テラーノベル
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「高!!!ぼったくりにも程があるよ!!」
百鬼学園へと続く道に、誰かの大声が響く。アホ毛が立派な長身男性が、2人の男子生徒にカツアゲをされていた。それを見ていた女性──葭屋町 葵梨(よしやまち あいり)は、クスクスと笑う。
「若者は元気があっていいですねぇ……カツアゲ、助けるべきですかね?」
「奥様も十分お若いでしょうに……」
葵梨のカツアゲ云々という質問をスルーし、葵梨が若いと主張する少女の名前は、禰寝 阿古(ねじめ あこ)。色々あって葵梨に仕えている。
「若いだなんて……そんなことありませんよ。まあまあお婆ちゃんです。」
そう言うと、葵梨はスマホを開いて検索する。
「えっと……天元3年は……西暦980年ですか。もう1000歳超えたんですね」
「私のほうが老いてますね」
「そうなのですか?見た目、貴女の方が若そうですけど」
「いえいえ、そんなことは────」
変な言い合いをする2人。
ピロン♪
L◯NEが来たようだ。はぁ……とため息をつく葵梨。
「そろそろ学園長サマから、お叱りのL◯NEですかね……」
案の定、学園長からのL◯NEだった。
「しかも字、間違っていますし……」
ほら、とトーク画面を阿古に見せる葵梨。確かに、「来い」という字が「故意」になっている。
「あ〜……あの人も爺さんになりましたね」
阿古は呆れる。
「一応私のほうが年上なんですけどね……」
葵梨はそう言いながら、返信をする。
※使用→もじマル(https://www.mojimaru.com/talk/)
「というか学園長サマで思い出しましたが、先程カツアゲされていた方、晴明様に少し似ておられましたね……何処に行ったんでしょう?」
今更だが、カツアゲされていた男のことを心配する葵梨。彼はしばらく目を離した隙、に何処かへ行ってしまっていた。
「あー、あの人、雨明君の弟さんですよ。退魔の力も持ってるみたいです」
「え!? 退魔の力を!?」
阿古の説明に葵梨は驚き、そして考える。
何故学園長は、退魔の力を持った者を百鬼学園島に入れてしまったのだろうか。
おまけ
ラフ。今から目のハイライトとか入れる。
髪は亜麻色です。まあ犬神ですからね。犬姿は柴犬みたいな感じです。服はジャンパースカート。
葭屋町 葵梨(よしやまち あいり)って、めっちゃ読みにくくないですか?
「痛い夢小説あるある」とか読んで、しばらくの間は凄く気にしてたんですよ!
まあ……ちゃんと深い(?)意味のある名前ですから。
コメント
5件
意味があるなら読みにくい漢字でもいいんだよ() 痛い夢小説あるあるなんてそんな気にしなくていいよ() それいったら私バンバン使ってたし 迦具土とか日亡とか夷咲那とか結構当てはまるものばっかよ← あとあっちゃんのLINEの名前阿呆になってるのすき🫶🏻️