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違う幻想郷

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違う幻想郷

17 - 第18話???14

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2022年03月21日

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「さあっ!次はどこへ行きますか?」

幽々子がはしゃいだ様子で質問を投げかけてきた。

「はい。冥界がいいです。こちらの冥界はとてもキレイだったので。また行きたいです。」

「まあ、そこでいいんじゃないか?」

魔理沙も賛成なようだ。

幽々子もウンウンとうなずいている。

「なら、冥界へ行きましょう。」

「おー!」

幽々子が張り切ったように拳を突き上げた。

妖夢が落ち着きなく辺りを見回している。

物珍しそうに冥界を見回している。

「たくさんの亡霊……いや、魂がいるんだな。」

魔理沙もあたりを見回す。

「ん?あなた達は……もうひとりの私さん!とそのお仲間さん?」

こちらの妖夢がひょっこりと顔を現す。

幽々子は妖夢と妖夢……黒妖夢と妖夢を見回している。

「お久しぶりです!えぇっと…黒妖夢!」

妖夢もこう呼ぶことに決めたらしい。

妖夢と違って黒いもんね。

「さあさあ。せっかく来てくれたのでごちそうを振る舞います。」

幽々子がキラキラと目を輝かせながら妖夢を見る。

「私も一緒に作っていいですか?お料理作るのは得意なので!」

妖夢はウンウンと笑顔でうなずく。

「それでは白玉桜へ向かいましょう。」

「やはり大きな桜ですね。こちらの白玉桜とは全然違います。こちらの桜は枯れ果ててしまったので。」

妖夢…黒妖夢が物悲しそうに桜を見た。

「さて……着きましたよ。幽々子様!帰りました!お客様も連れてまいりました〜!」

妖夢が大声で言う。

そしてダダダっ!と言う大きな足音が聞こえてきた。

「お帰り妖夢!今日のデザートはスイカでしょっ?早く食べた〜い!」

幽々子が笑顔で駆け寄ってきた。

「あら?あなた達がお客様?いらっしゃい!ってあなた達は最近新聞に出ていた子たち?ゆっくりしていって。」

幽々子が笑顔で出迎えてくれる。

「さて、私は料理の支度をしてきますね。」

妖夢はそそくさと部屋から出ていった。その後に幽々子も続く。

「ふふふ、よーし、隠しておいたおやつ……いただきまーす!」

幽々子はたくさんのおやつを平らげていく。

私達はあっけにとられた。

「ふぅ〜美味しかった〜まだ物足りないわ〜…ううっお腹減った〜」

幽々子さんの悲痛な声が部屋に響く。

「こちらの幽々子は大食いなんだな。たしかに飯はうまいけど…」

魔理沙が笑いながら呆れたような表情を幽々子に向ける。

妖夢もクスクスと笑う。

いい匂いが漂ってくる。幽々子が目をキラキラと輝かせながら匂いが漂っくる方を見る。

「できました。どうぞ。」

妖夢と幽々子が料理を持ってくる。

「おお!美味しそうね。……でも紅魔館でプリン食べたのよね…」

「まあまあ、遠慮せずに!」

こちらの幽々子は次々と料理を平らげていく。こちらの私よりも早い。

(さすが大食い。)

妖夢が美味しそうにご飯を平らげる。

「では、私は冷やしておいたスイカを切って来ますね。」

こちらの妖夢はまた部屋から出ていく。

「ん〜うめー。」

魔理沙が美味しそうに料理を頬張る。


数十分後……


料理を食べ終えた。

「スイカ切ってきましたー」

「あら〜美味しそう!早速いただくわ。はむっ…美味しい〜」

私達もスイカを食べる。

「魔理沙……スイカの種を食べるとお腹からスイカが……」

「ん〜?それデマだぞ。もぐもぐ」

妖夢がハッとした表情をした。

私もそれ最初は信じてた。

幽々子がもうスイカを平らげた。

私達も数分後食べ終わった。

「ふぅ〜美味しかったな……満腹満腹…」

魔理沙が満足したように声を上げる。

幽々子は妖夢におぶわれている。疲れて眠ってしまったらしい。

「そういえば今日は宴会があるらしいわ。」

魔理沙たちは「へ〜」と声を漏らす。

「私達も…宴会に行きましょう?」

魔理沙たちがウンウンとうなずく。


次回宴会編!

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