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春──

桜が舞うこの季節、新しい生活が始まろうとしている。

高校の制服を着て歩く学生たち、スーツを着て緊張したように電車に揺られる社会人。

春は新しい生活を歩む季節の象徴とも言えるだろう。

そんな中、一際目を引く集団が歩いてくる。

1人は羞花閉月という言葉が似合いそうな青色に身を包んだ男。

その隣でタバコを吸っている、おそらくこちらは社会人であろう男。この男は威風凛然と言える容姿をしている。

そして制服を着ている眉目秀麗という言葉が似合う男。こちらは雰囲気が大人びている。

青色の彼の後ろを歩いている人当たりの良さそうな風貌をしている彼は慈眉善目という感じだ。

その4人の少し後ろを歩いている緑の彼は天香桂花と言える。

彼らも新しい生活を始めるようで仲良さそうに話している。


rd「今日から高校生か…… 」

kyo「お前はまだ学生だからええやん。俺先生やで」

rd「俺の方が若いってことだね」

kyo「はぁ〜?うざ」

co「きょーさんとかイケメンだからモテちゃうんじゃない?w」

ru「そうだねw コンちゃんもモテそうだけど」

md「ハヤクイカナイトオクレルヨ」

rd「やば〜い!」

kyo「お前がゆっくりしてるからだろ!」




只今より入学式を始めます────────


校長や来賓の長い話が終わり、ようやく入学式も終わりに近ずいてくる。こういう式典は話が長いし来賓挨拶とか無駄に多いから嫌いだ。来賓で代表決めて1人で終わらせれば早いのに。そんなことを思いながら入学式を終える。そして新しくこの学校で務める教師が紹介される。


それでは皆さんと1年間勉強する先生方を紹介します。


ゾロゾロと先生たちが移動する。

いや、多いって。

人数はざっと30人程度。これだけの先生が挨拶するとなると頭が痛くなってくる。

周囲を見回すと騒いでいる制度がちらほら。

おそらく、きょーさん達のことだと思う。

mob「あの人かっこよくない?」

mob「だよね〜!」

概ねこんな会話だ。


kyo「え〜、金豚きょーです。新任教師やけどよろしくな」

きょーさんが挨拶を終えたその時……

\きゃ〜!!!!!!/

女子達から沸きあがる歓声。その後すぐに他の先生に止められる。

ru「レウクラウドです。これから1年間よろしくお願いします ニコリ」

\きゃ〜!!!!!!/

また湧き上がる歓声。全く、身内の人気の高さは困ったものだ。

md「ミドリデス。ヨロシクネ ヒラヒラ」

\きゃ〜!!!!!!!!/

ミドリが挨拶して軽く手を振っただけで失神する女子が出る始末。やめてくれよ……



mob「え〜、先程は大変だったがHR始めるぞ」

先生から明日の予定を聞き各々親の元へ帰る。そんな中、俺と同じで教室から全く動かない人がいる。


rd「ねぇ、君もここで誰か待ってるの?」

???「うぇ?俺?」

rd「そう、君。俺はらっだぁ。」

???「俺はぺいんと。」

pn「クロノアさんとトラゾーを待ってるんだ。」

rd「あ〜、あの二人って確か先生だよね?」

pn「そう、一緒の家に住んでるんだ。」

rd「そうなんだ!俺も一緒!」

pn「まじ!?え、誰?」

rd「金豚きょーとレウクラウドとミドリ」

pn「めっちゃ人気そうな先生じゃん!」

驚いた様子でぺいんとは俺を見つめてくる。そんなぺいんとが面白くて自然と笑みがこぼれる。

rd「ぺんちゃんはさ」

pn「ぺんちゃん!?」

rd「さっき考えたw ぺんちゃんはなんでこの高校に来たの?」

pn「なんでって……俺剣道の推薦でここ入ったんだよね。」

rd「剣道出来るんだ。凄いね」

pn「らっだぁは?」

rd「俺は〜、きょーさん達と一緒にいたいから?」

pn「なんで疑問形?w でも、一緒にいたいってだけでここ合格できるの凄くね?結構頭いい高校だよね」

rd「なんでだろうねw 」

こんな感じで談笑していると、きょーさん達が来た。

kyo「らっだぁ!待たせてすまんな」

ru「結構待ったでしょ?ごめんね?」

md「ゴメンネ ジカンカカッチャッタ」

rd「大丈夫だよ〜、教師紹介とか長かった感じ?」

kyo「めっちゃ長かったで」

ru「えっと、その子は?」

rd「あ、こいつはぺいんと。さっき仲良くなった。」

pn「ぺいんとです!よろしくお願いします!」

声デカ……

???「ごめんぺいんと!遅くなった!」

???「長く待たせちゃったね、しにがみくん迎えに行こっか」

pn「あ!クロノアさん、トラゾー!遅いよ〜」

kr「申し遅れました、クロノアです」

tr「トラゾーです!」

こんな感じで自己紹介を終え、帰路につく。春と言えどまだ夕方の風は冷たい。明日から高校に通うことになるのだが、気乗りはしなかった。何故かと言うと注目を浴びるからだ。

ru「コンちゃん先帰るって言ってたから、らっだぁも一緒に帰ればよかったのに」

rd「いいじゃん、一緒に帰りたい気分だったの!」

家に着くとコンちゃんが出迎えてくれて夜ご飯も作っといてくれた。みんなでご飯を食べてる時、隣がめっちゃうるさかった。

次の日に隣の家がぺんちゃんの家だと気づいて、少し嬉しくなった。

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ここまでです!読んでくれてありがとうございます!

大嫌いだけど大好きな君へ

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コメント

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初コメだと思います!ニヤニヤが止まりません!ありがとうございます!(初コメじゃなかったすみません!)

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