TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

シェアするシェアする
報告する

初めて見る人ははじめまして。ぬみるです。

この話ではどちらかというとシリアス…、あと見るに堪えない作者の文章が多めになっている作品です。

あっちの話では気が抜けた(作者は年中気が抜けています)ときに書く感じです。

この作品の注意事項です

・nmmn注意です

・BL注意です

・へたくそです

今回の注意事項です

・流血表現、自傷匂わせ

・死ネタ

・キャラ崩壊な気がしてます

では、れっつらごー




知りたい




昔俺は、人の感情というのがよくわからずにいた。

だって、人外だし…。


そこで配信者を初めて、薄々と「感情」っていうのが分かるようになった。


仲間ができて、嬉しい。

やめてほしいことをする奴がきて、腹が立つ。

みんなと遊べて、楽しい。

確かに、感情が生まれた俺はわれながら、前よりもずっと生き生きとしている気がする。


でもそのうえで、悲しいだけはずっとよくわからなかった。


ただ…、最近、嫌なことを言ってくる奴が増えている。

前までは、面白いって感情を抱いて、大して気にしていなかったはずなのに、今ではただの一言も胸に刺さって、痛い。

気にしないように痛みを違う感情で上書きしていたら、体にも影響が出てくるようになった。


だるい、つかれた。

震える、息切れ。


いつしか、運営と話すのも、遊ぶのも…。言動一つ一つが気になってしまい、楽しくなくなった。


ぁ…今日は頭が痛い…。

でも、配信は一昨日から休んでしまっている。


もはや義務化してしまった配信を行うために、Twitterを開いて、予告する。

俺は知らない間にため息をついていた。


___


最近、らっだぁが変だ。


俺たちと遊ぶのに前より乗り気じゃなくなったし、遊んでいてもどこか気分が悪そう。

もしかしたら、俺たちのことを嫌いになってしまっただけかもしれないけど、普通の配信でもどこか様子が変だった。


昔、「大丈夫?疲れないの?」と聞いた頻繁な配信。

その時は、明るく「大丈夫、楽しいから!」と言っていたらっだぁだけど、今見たら配信は二日開いていた。

らっだぁを抜いた運営のグルチャでもそのことは話したけど、結局わからずじまいだった。


「大丈夫かなぁ…」


そう言いながららっだぁのXを見ていると、ツイートがあがっていた。

そこにはただ機械的に、配信をすることだけが報告されていた。


「…近日中に、あっとかないとな」


___


今日も配信をして、苦しくなって、配信が終わって、辞めたくなる。

きっと悪意がないんであろうコメントや言葉に、こんなに心がうごいてしまうのは何故だろう。


「もう…やだ…」

「『死にたい』」


こんなことを思ったのは初めてだった。

苦しい…これが、「悲しい」…?

「悲しい」がこんなに苦しいものだって、知らなかったなぁ…。

自分のことが嫌で、嫌で、たまらない。


知らない間に頬つたっていた涙が、手首に一滴落ちる。


どこかで見た楽になる方法とやらを試そうと、俺はカッターをつかんだ。


___


「ピンポーン」


らっだぁの家のチャイムを鳴らす。

なんでらっだぁの家に居るんかって?それはレウが言い出したからや。


誰が言い出したかは忘れたが、らっだぁを除いたグルチャで「らっだぁが変」って話をした。

結局結論は出なかったけど、しばらくたってから、レウが「らっだぁにあった方がいい気がする」って言って。

確かに俺もらっだぁが心配だったから、運営全員で突撃訪問することにした。


アポなしだから、でかけてるなりなんなりで会えないかもしれないと思っていたけど、すぐに玄関のドアは開いた。


「ん?運営じゃん」

「突然ごめんね~」

「え?コンちゃんもいるの!?」


片手だけでドアを支えながら、はるばるやってきたコンちゃんに驚くらっだぁ。

いたって普通そうならっだぁに、なぜか逆に懐疑心を抱いた。

「なにしにきたん?」と問いかけるらっだぁに、レウと俺がもごもごしていると、どりみーが少しだけ険しい顔で前に出た。


「遊ビ二来タノ…ダメ?」

「おう…?ま、まぁ別にいいけど…?」


険しい顔をしているどりみーに気圧されたのか、少しだけたじろぎながららっだぁは家に居れてくれた。


…なんだ?この妙な違和感は…。


___


変だな…らだおくん。


家にアポなしで突撃したのに入れてくれた…。まぁそれはいいんだけど。

ドアを開けた時も、コンちゃんと話してドアを支えていた時も、左手を後ろに回してた。

ただの気のせいかもしれないけど、らだおくんはそういう動作をあんまりしないから、どこか隠しているような印象がある。


話してる感じとか見るといたって普通そうではあるけど…。冷静すぎる気がするな…。

いつものらだおくんなら、もっと、突然俺らが来たことを疑ったりするはずでしょ。

らだおくんは嘘がうまいから、冷静に嘘がつける。

…それが裏目に出てるのかもしれない。


まぁ全部ただの憶測だけどね。


「レウサン…」

「え、ど、どうしたの?」


「確カ二らだおクン…変ダ」




長くなりそうなんで前編と後編に分けます。

描写もっとしっかりしようかとも思いましたが、このとんでも匂わせがいいかなって。

書いてるときの作者の心情は


ぺったんこシールやん…


です。意味は特にありません。

🧣短編、長編集(シリアスあり)

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

201

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚