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春の夕方、日本の庭には静かに桜が散っていた。
緑側に座る日本の前で、イタリアは湯のみを両手で包んでいる。
🇮🇹「日本の家ってさ、不思議だよね」
🇯🇵「どうしてですか?」
🇮🇹「なんか…昔のこと忘れられて安心する」
イタリアはちょっと寂しそうに笑う。
でも日本は気づいていた。
その笑顔は、少しだけ寂しさが混じっていることを…
世界は少しずつ、戦争へ向かっていた。
🇮🇹「ねぇ、日本」
イタリアは桜を見上げながら言った。
🇮🇹「もしさ、俺たちが敵になったらどうする?」
沈黙。
日本は答えない
ただ静かに目を閉じる。
国として生きる自分に、
その問いに答える資格がないことを知っていたからだ。
🇮🇹「……そっか」
イタリアは少し笑った。
🇮🇹「じゃあさ、今だけ言うね」
強い風が吹いて、
桜の花びらが風に流れる。
🇮🇹「俺、日本のことが好きだよ」
その言葉を聞いて、一瞬、日本は固まった
その後、その言葉に、日本は何も返さなかった
いや────返せなかった
次回5♡