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時系列無しの短編集
二次創作大捏造スペシャル
ド級の捏造、ド捏造
視点非固定
年齢変更
解釈違い注意
口調や性格は普段の配信基準
誰にも迷惑かけるの禁止
転載スクショもろもろやめてね(何かあればフォロワー限定にします)
登場ライバー→ つA
ここはバーチャル世界某所にあるMAJIKASI-K学園。
この学園は東校舎と西校舎で生徒を分けられ、東と西で競い合う事により互いを高めあって行くことを方針とした学園である。
これはそんな学園の最高峰、生徒会8人のお話……
「エ、えぇーっ!?つまり今は俺らが東生徒会カッコオリエンス、になってから初めての東西合同会議カッコ顔合わせ、っちゅうコトォー!?」
「急に説明口調ですやん」
「すまん、口が勝手に……」
「しっかりしなよ男子ィ!」
「マナくん、西の人達まだ来ないけど大丈夫かな…?」
「んー、普通こういうんは早めに来るもんやけどな」
初回の会議から既に遅刻しそうな西とは反対に、集合時間より20分前に着いてしまった東の生徒会は、来たる西の生徒会がどんな人物なのか予想する他雑談をしながら過ごしていた。
まぁ、西が遅れた所で誰も遅刻とか興味無いだろうし。てかまだ遅れてないし。あと10秒で遅刻だけど。
そうして西側の遅刻を悟った緋八だったが、廊下から間に合えーッ!!という叫び声と共にバタバタと複数人の走る足音が聞こえた矢先、勢い良くドアが開いた。
「よっしゃー!間に合ったぞぉ!!!」
「広すぎやしないか職員棟…!」
「最後の階段見つけたの俺だから俺のおかげね?」
「ギリギリになってしまいすみません!お前らもうちょっと申し訳なさそうにしろよ…!」
さいあく、最悪、最悪だ!!!
どうせコイツらが迷うだろうから西の生徒会室で待ち合わせしてたのに、全員忘れてやがった!!カゲツは何か忘れてる気がして教室に残っていたらしいけど、ロウに至ってはシンプルに校門から出てたし、星導は校舎で迷子。お前二年生だよな??
伊波ライからすれば5分前行動というのは言われるまでも無い常識である。それは学校でも変わり無い。そんな常識をまさかの初回会議から破ってしまうのは、代々積み上げてきた生徒会の諸々を崩してしまいかねない失態であり、今後の東との関係性に繋がってしまうと考えた。
そう、伊波ライには責任感があった。
そんな伊波は生徒会室に横スライドで滑り込みながら頭を下げ謝罪をした。そして、悪びれもしない他三人の態度は怒りを買うのではないかと、とりあえず一番距離が近い星導の後頭部を掴んで頭を下げようと顔を上げた時、前3人の合間から金髪に水色の差し色が入った頭が目に入った。
あの目立つ頭はアイツしか居ない。オレと同じ軽音部で、Vo.兼相棒の……
「マナァ!?」
「ラ、ライーーー!?!?」
「え、知り合いなんですか?てかなんで俺だけ頭下げられてんの」
「ロウきゅんじゃん久しぶり〜!廊下走んのやめなー?」
「ロウきゅんって呼ぶな」
「佐伯おるやん!!!」
「カゲツ君!?!?!?」
「ねぇリト君、世界って俺らが思ってるより小さいのかもしれないよ」
「良かったなテツ、知り合いが居て」
伊波の心配はどうやら杞憂に終わり、なんだかんだ全員誰かとの繋がりはあるらしい。正直、マナと生徒会活動を出来る喜びを味わいたい所ではあるが、一度話し出すと止まれそうに無いので一旦区切りを付け全員席に着いた。
窓からは夕日が差し込み、先月までは書類で溢れかえっていたであろうスチールの棚が二方の壁に添えてある。窓に背を向けるように移動させたホワイトボードを中心に、約50cm程度の幅を空け縦に並べられた二つの長テーブルにお互いが向かい合うようパイプ椅子が四つずつ配置されている。
先程の和気あいあいとしていた面々は真剣な面持ちとなり、開いた窓から吹く風が肌寒く感じる。緊張している者、退屈そうにしている者、特に何も考えてなさそうな者などによる沈黙が続いた。
「じゃあこっちから行かせて貰いますわ」
「自己紹介っちゅうことで…」
沈黙を破り、ゆっくり立ち上がったのは緋八だった。緋八は制服のネクタイを整え、一思いに息を吸う。
「俺は東生徒会生徒会長の緋八マナ、言います!みんなが学校生活を全力で楽しめるオモロ校風を目指してます!これからよろしくな〜!」
「Oriensの会計、赤城ウェンですっ!みんなハジメテだからって緊張しなくていいからね。ね??宇佐美くぅん」
「フッ、副会長の宇佐美リトですぅ。コw、こういうの初めてで緊張してるんですけど、がw頑張りますねっ」
「えー、書記担当の佐伯イッテツです。あぁー…」
(この流れだから俺もなんか気の利いた一言とか続けた方がいいのかなぁ?!ウェン君のやつはリト君が笑ってるからダメな事はわかってる…リト君こっちジロジロ見ないで!!えーっとあぁヮヮヮどうしよどうしよう……)
「紫が好きです、冠位十二階で一番偉い色なので。」
「はぁ?」
「後で日本史の復習をしましょうね、カゲツ」
真っ白に燃え尽きた佐伯は、ぎこちない動作で椅子に座って色を取り戻し、静かに息をついた。
必死に笑いを堪えていた宇佐美はドンマイの意を込めて優しく佐伯の背を叩いた。それがどれほどの威力だったのかは、背骨の骨折を疑った佐伯しか知らない。
「次は西生徒会!」
「オレは生徒会長の伊波ライでーす!今期の西のスローガンは『手を取り助け合う』を目標にしてます!」
「会計の小柳ロウ。」
「みじかっ………Dyticaの書記担当、星導ショウです。ところで俺のボールペン知りませんか?」
「Dyticaの副会長の叢雲カゲツでーす。もちつもたれつ…これを今年のスローガンにします。んでタコ、 さっき階段で落としてた」
「マジ?後で拾いに行くわ」
「絶対忘れるだろ」
そんなこんなで自己紹介が終わり、今日は特に議題も無いので次回の合同会議の日程を決めた後、各チーム解散となった。
「やっぱ西の会長がライなのは心強いわぁ〜」
「少しでも知ってる人が居て本当に安心した…」
「きっと楽しくなるね〜アハハハハハハハ」
「……なぁウェン」
「なに?」
「カゲツと星導って名前どっかで聞いたよな?」
「……4人揃って初日にバイトクビになった時の2人!?」
「アッヒョウ」
「なんや風邪か?」
「それか誰かが噂してるかやね」
「そういえば星導、ボールペン回収した?」
「あ」