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とってもロマンティックで好きです!!😭✨ なんかこう……お話の展開というか構造というか……切なさロマンスみたいな……ッッ!!(?) めっちゃくちゃノベル上手くて尊敬です😭✨
切なさあるッッッ! 雰囲気まじ好きすぎます!
なんか、、なんか切ないけど2人の雰囲気が漂ってて大好きですっっ!! 夜のお仕事してたんだ…… 🦁🍣特有の雰囲気感がとってもすきです✨️ ずっと他のでも思ってたけど🍣ちゃんの一人称「私」じゃなくて「アタシ」なのめっちゃいいよね 🍣ちゃんって感じするもん ほんとに凝ってて好きです︎🫶🏻💗 行為をする時もなんか美しく?上品な感じしますっ!! お腹の子が🦁君の子でありますようにっ!!!
どうもしむねです!
よくこんな訳分からん小説読めますね(((
それでは続きからどうぞ!!
いつも無表情の彼女から涙が零れていた。
俺は少し戸惑い、不器用ながらも彼女の涙を拭う。
黒「だ、大丈夫か…?」
桃「…ッ……」
黒(俺の言った事は合っとるんか…?)
彼女の涙を拭い終え、しばらくして彼女の口が開く。
桃「…思い出して」
黒「……!」
桃「…アタシ…待ってるからッ……」
黒「……ああ」
黒「俺…お前を悲しませとったんかな…」
桃「……ずっと…」
桃「ずっと…大好きだよ…」
そう言って俺に微笑みかけてきた彼女の表情は…めちゃくちゃ綺麗で思わず見惚れてしまっていた。
すると、彼女が俺に近づき…
俺に、口付けをしてきた。
一瞬何が起こったのか分からなかったが、彼女の切なさと苦しさが詰まったこの口付けをしっかりと受け取った。
………ーーーー………
夢から目が覚めた後、俺は急いで着替え電車に向かう。
また彼女に会えるようにと神頼みしていた。
黒(頼む…!今日も乗ってきてくれ…!!)
電車に乗りこみ、昨日彼女が乗ってきた駅まで待っていた。
そして、電車が止まりドアが開く
見覚えのあるピンク髪の女の子が乗ってきた。
彼女も電車に乗ってすぐに俺を見つけ、俺の方まで詰め寄ってきた。
桃「…話したいことがあるんですが……」
黒「…俺も…色々聞きてぇ事があるんや」
しかし、ここは大勢いる電車の中。この中で話すのは少し困難なはず。
黒「…どこかの駅で降りへんか?」
桃「え…仕事は…?」
黒「今日は有給取ったんや。お前と話しがしたくてな」
桃「そ、そんなわざわざッ……」
黒「…わざわざって……」
黒「……せっかく嫁に会えたんや。少しデートでもしようや♪」
桃「……ッ…!?」
流石にちょっと臭すぎるか?と思い、彼女の顔色を伺う。
桃「…なん…でッ……??」
黒「…!」
彼女の表情は…今にも泣きそうな顔をしていた。
俺は泣きそうになってる彼女を急いで連れて電車から降りた。
妊婦だったからあまり体を動かさせたくなくて、すぐそこのベンチに彼女を座らせる。
黒「…悪いな…体きつくねぇか?」
桃「あ…大丈夫……」
この駅には人がほとんど居なく、静かな空間が漂っていた。
ほぼ2人きりの空間に…少し緊張が走る。
そして…彼女の方から話しかけてきた。
桃「…まず…聞きたいことがあって…」
黒「うん……?」
桃「…アタシが誰なのか…思い出した…かな……?」
黒「…悪い、それが思い出せへんくて」
桃「…そっか…」
桃「でも…なんで「昔会った事がある?」なんて聞いてきたんですか…?」
黒「…変な話やけど…聞いてくれるか…?」
桃「…はい」
俺は夢に彼女がいつも出てくること。記憶喪失な事。忘れてしまった事など全て話した。
話している間も、彼女は真剣に俺の話を聞いてくれていた。たまに泣きそうになっていたことも。
桃「そっか…夢にアタシが出てきてたんだ…」
黒「ホンマにこれがずっと不思議でさ…w」
黒「…お前、名前はなんていうん…?」
桃「…ないこ」
黒「…ないこ………」
名前を聞いても、彼女と過ごしたはずの記憶が思い出せない。
本当に情けなく感じていたその時…
桃「…アニキ」
黒「…!アニキ……??」
同僚のまろ以外に呼ばれることはなかったこの呼び名。急に呼ばれて少し驚いてしまった。
桃「…1年前、何が起こったのか全て話してあげる」
黒「…!ホンマか…!?」
桃「…うん。もしかしたらアニキもアタシとの記憶を思い出してくれそうだから……」
……………………
1 年前……
アタシは高校生の頃に出会った男と付き合っていた。その人こそ、今ここで話している獅子尾悠佑くんだった。
普通にその辺の幸せカップルのように楽しい日々を過ごしていたけど…アタシは彼にずっと隠していた事があった。
それは、アタシが「そういう仕事」をしてお金を稼いでいた事だった。
昔からアタシんちは金遣いの荒い親のせいでお金が無くて…大人になってから自分でしっかり稼げるように毎日働いていた。
ある日、見知らぬ男の人に「男性に身を寄せるだけで大金稼げるよ」と声を掛けられ、ほんの少ししか稼げていなかったアタシは仕方なくその仕事を引き受けた。
ここから私の人生はかなり汚れてしまっていった。
変な男に毎日抱かれ、不快極まりない日々を過ごしていた。
そしてある日、1人の男に避妊もされずに無理やり襲われる事があった。
その日アタシは苦痛のあまり堪らなくなって店から出て行ってしまった。
本当に愛してる人は近くにいるのに…アタシは何をしているんだろう…。そう思いながら泣きながら夜の街を走っていた。
アタシの足は、とある家の前で立ち止まっていた。
その家のドアが開く。
黒「…ないこ…?」
アタシが世界で1番愛してる人が出てきた。
彼は心配そうにアタシに声を掛ける。
黒「どうしたんやこんな夜遅くに…?とりあえず中に入りぃや?」
優しい声に物凄く安心してしまい、思わず涙が零れ落ちた。
それを見てまた更に驚く彼。
黒「え…!?ほ、ホンマにどうしたんや…!?」
慌てての涙を拭ってくれた彼にアタシは抱きついた。そして、涙ぐんだ声でアタシは彼にこう言う。
桃「…アニキッ………」
桃「…アタシを…抱いてッ……」
黒「……えッ…!?////」
顔を真っ赤にして驚いた彼は、急いでアタシを家の中に入れて話を聞いてくれるようにしてくれた。
黒「え…な、何かあったん…?///」
桃「……………」
言えるはずがなかった。彼に内緒で他の男に抱かれていたなんて……
そんな事を言ってしまえば彼に幻滅されるだろう。そう思っていた。
桃「…別に…何も無いよ……」
黒「嘘つけ」
黒「さっき泣いてたやん…」
桃「……ッ…」
アタシはこんな優しい人に隠して、裏で何やってたんだろ……
こんな汚れた女と綺麗な彼とじゃ絶対に釣り合わない。
もう別れよう。そう思っていた時だった。
黒「…ないこ、こんな時にいうのもなんやけどさ…」
黒「…俺、お前と結婚したいんや」
桃「……!」
黒「ずっと考えとったんや。もっとお前を幸せにしてあげてぇなって」
黒「今日も泣いとったし…何があったのか分からへんけど」
黒「…結婚して二度とお前が泣かねぇぐらい、俺がお前を幸せにしてやるよ」
……これが…世に言うプロポーズというものだろうか。アタシの手を握って優しく笑う彼に、アタシはいつの間にか抱きついていた。
桃「…ッ…ありがとうッ…」
桃「アタシ…アニキから幸せにしてもらってばっかりだッ……」
嬉しさのあまり…さっきの別れようとしていた感情がさっぱりと無くなっていた。
また涙を流したアタシを…アニキは優しく抱きしめ返してくれた。
……ただ、これだけではダメだ。
桃「…アニキ」
黒「…ん?」
ドサッ…
黒「…え…?」
アタシは…座っていたソファにアニキを押し倒した。ずっと不快だったこの体をどうにかして欲しくて、アニキを上から見下してこう言う。
桃「…お願いッ……」
桃「……アタシを…アニキで染めて欲しいッ…」
黒「………………」
黒「……明日仕事は…?」
桃「…ううん」
桃「……もう、辞めたの」
そう言いながらアタシはアニキに口付けをする。
そして彼も、それを受け入れたかのようにアタシの唇にかぶりついた。
それからは本当に幸せだった。
やっぱり、愛してる人と愛し合う事がこんなに幸せなんだと。
お互いに体を絡め合わせ、ピークに迎える時だった。
桃「…アニキ……」
黒「…?なんや…?」
桃「…赤ちゃん欲しいッ……」
黒「えッ…!?///」
桃「…”アニキ”との…赤ちゃんが欲しいのッ…」
さっき抱かれた男の子ではなく…アニキの子がいい。
とにかくアニキで消毒してアタシをアニキだけの体にして欲しかった。
黒「……分かった…」
少し考えていたアニキは…我儘なアタシの要望に応え、そのまま愛し続けてくれた。
続く。
終わらなかった!!!ww
次こそラストです!!
だってもう3000文字いってますもん!!
あとこちらの作品にコメントする際にお願いがあります。
少し性的描写がありましたが、「やった!!?2人がやったぞ!!✨」みたいな興奮してそういうコメントは控えて頂きたいです。
そのようなつもりでこちらを書いた訳では無いので。
以上!見て頂きありがとうございました!!