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『はぁっ…!はぁっ…!炭治郎くん!』
杏寿郎さんの訃報を聞いた後、わたしは蝶屋敷に足を運んだ
何で…あんな事になったのか…聞きたいからっ
「…みのりちゃん?!」
『善逸くんっ!丁度良かった!』
蝶屋敷の廊下には善逸くんがお菓子を持って歩いていた
『た、炭治郎くん見てない?!』
「炭治郎?俺も丁度炭治郎に餅を持ってこようとしてたんだ〜♪一緒に行かない?」
『い、いいの?!ありがとう…!』
良かった…善逸くんには感謝しないと!
『炭治郎く…!あれ…?』
「あれ?!炭治郎いないんだけど?!ていうか伊之助もいないし?!」
ほ、本当だ…
『善逸くん…何か知らない?』
「俺は何もだよ!」
だったら何で…
「…炭治郎が来るまで俺とお茶しようよ〜!」
『…うん…!お言葉に甘えさせてもらおうかな!』
「てかみのりちゃん、何で炭治郎の事探してんの?」
『ちょっと気になっちゃって…遥k…わたしの鎹鴉が炭治郎くん達も無限列車に乗ったって言ってたから…』
「ま、マジ?!それで来たの?!」
『う、うん…』
来るタイミング間違えたかなぁ…?
『…善逸くん、その…無限列車で何が起きたか教えてほしいの!』
「無限列車で…?」
善逸くんはそう言うと頭を悩ませた
善逸くん、頭に包帯巻いてるし相当痛い思いしたんだろうな…
そのころわたしは…っ何してたんだろ…
「…なんか、下弦の壱が無限列車を乗っ取って…倒せたんだけどさらに上弦の参も来てさぁ?」
『そ、そうなの?!』
何でそんなに十二鬼月が…
「本当大変だったんだよ!下弦の壱の血鬼術が厄介すぎてさぁ?」
善逸くんが餅を頬張りながらそう言う
「だけど、煉獄さんは1人で上弦の参に相手したんだぜ?」
『えっ…?!』
「…俺、情けなくてさぁ…?何であの時身体が動いてなかったんだとかさぁ?色々とあるわけよ…」
杏寿郎さんは1人で上弦の参を…
『じょ、上弦の参は倒せたの?!』
「…いや、逃げた」
『え?!』
そ、そんなの…!
酷すぎるよ…!
『それで杏寿郎さんが…?』
「うん…」
善逸くんはしょんぼりとした顔でそう言った
「だけど…あの人、1人で乗客200人守り抜いたんだぜ?」
『に、200人?!』
さ、流石は柱だな…!
「あの人が最前列で戦ってくれたお陰で俺達も生きてるしさぁ…?」
『そ、それじゃあ…無限列車で亡くなった人は…杏寿郎さんだけってこと…?』
「そうだよ…」
杏寿郎さんは乗客200人を守り抜いて…亡くなった…
『…善逸くん!走り込みしよう!』
「えぇっ?!」
『杏寿郎さんが教えてくれたの!”心を燃やせ”って!』
「みのりちゃんも言われたの?!」
『だから、わたし達はもっともーっと!強くならないと!』
どんなに弱くても…
心を燃やせば…!
『それじゃあ行こう!』
「えぇっ?!」
ー遥sideー
炎柱・煉獄杏寿郎さんが亡くなったらしい
理由は…上弦の参と対峙したから
「…桐谷ィ…」
『…はい』
見た感じ師範も元気ではない
煉獄さん…キラキラしてたからな…
「鬼の事をどう思ってるかァ…」
『鬼ですか…恐ろしい存在だと思います』
「そうだァ…だから…」
「例えどんな鬼であってもその感情を忘れるなァ…心に刻めェ…」
『…はい』
鬼は恐ろしい存在
決して侮ってはいけない…
ーみのりsideー
『それじゃあ!元気でね!』
「うん!また来てね〜」
善逸くんに色んな事を教えてもらったな…!
次はお土産も持って行こうっと!