全部見とったんや!急に消えたかと思ったら陸にいてあの王子といるなんてほんまに驚いたんやで!?ほんで魔女から話を聞いたんや!」

tn「ほんっまお前は自分勝手やな〜。魔女が言うにはな…ざ、残酷なことかもしれへんが『王子を刺せば足がヒレに戻る』って言ってた。だからそれを対価に俺らは短剣を渡してきたんや!」

ut「頼むシャオロン!もう1回俺らと一緒に居よう!それに人間は俺らより寿命が短いからずっと居られるわけちゃうし…お、俺らはシャオロンが消えて欲しくないんや!」


見覚えのある髪の長さではない兄達を見て、涙を流すがシャオロンはどうしても愛してしまった王子であるショッピを刺すことが出来ません。しかし、兄達に押されてその短剣を握りしめて暗くなったショッピの部屋に向かいます。


shp「んん……ん…」

sho「………(パクパク)」


息の音も出ない声を震わせてゆっくりと近づきます。寝ているベッドに近づくと、ショッピはいつもの寝顔を向けて眠っていました。

眠ることが大好きなショッピの横には黒猫のピコも寝ていました。

シャオロンは震える手で短剣を強く握りしめて刃をショッピに向けます。涙目になりながらも刃の先端を心臓に目掛けて突き出します。

しかし、刃は刺す寸前で止まっています。刺さなかったのです。いや、刺せなかったのです。何故なら、シャオロンは今もなお王子…ショッピのことを愛していたからです。

シャオロンはその場に短剣を落として声が出ない号泣をしながら部屋から駆け出してどこかへ向かいます。

走って向かった先は崖の上。シャオロンは泣きながら波が響く崖の上で泣き続けながら少しずつ前へ進みます。そして…



シャオロンは 崖から落ちて海の中に沈んでしまいました。



自分の周りに泡が溢れていき、自分は消えていくんだと気づきます。涙でさえ、泡となって消えてしまいます。

涙を流しながら落ちて泡になっていく身体を見つめながら心の中で本心を叫びます…


sho(死ぬのは…怖いよ…ッ)


そんな思いと共に海の泡となり…





海の泡は風と共に天高く昇ってしまいました。








人魚姫 END

人魚姫のラストってなんでこんなに悲しいのだろうか…

なるべくこんなに悲しい結末にはしたくなかったけど童話自体が悲しい結末だからこんなことに…うぅ…(泣)


次の童話はハッピーエンドにしよう

うん、そうしよう(決意)


ところでここまで呼んでみんな気づいたかな?

今回の登場人物…全員、魔主役のメンツだぜ!





まだまだ不慣れな点が多々あると思うのでそのせいで日本語等がおかしいかもしれないけどここまで読んでくれた方はありがとうございました!


ふぁぼとブクマ、フォローお願いします!!


次のストーリーをお待ちください!

この作品はいかがでしたか?

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