うっうわぁぁぁぁ、ごめんなさい!ごめんなさい!?
トントン
なんや!今の声?!
トントン
(この声誰や?まさかあのゾムが連れてきた子か?!)
そう思った瞬間ゾムが扉を勢いよく開けて走って行く。
トントン
(早すぎやろ、あいつ!)
ゾムの姿はもう見えない。おそらく医療室へ行くため角を曲がったのだろう。
トントン
グルさん!俺らも早く行ったほうが・・・
グルッペン
まぁ待て。俺らが行ったところで何もできない。少し遅れて行ったほうがいいだろう。
トントン
せやけど・・。
グルッペン
トン氏。統領命令だ。
トントン
っつ。・・・・せやな。
(ゾム・・。大丈夫だよ・・な。)
ゾム
はぁ、はぁ
(くっそ。何でこんな遠いんや!?
もともと、統領室から医療室まで100メートルもないのに!)
(はよ、いかんと!)
ダダダダダダダダ
ガララっ
ゾム
なんや!何の声や!?
そこには、泣いているあの子とそれをなだめるぺ神。おそらく訓練中けがをしてきたシャオロンとコネシマがいた。
ゾム
なんや!これどうしたんや?!
俺はシッマの肩をつかみ聞く。
コネシマ
えっいや、俺が話しかけたら、その・・・
ゾム
お前が泣かせたんか!!
俺は思わず大声を出す。それに対抗するようにシッマも
コネシマ
なんやお前、ただ話しかけただけやろっていってるやろ!!
ゾム
それで泣かせたんなら、謝れや!!
しんぺい神
ちょっちょっと、二人とも、静かに
シャオロン
まぁまぁ。落ちついてな二人とも、な!あの子も怖がってしまうで。
俺はハッとしたように冷静になる。
それはシッマも同じらしいようだ。
ゾム
悪い・・・ちょっとあつくなりすぎた。
因みに何であの子泣いてるんや?
シャオロン
それはな・・・・・
ガラララ
シャオロン
いやぁーぺ神、悪いけど包帯とかもらってもええか?
コネシマ
思った以上に白熱した戦いやったな!
そう俺らは話ながら医療室にはいる
シャオロン
ん?ぺ神、その子、
しんぺい神
えっあっあの、そのえっとね、そのぉー
(どうしよう・・まぁでも言ってもいいか別に結局は話すことになるだろうし・・)
しんぺい神
えっとねこの子はな、ほらおいで。
影山 輝
・・・。どうも ぺコっ
シャオロン
ワァァかわええやん。この子!
初めまして!俺シャオロンって言うんやーよろしくなー!!
影山 輝
えっあっはい。・・・よろしくお願いします。
シャオロン
かわええなぁ。この子。
しんぺい神
そうだよねぇ、可愛いよねぇ。でもこの子男やで
シャオロン
えっマジで!うわぁ見えねぇww
コネシマ
ほんまやな!ww
あっ俺自己紹介してなかったな!
俺コネシマって言って・・
影山 輝
えっあっあっあぁぁ・・・
輝の体が小刻みに震える
コネシマ
そこまで緊張せんでも・・大丈夫やで?
影山 輝
・・・めんなさい。
お父・・様ごめ・・ごめんなさい・・
コネシマ
えっあのぉーそこまでほんまに緊張せんでも・・・てか俺お父さんじゃ・・・
そういいコネシマは輝の顔を覗き込む
影山 輝
えっあっいっいやうっう
コネシマ
?大丈夫か
さらに顔を近づけるコネシマ
影山 輝
うっうわぁぁぁぁ!ごめんなさい!ごめんなさい!!
シャオロン
っていう訳で、今こんな感じで、今ぺ神がなだめてるんやけど全然落ち着かなくて、どうしたらええか分かるんくて・・・
ゾム
(確かにどうしたらええか俺も分からん。名前すら俺聞くことなくグルさんとこ行ったし、さっき大声出したし怖がらせてしまったやろうし俺がいっても・・・)
ゾム
っつ。
ダっ
シャオロン
ゾム!!?
ガバッギュッ
影山 輝
??!!
しんぺい神
ゾム!?
俺はあの子を思わず抱きしめた。これで解決するとは思ってなかったけど、けれども
ゾム
えっと輝。大丈夫や。ここにはお前を傷つける奴はおらんから、大丈夫や。
ゾム
(これくらいしかできひんけど・・・どうや?)チラ
影山 輝
あっあぁぁ・・・
あの子、いや輝は泣いていた。落ちついたのか驚いたのか、分からないけど・・・でも
ゾム
もう・・大丈夫そうやな。
影山 輝
コクッ
しんぺい神
ゾム・・・凄いね。
ゾム
ん?そうか?多分まぐれやで!
あっあのなここにお前の父さんに似た人は居るけど大丈夫。お前の父さんちゃうからっな!
まぁーあいつは、脱糞糞男やけど、
コネシマ
おい。ゾム!余計なこと言わんといてや
あっよろしくな。輝!改めて俺コネシマって言うからな!
影山 輝
あっはい。すみません取り乱してしまって・・・
コネシマ
全然!平気やで!
ガラララ
ショッピ
なんか、声がしたんすけど大丈夫すか?!
エーミール
もしかしてあの子のことですか・・・
ロボロ
大丈夫なん?!声がしはって心配してきたんだけど、
ショッピ
ロボロさんうるさいっす
ロボロ
あっあぁごめんな。
鬱先生
なんや。なんか女の子っぽい声が助けを求めてるきがしたんやけど、気のせいか?
チーノ
やっぱ、気のせいちゃうんすか。俺そんな気ぃせんかったもん。
トントン
ん?何やもう、解決したんか。思った以上に早かったな。
グルッペン
うむっ、やはり俺が行ったとおり行かなくてよかっただろう。
しんぺい神
あはは、なんか人増えてきたねー。
グルッペン
うむっ!この後オスマンとひとらんもくるしな!
エーミール
えーと、取り敢えずご飯にでもしますか、夜も更けてきましたし。
ゾム
確かにせやな!
シャオロン
あぁーー腹減ったわ。
ロボロ
よぉーし、食うぞぉ!
ゾロゾロと全員が幹部専用食堂へと向かう。
ゾム
(ん?あれそういえば、輝に確か獣の耳とかが生えてた気がしたけど・・・)
なぁ輝・・・
影山 輝
?何ですか?
ゾム
いや?別に・・・
(俺の見間違いかなぁ、)
まぁーええわ!よっしいこか輝!
影山 輝
はい!
ワイワイガヤガヤ
グルッペン
・・・。輝あいつもしかして、
トントン
ん?どしたんグルさん。
グルッペン
ん?いやなんでもないゾ!さぁ食べに行こうトン氏!
トントン
?うん
どうも皆さん亀君です。ここまで読んで下さった方ありがとうございます!!今回は僕が書いた中で、いっちばん長い作品になってしまいました。いやぁー書くの本当に疲れました。次回は、オマケでもやろうかな~ってくらい疲れましたww次回は食堂のお話しとなっていく予定です。次は面白さを入れたいな、・・まぁそういう事で皆さんここまで読んで下さった方ありがとうございました!次回も頑張ります!
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