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そのオムツは新発売されたばかりのもので、他の保育士たちも見たことがないものだった。


(おむつしますよー)


優しく声をかけそのオムツがさゆりの体にあてられていく。


今までと違うところはサイドも大きく守られていて安心感があるところと、見た目がオムツには見えないとゆうところ。


新しいオムツなので少し時間がかかったものの、さゆりの体にあてられた。


(先生。そんなオムツあったんです!わたし見たの初めてです)


少し興奮ぎみに発言する保育士。


(これだとお散歩も行けそうです)


普通の保育園は園児の運動のために、保育園の外に出かけるお散歩があるのだ。


(え。これでお散歩?まさかね……)


戸惑うさゆりではあったが、さらに


(ほんとね、これじゃオムツってわからないし、園児も気づかなさそう)


と言う園長。


さゆりの気持ちも知らず……



(新しい上の服も届いてるから着てみて)

(サイズも合うはずだわ)



届いたばかりの服はさゆりも着れそうなもので、それを保育士に着させてもらっていく。


着た服のサイズは子供服の140~150だったものの、丈がさほど長くなく普通の女性用の服であれば股の部分が少し見える程度が、着させられた服は紙オムツを止めるサイドのテープの部分までも見えてしまう程の長さしか無かった。


(園の中でならマシだけどこれで外なんて歩けないっ!)



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