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俺たちはこれでも裏社会で生きている


十分警戒はしていたはずだった




???「俺たちなぁ、人を探しとるんよ」


愛想の良い笑顔を浮かべながらニット帽を被った彼は…


我々国幹部『シャオロン』は話続けた



シャオロン「”黒猫”って言うんやけど」


ゾム「…すみませんね~、俺たち補習から逃げるために急いでるんですよ~」


???「おかしいなぁ、君ら成績良いはずやろ?」

「調べだと、1位と2位独占しとるやん」


ショッピ「!?」


(他にもまだ人が…!?)



だが、辺りを見渡しても誰もいない…


いや、上から声がした…?



そう思い上を見上げると、


木の枝に「天」の紙で顔を隠した人物が座ってこちらを見下ろしていた


…我々国幹部『ロボロ』だ



ショッピ(よりにもよってこの2人か…)



この2人は組織内では「マブダチ」と呼ばれているらしく、

2人が連携をしたら

勝てる者はごく少数だと聞く



ゾム「うわっ、そんなとこに登ったら危ないですよ」


ロボロ「…忠告ありがとな~」


ショッピ「…早く帰りたいんで、そろそろ良いですか?」


シャオロン「えぇー?」

「どうするー?トントン」


???「グルッペンがうるさくなるから、とりあえず、連れて行くしかないやろ」


ショッピ(マジかぁ…)


無線で話している相手は

我々国幹部『トントン』らしい


ショッピ(もうこっちの話聞かなさそうやから…)

「ゾムさん!!」


ゾム「了解~」


俺が合図をした瞬間

ゾムさんは俺を抱えて走り出した


シャオロン「…あ、やべっ」


ロボロ「追いかけんぞ!!」




とにかく逃げるしかないやろ

ツーマンセル組で    マフィアパロ

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