テラーノベル
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病床で寝ていると、大きな雨音が聞こえた。なんだろうと思って、目を覚ますとその雨音に似合わないほどの大雨だった。わたしはびっくりしていると、びしょ濡れの女の子が病床に入ってきた。「はじめまして…にんげんさん…ですよね。」わたしはちょっと礼をした。確か、前にあかりから撫でるのは挨拶の印って言われたような。だから、わたしは歩いてその女の子の頭を撫でた。その女の子はニコッとした。すると、雨が急に止んだ。「ゆうもします…」そういうと、その女の子はジャンプしながら、わたしの頭をよしよしした。ゆう?この子の名前はゆうと言うらしい。そこから雑談して4分後くらいに、あおばが病床に来た。「あっ、ゆう。」「あおばさん。」互いにニコッとしていた。
その後あおばがゆうを説明してくれた。「このこはゆう。てんきをあやつれるこだよ!さっきまでかなしかったの?」「うん。」「でもいまははれてるもんね!」「うん!」ゆうとあおばが会話してるところを、しっかり目に通した。
どうやらゆうは不機嫌だと雷や雨を降らし、機嫌が良いと晴天にさせるらしい。いまは曇りなので、半々といったところだろうか。
そして深夜帯に差し掛かった頃、前あおばと稽古した広場から大きな音が聞こえた。
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