やぁ!
元気にしてるか?
と言っても、そんなにあれからそんなに経ってないか笑
なぜ手紙を書いているのかと言うと、、
まぁ、あれだ
これを読んでるキミは驚くと思うけど
俺はじきに記憶をなくしてしまうらしい
今、この手紙を読んでいるキミは全て忘れてしまっているのだろう。
だから、少しでも多くの思い出を書き残しておこうと思った。いや、残さないといけない。
大事な思い出だから___。
だからこうしてキミ宛へ手紙を書いている。
できることなら、この思い出を忘れたくないけどね…。
ところでキミはやり残したことはないかい?
少なくとも今この手紙を書いている俺は沢山ある。
アイツらにしてあげたいこと、沢山あったなー。
ん?どうしたんだい?そんな顔して……
あぁ、そっか記憶無くしてるんだったね。
失礼。
アイツらって言うのは、俺の大切な友達であり仲間だ。
去年は6人で旅行に行ったな〜。
懐かしい。
昨日の事のように思い出せる。
アイツらとの思い出が、沢山。
俺は覚えていても
今のキミは忘れてしまっているのか…。
あ、写真!そうだそれがあった!
後でKrに頼んで色んな写真持ってくるか!
この封筒に入れておくから見てみて。
あわよくば思い出して欲しいな、、なんて笑
今のキミが重荷を感じることは無いよ。
これが俺の運命だったって思うことにする。
それ以上でもそれ以下でもない。
俺の運命。
でも、まぁ、、
運命って残酷だね。
今更実感してるよ、。
あ、今
長いなこの手紙って思ったでしょ?
仕方ないじゃん
アイツらと出会ってから今、この時までの思い出を1枚なんかで納められないよ。
小さなことでも、俺には大きな思い出だ。
大事な思い出。
とにかく頑張って読んで👍
「写真、か…。」
数枚の紙が入れられていた薄水色の封筒の中に手を入れた
「写真なんて1枚も………。」
「ん?」
何かが手にあたる
「鍵…?」
心当たりのない鍵………
「…あ、あそこだ。」
ふと、思い出したのは机の引き出し。
そういえばいつからか鍵をなくしてしまっていた。
ガチャ
「写真が沢山…。」
開かずの引き出しとなっていた場所には沢山の写真でいっぱいになっていた。
「これが手紙の俺が言ってた写真か。」
1番上にあった、俺を含めて6人が写っている写真を拾い上げた
何となく裏返してみると
Brは場を盛り上げるのが上手くて、憧れてたな〜
Shaはゲーム強すぎて俺いつも負けてたっけ笑
Knはお兄さんって感じがして安心感あったな〜
Smはやっぱ面白いよね。何言ってるか分からない時の方が多かったけど笑
Krは滑る時が大半だけど、俺は好きだったよお前のギャグ笑
裏にはおそらく俺が書いたであろう、メンバーへ向けたメッセージがびっしりと書かれていた。
次の写真も、その次の写真も、、。
「俺、笑ってる…。」
「なんで忘れちゃったんだよ、俺。」
「思い出したい…。」
胸の辺りがチクチクして痛い。
今までに感じたことの無い痛みだ。
「Br、Sha、Kn、Sm、Kr… 」
名前は分かるのに肝心な顔が思い出せない。
思い出そうとすると、黒いモヤのようなものがかかって視界が悪い。
「クソ…」
「あ…写真…」
「この写真の場所、、行ってみるか…なにか思い出せるかもしれないし…」
思い出すことなんて無理なのかもしれない…。
けど、もし奇跡が起こるなら、、
いや、起こると信じてみるのも良いのかもしれない、。
両手いっぱいの写真、、
俺の思い出の場所を1から辿ってみることにしよう。
もしかしたらその先で奇跡が起こるかもしれないから。
END
最後まで読んでいただきありがとうございました!拙い文章でしたが、楽しんでいただけたでしょうか、?
♡と💬よろしくお願いします!良ければフォローもお願いします🙏
それでは!おつさも!!
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