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◇◇◇◇◇
レイラさんは、僕たちと一緒に、はじめての城外に出ていく。
外出前に丞相のところで、最低限の外出用の服装に着替えさせられて、それとマジックポーチを持たされたらしい。その中には、隷属の首輪が入っている。しかも、スペアも入れておく周到ぶり。それ僕用の首輪だそうです。
そういうことやったのね。
「レイラさん!はじめての外はどんな気分ですか?」
「ちょっと怖いけど、大丈夫です。でも、嬉しいです。」
「それは良かったです。
まずは、冒険者ギルドに寄って、冒険者登録しましょう。ダンジョン登録も必要ですしね!」
早速、冒険者ギルドに向かう。
また、ざわざわしてる。他の国と違う視線に、あまり気分が良くない。元の世界を思い出す。気にしないようにしよう。
「カルメンさん!おはようございます。
今日はこの人の冒険者登録とダンジョン登録もお願いします。」
「あ!ユメさん!また来てくれたんですね!
はい、新しいメンバーの方ですね。羨ましいです。それにしても、黒の軍団の方はお綺麗な方ばかりですよね。審査とかあるんですか?笑!
それでは、こちらに手を乗せて、魔力を流していただけますか?」
レイラさんが、戸惑いながらも手順に沿って登録を行なっていく。魔力って誰でもあるんやんな?考えてなかった。
「はい、登録できました。表示を確認お願いします。」
<ステータス>
レイラ 16歳 レベル1
称号 冒険者ランク20(黒10)
ジョブ 世界民
HP 3⁄3 MP 3⁄3 BP 3
「え?ユメさん!これからトニナダンジョンに行くんですよね?このステータスだとちょっとお勧めできないんですが、大丈夫でしょうか?」
「そうですよね。でも、大丈夫です。任せてください。」
「うーん、わかりました。黒の軍団ですからね。
冒険者は自己責任ですから、くれぐれも無理をされないようにお願いしますね!
それでは、ダンジョンの登録もしておきますね。
レイラさんは、ここの国の方ですよね?スカウトされるなんて、本当に羨ましいですよ。」
カチャカチャ
「はい、こちらがレイラさんの冒険者証になります。」
無事登録できて良かった。
でも、カルメンさんもレイラさんのことは知らないみたいやし、本当に存在を隠されてたんやな。
「レイラさん!これで冒険者ですね。外の世界を楽しみましょうね!」
「はい!ありがとうございます。」
なんか、元気になったね、うんうん。
冒険者ギルドを出てから、帝都を脱出!
先に契約できる場所に行きたい。
隠密スキルは必須やからね!
みんなで、人目につかない場所まで到着!
「レイラさん!準備はいいですか?」
「はい、楽しみです。」
今日ずっと出っ放しのメッセージに返事をします。
<レイラがなかまにして欲しそうにこちらを見ています。
なかまにしますか?>
「Yes !」
「お!繋がったな!レイラもこれでなかまやな!よろしゅう。」
「はい、よろしくお願いします。嬉しいです。
なんか変な気持ちです。ものすごく、ユメ様に密着したいです。みなさんの気持ちがわかります。これなんですね。」
「せやろ!密着エナジーチャージ言うてな!気持ちいいのもあるんやけど、回復の効果もあるんやで!なかま限定や!」
「レイラさん!なかまシステムのことは、追々みんなに聞いてください。
で、契約には続きがあって、今は仮契約なんです。本契約しないといけないです。
キスすると契約になりますけど、大丈夫ですか?」
「はい、嬉しいです。はじめてでわからないですけど、よろしくお願いします。」
同意いただきました!
「ユメ!ぶちゅーと行け!」
「お頭♡ぶちゅー!」
いつもみんな契約になると盛り上がるな。
どういう心理なんやろか?
じゃ、契約します!
「「あ゛ーーーーーーーーーーーー!!」」
この快感!ひさびさにおしっこちょと出てしもた。また、黙っとこ。
「なんですか?全身黒ずくめになりました。わ、体が軽いです!」
「胸のマークも同じですよ!」
とりあえず、契約も無事に終わり、レイラさんがなかまになりました!
久しぶりになかまが増えて、僕含めて7人体制の大所帯になりました!混雑しそうやな!
◇◇◇◇◇