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sideアリア
最近、シャンク様が冷たい。
私が王宮に訪ねていっても、忙しいの一点張り。
まさか…
私への気持ちが冷めた…?
そんな事は無いわ。
顔も可愛いし、スタイルだって抜群の私に飽きるはずなどないわよね。
そう思っていたのに…
その日のスーベルシア家の夜会にシャンク様はいらっしゃった。
そして、シャンク様は婚約破棄を切り出したのだ。
「アリア、悪いが君を愛する事は出来ない。
婚約の話も無かった事にしてくれ。」
シャンク様は少しも悪びれもせずにそう言った。
「酷いですわ!
私の事もてあそびましたのね!」
私は涙目でシャンク様を睨みつけながら言った。
しかし。
「婚約も正式にしてないのだから、問題はあるまい。
スーベルシア家の事を考えるならば、これ以上第1王子である俺に愚言をするのは止めた方が良いと思うが…?」
シャンク様はとてつもなく冷たい瞳でそう言った。
「ゆ、ゆ、許しませんわ…!
私は未来の妃になりたいのよ!」
「ふん。
本音はそれか…
女狐め…」
シャンク様が言ったその言葉で頭に血が上り、私はシャンパンをシャンク様の顔にぶちまけた。
「なっ…!?
王族に対する不敬罪だぞ!
誰か!
この女をひっ捕えよ!」
「シャンク様、酷いですわ!」
私の叫びは虚しく夜会の音楽に消え、私は王族に対する不敬罪で牢屋に入れられた。
♦︎
それから、1週間牢屋で過ごした私は、ある事を思いついた。
スーベルシア家の嘆願やシャンク様の温情もあり、1週間で牢屋を出た私は、ゼルゼディスの元に行く事にした。
そう、ゼルゼディスにもう一度頼んで、シャンク様の心を取り戻すのだ。
馬車に2日揺られ、ゼルゼディスの領地に着いた。
「何をしに来ましたの、アリア…!」
エシャロットが屋敷に居り、攻撃的にそう言った。
「今日はお姉様に用があって来たんじゃ無いのよ。」
私は攻撃的な姉にうんざりしながら、そう言った。
「では誰に…?」
「ゼルゼディスに話があるわ。」
私は言った。
全てはあのへっぽこ魔導士のせいだ。
「お話お伺いしましょう。
エシャロット、すいませんが、少し席を外してください。」
ゼルゼディスがドアを開け現れてそう言った。
「え、えぇ…
分かりましたわ…」
エシャロットが部屋から出ていく。
「一体何のご用でしょうか?」
わざとらしく尋ねる腹黒魔導士。
「何のご用ですって…?
私はね、シャンク様に婚約破棄されたのよ!
話が違うじゃないの!」
私は言う。
「へぇ、婚約破棄されたんですか。(笑
エシャロットの事をあれほど馬鹿にしていたのにねぇ…?」
大袈裟に嫌味を言うクソ魔導士。
「なんとかしなさいよ!
契約違反よ!」
私はゼルゼディスを睨みつけて言った。