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あてんしょん
相棒組(kn×ut)で学パロ
ちょーーっとだけモブ出てくるけど悪い奴じゃないです
地雷の方は即刻リターン。
それでもいい方はどうぞ
そろそろ勉強しないとマズイな。
今は梅雨真っ只中。そして7月のはじめに期末テスト。ここを乗り越えなければ夏休み補習地獄になるのは目に見えている。
しかも今年の先生どの教科の人も厳しいし…。
補習に引っかかって勉強するのが嫌なんやなくて、補習のせいで時間が取られるのが嫌なんよな。
僕だって学生なんやから、そりゃ夏休みははっちゃけて友達とか家族とかと遊びに行きたいわ。夏休みの宿題も出るんだし。
そして、この夏こそ、僕の彼氏とあれこれしたい!
これが僕の1番の目的。その計画をじっくり練るためにも、補習で時間を奪われるなんてこと許されへんねん。
ut「はあー、どうしよ…」
家で一人、魔法の物体スマホをいじりながら考える。
試験勉強しなきゃな。でもめんどいやん。英語は一旦後回し。数学、古典、歴史…、あと物理に化学。
マズイな。終わる気がせえへん。
歴史とかノートなーんも書いてへんし。今更ながらヤバい、と思い、とりあえず僕の彼氏、knに写真を送ってほしい、と連絡した。
程なくして返事が来た。
kn『いい加減ちゃんとノートとれやw』
ut『ごめんごめんw』
kn『ちょっと待ってな。カバンの底に沈んでるから発掘してくるわ』
その後、他のノートとか問題集の写真も送られてきた。頼んでないのに。
こういう面倒見のいいところが、僕が彼の好きなところの一つ。他にも好きなところめっっちゃあるで。語りだしたら収拾つかなくなるから言わんけど。
にしても、やっぱり勉強がはかどらない。てか眠い。誰かおらんと遊びだしてしまうのは本当に悪い癖だと常々思う。
ut「明日、シッマと勉強しよっかな…」
好きな人が及ぼす力は絶大なもので、そう考えた瞬間に勉強のやる気が出てきた。やればできるやん、漢ut。
結局その日は勉強したり明日のこと考えたりで、睡眠を得られずに終わった。
ut「おはよーさん」
kn「おはよ!大先生!」
ut「うっさいわ」
kn「ああ、すまんすまんw」
今日も遅刻ギリギリ。いや問題ない。30秒前やで。
その後すぐに担任の先生が入ってきて、雑に朝礼を終わらせて、みんな次の授業の準備を始めた。
ut「はえー、みんな単語帳とかめっちゃ持っとるな」
kn「もう試験前やからな。てかお前もちゃんとやれや」
ut「無理」
kn「諦めんなし」
ut「てか、シッマ部活無いのいつから?」
kn「えー、っと、あ!今日やん!今日からや!」
僕の学校は、試験前は部活がなくなる。生徒が試験勉強に打ち込めるように、との配慮らしい。
そして、ハードスケジュールで有名なシッマのところも、今日からはさすがに休みだそうだ。
運が良かった。まあ、部活あっても無理やり理由つけて勉強に連れてったけど。
ut「せ、せやったらさ、一緒に放課後勉強せえへん?」
テンションがあがりすぎて変な声になってないか心配だ。
kn「うん!ええよ!一人じゃ寂しかったか?w」
ut「違えし。単純に人の目がないと捗らないだけや」
kn「そっかそっか。じゃ、放課後隣の空き教室で!」
その直後予鈴がなった。僕たちは授業の準備を慌ててして、なんとか間に合った。
ut「こないやん…」
空き教室には僕一人。knは掃除。先行っててくれ、と言っていたが、明らかに掃除が終わってる時間なのに、全くもって来る気配がない。
二十分たったところで流石に心配になり、教室に行く。扉を開けるとそこに彼の姿はなく、荷物だけが乱雑に放置されてた。
ut「え〜、嘘…」
mb「どうした?」
ut「シッマ待ってるんやけど」
mb「あー、アイツ掃除終わったあと先生に呼び出されて。結構時間かかるかもって」
ut「そ、そうか」
mb「多分部活のことじゃね?試験終わったらすぐに大会あるみたいだし」
ut「大変やな〜。教えてくれてありがとな」
mb「いやいや全然、じゃあな」
なるほど、アイツはまだ来ないのか。
なんか、寂しいな。
ut「あーあ、暇やなあ…」
このタイミングになって、昨日寝てないのが効いてきた。馬鹿みたいに眠い。
ut「うーん、まあ、ちょっとだけ…」
寝てる途中で彼が戻ってきたら申し訳ないな、と思いつつ、寝たほうがちゃんと勉強できるか、と考えてそのまま誰もいない教室で静かに目を閉じた。
掃除が終わったのが3時50分。そして今は4時20分。
かれこれ30分彼女を待たせている。
とりあえず教室戻って、荷物まとめて、すぐに約束の場所へ行こう。
kn「大会も大事やけども、話長いねん!」
一人でそう呟きながら、空き教室に滑り込んだ。
kn「すまん!待たせた!!」
返事が聞こえない。
と、机を2つ、向かい合うように並べて、片方の机の上で突っ伏している彼。
kn「あっ」
待たせすぎたか。
とりあえず彼の向かいの席に座る。せっかく約束したのだから起こそう、と思うが、恋人フィルターなのかなんなのか知らんがめっちゃ美人に見える。
kn「いやー、起こしたくねえー…」
最終下校まではまだまだ時間がある。
彼が起きるまで待っていよう。
頭を撫でて、おでこにキスをして、そのまま歴史のノートを開いた。
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こんにちは、てってれーです。
二人はこのあとイチャつきながらちゃんと勉強してちゃんと補習回避したそうです。そこも書こうと思ったけど長くなりすぎるのでカット…。
学パロ、やってみたかったんです。下手すぎてヤバいけども。本当にネタ切れがひどい。誰か助けてください。
というわけで、さようなら〜