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7月の中旬

「武道くん」

「あっ橘君」

「すいません。お待たせしましたね」

「いや、大丈夫」

今日も暑い日が続く中、武道と直人はある事を止めようとしていた

「何処ら辺にメビウスがいるか分かる?」

「そうですね…廃棄された工場だと言っていました」

「ふーん…じゃあ片っ端から調べようか。新宿にはそこまで廃棄工場はないし」

メビウス。漢字で書くと愛美愛主だが愛とか美とかそんな綺麗なものは1つも無いぐらい非道な事をしている不良軍団。そんな不良軍団が起こすとある事を武道達は止めようとしていた

「と言うかなんでその出来事の日は分かってるの?」

「愛美愛主の総長、長内が言っていたんです」

あの時の顔は今でも覚えてます。と直人はしみじみと言う


「直人さん。長内さんを連れて来ました」

「分かりました。入って下さい」

扉を開いた後輩の後ろには長内がいた。然し、その姿は窶れており極悪非道な軍団の総長だったとは思えなかった。

「あっその…今日はなんの話でしょう?」

声も発言も控えめであった。

「……単刀直入に言います。13年前、東京卍會と愛美愛主の抗争抗争前、何かありましたか?」

長内の顔は一気に青ざめ何か吐き出しそうな顔をしていた

「………最初、俺は愛美愛主の総長ではなく隊員としてやっていました…でも、き、稀咲に…総長にならないかと誘われて……それで…なったんです…その時こんな簡単に総長になれるんだと有頂天でした……」

「いつしか…新宿を仕切りはじめた時、あの人が東京卍會を潰さないかと言ったんです……彼処はまだ出来たばっかりだから行けるだろうと思っていたんです…そして抗争をして俺は一瞬で倒され腹を刺されました。ここまでが、俺の知っていることです。目を覚ましたら病院にいて、もう不良にはなりたくないって思って今現在です。」

刺されたであろう場所に傷を擦り眼を閉じた。だが、これでは無い。抗争が起きる前、この人達がやったことを聞きたい

「抗争が起きる前、何か起こしたんですよね?争いの火種になるような事を」

「それは…参番隊の隊長のダチを痛めつけることです。ダチの彼女も被害に遭わせたら効果的面だとか言って…あっ、これも稀咲が指示したことです」

「痛めつける…何時行われたんですか?」

「確か……7月28日とかだったと思います」

「…ご協力感謝します」


「俺が監禁されてる間そんな事があったのか」

「あの時は東京卍會について徹底的に調べましたよ。本当にキツかったです。情報も少なかったで…」

「…おつかれさま」

そうこうしている内に1つ目の工場を見つけた

「………不良より別のものが居そうですね」

「ぇ…縁起の悪いこと言わないでよ……」

「幽霊苦手なんですか?」

「チチチチチチチチガウシ…コワクナイヨ」

「まぁ入りましょう」

「ゥ……」

中に入ってみると殺風景な空間が広がっていた。人の気配もなかったがタバコのゴミ、酒、物騒な物があったので不良の溜まり場であるのは間違いないだろう

「うーん……少し待ってみます?」

「うぅぅうん」

「どっちですか?」

ーーー!!ーー!

「ッ武道君こっちです」

「お、おばけ?」

「居ませんから…!」

入口から入ってきたのは愛美愛主とかかれた服を着た男が数人と女の子だった

「やだ…やめてください!!」

「へぇ〜警戒しあるじゃん。やりがいがありそう~」

「先俺からでいい?」

なんと直人が言っていた東京卍會と愛美愛主が争う火種となった出来事が起きようとしていた。おばけではなかったので調子を取り戻した武道が動き出そうとしたが…

「まっ待て!その子から手を離せ!」

勇敢ある男が止めに入った。然し、声も体も震えているので止めれないだろう

「なんだお前やんのか!?」

「先にこいつやってからにしようぜ。見せしめにもなるしよ~」

「ッ!!逃げて!」

「オラァ!!グフっ!?」

男が殴られそうになったが間一髪武道が倒した。その顔はさっきまで打って変わって冷たい目をしていた

「なんだおまっカハッ!」

「ちょっお前ら!?うがっ!」

威勢の良かった男共が一瞬で片付けられていく。その間、直人は女の子達の所へ向かった

「大丈夫ですか?」

「だ、大丈夫です……!」

「あの人は…大丈夫ですか?」

「大丈夫です。彼は強いので」

話している内にも喧嘩(一方的だったが…)は終わっており男共のひとりが持っていた縄を男共に縛り付けようとしていた

「どうする直人、俺的には全裸の方がいいと思うだけど」

「市中引き回しの刑ですか?」

「えっだったら馬いるじゃん。じゃあ此奴四つん這いにさせて……出来た」

「無駄にクオリティ高いのやめてください」


「大丈夫ですか?病院行きますか?」

「いえ、大丈夫です」

「今回は本当にありがとうございました」

気絶した人を遊ぶ武道を工場へ引きずり出し女の子達と会話を交わす。話を聞くと2人は恋人同士らしい

「今度は貴方が彼女さんを守ってあげて下さいね」

「はい、分かりました!」

「ではまた何時か」

「はい」

恋人達は直人に背中を向けて歩き出した。手を握ったり顔を見合わせている当たり熱々だと考えられる

「……これで抗争は免れるでしょうか」

「多分抗争は起きるよ。でも、未来は少し変わったかもね」

「ならいいのですが…」

「じゃあ予定も早く終わったし買い物行こ。直人も来る?アイス奢るよ」

「アイス…!お供します」

冷静沈着を装う彼だが誘惑には負けてしまった


「おいおい、これはどんな状況だ?」

武道達が工場から出た後、入れ替わる様に愛美愛主の総長、長内とその隊員達がやってきた

「おい、起きろ~」

「グッ!はっそ、総長!」

「お前ら全裸になるような事されたんか?あっもしかして失敗したのか?」

「そ、それが急に強い奴が横槍してきて…」

「強い奴〜??言い訳すんじゃねぇ!」

「カハッ!!」

殴るは蹴るでやられた人達が又倒れていく。それを少し遠くで見ている男がいた。

「強い奴って誰です?」

敬語を使う彼は周りの人よりも小柄で髪型と派手なメガネで何とか不良だと思わせる身柄である

「ヴッ…はぁはぁ?」

「強い奴って…どんな特徴でしたか?」

「ハァ…青くて、冷たい目…だった………」

「…そうですか」

「何何〜?もしかして探している奴?」

どこからともなく男が現れ話を割って来た。長身ながらも細い彼だが手の甲には罪と罰がかいてあった。

「東京卍會の抗争を止めようとしているのか?彼奴は…」

「ん?抗争するの?」

「あぁ、するさ。元々愛美愛主との関係は最悪だから喧嘩売ったら東京卍會は買うだろう」

「ふーん」

未来を変えたら運命も変わるか。いや、未来を変えても運命はそう簡単には変わらない。それは彼、稀咲鉄太にとって一番わかっている事だ

「長内さん。東京卍會の隊員を襲って宣戦布告して下さい」

「はーい。じゃお前らやってこーい」

嫌な声が工場に響いていったがその声は武道達には届かった


「冷た…歯が……」

「知覚過敏?君まだ小学生でしょ」

「タイムリープ分も含めて10年振りに食べたので…染みる……」

10年もアイスを食べてない人がいるとは、どのようにして夏を乗り切ったのか聞こうとしたが

「あれ?師匠!」

弟子に鉢合わせしてしまった

「千冬か、元気だね」

「いや〜大分暑さにやられてますよ。今日も暑いっす」

「未来の方が暑……まぁもう夏だもんね」

「今何か言い換えましたよね?」

「気の所為だよ」

ふと武道が下を見ると直人の表情が暗くなっていた。相手が次期犯罪組織の一員になる可能性があるからだろう

「そうっすか?…ん、その子は?」

「あぁ、この子は直人。俺の…、…相方だよ」

「どうも」

さっきと比べ表情が明るくなり年相応の笑顔をした。これが俗にいう営業スマイルだろう

「どうもっす…」

一方千冬はさっきと比べ暗い顔をし始め直人を恨むように下を見る。子供にやっていい顔ではない

「松野、顔が怖い」

「むむむ…!!」

威嚇するように直人を見つめていたが急に声をあげた

「そうだ!俺が相棒になればいいのか!」

「は?」

急に、しかも意味がわからない言葉に武道は疑問を投げかけようとしたがいつもよりも低い相方の声によってだすことができなくなった

「師匠!もし俺が貴方に勝つぐらいの強さを持ったら相棒と呼ばせてくださいッス!」

「は…え、あ?」

「じゃあ俺今から特訓して来ます!」

トンデモ発言をした千冬は武道が理解するまでにはもういなかった

「…凄い人を弟子にしましたね」

「君を相方と呼ぶんじゃなかった……」

そう言い溶けたアイスを食べた。頭が痛くなってしまった

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