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三玖は投稿するコーデに行き詰まり散歩に出掛けた。
街灯に照らされてる花に見とれているとカツカツとヒールの音が聞こえたので振り向くと
「私綺麗?」と赤いコートの女性がマスクをとって裂けた口を見せた。
「あなた家に着て!」三玖は手を引いて家に入れた。
「怖くないの?」
「いいえ!あなたはブルベだから。」と押し入れに淡い水色のワンピースを出して渡した。
「何する気?」女性はおどおどしながら聞いた。
「良いから着て!」三玖の熱意に押されて水色のワンピースを着た。
「に、似合う?」
「ええ最後に麻色のストールを巻いたら完全鏡見てごらん。」
鏡を渡され見てみるとまるで別人みたいに感じた。
「これが私?」
「化粧したらもっと綺麗になるわ。」三玖は清楚メイクをほどごした。
「写真撮るわよ。」女性はぎこちないポーズをとった。
「恥ずかしい…。」
「うん良い感じよあなたのお陰よ。」三玖の言葉に微笑んで帰えって行った。
「私もしかして口裂け女を相手にしたの?」我に返り肝が冷えたが試しにXに投稿してみると奥様層から「素敵なコーデ!」などコメントがきた。口裂け女には申し訳ないと思いつつも喜んだ。
数時間後「君の友人?のファッション素晴らしいね是非うちのファッション雑誌で出したい!」と編集長らしき男性から電話がかかってきた。
「はい勿論です。」と即答した。