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俺の家庭環境は今思えば最悪だった
両親は子供を金のためとしか考えていない思考が狂っている人たちに育てられたもんだった
母親は6畳しかないボロアパートの一室に来る日も来る日も違う男どもを連れ込んで、
わいせつな行為を繰り返していた。その間、俺は近所の公園でボーッとしているのが日課だ。
もちろん、小学校なんか行っていないため、知識はおろそか、近所の人達からは気味悪がられ、同い年の子供にも貶され、石を投げつけられていた。こんな日々がずっと続くんだろうな、とブランコに揺られながら考えていた
気づけば雨が降ってきて、
周りにいた子供らは親が傘を持って手を繋ぎながら楽しそうに帰って行った。
俺はひとりの公園でひとりブランコに揺られ、
雨に身体を打たれていた
🩷き、、 君 、風邪引いちゃうよ、?
顔を上げれば、学ランを着た男の子が傘を俺に差しながら、心配そうに顔を覗き込んでは、自身の学ランを脱ぎ、俺に掛けてくれた 。
その温もりに触れた瞬間、自然と涙が溢れてしまい、泣き疲れては彼の胸元で眠って暇っていた
月日が経ち
俺は佐久間亮平、として、お兄さんの家で生活をしている。家にいる人たちも快く俺を迎え入れてくれていて、御屋敷というような感じの家で実の息子のように甘やかされ、ここまで育ってこられた。
お兄ちゃんが大学に浪人して入り、数日が経った頃、
お兄ちゃんが、ピンク髪に髪を染め、ピアスも開け、前の真面目なお兄ちゃんとは程遠い存在へとなっていた。
気になった俺は、
彼の後を付けたら、帰りの車で、駅ビルの近くを通り掛かった時、お兄ちゃんと楽しそうに話しながら手を繋いでる知らない男の人といるところを見てしまった 。