ランプが消えた。
夜の6時、
長井先生、織田さん、田所さん、
広尾看護士が出てきた。
森さん。
寝台に寝てた麻衣。
無事に終わりましたよ。
まだ車椅子を使用してもらいますが。
個室に移された、
あれ?、佐伯さん、木の実ちゃんが来ないの?…
鈴ちゃんが
お姉ちゃんは?…
まだ寝てるからねぇ。ごめんね鈴ちゃん。木の実ちゃん。
長かったのね…
木の実ちゃん~笑っ
あ、麻衣さんの妹さんね。
私亜香里って言います。
お母さん?…
無事に終わったよ。
亜香里座りな。
ずっと居たの?…
うう…
観たら寝てた麻衣。
麻酔がまだ抜けてないねぇ。
もう少しですよ…
看護士さんが見えた。
水差しを置きます。
寝るときになったら抗生物質のお薬を置きます。
広尾看護士さんは?…
朝からのお勤めでしたから帰りました。
そうですか…
脈拍を計り。心電図を観て、安定してますから何かあったら教えてくださいね。失礼いたします笑っ
ありがとうございます。
父は腕組みしてウトウト、
母は姉さんの顔を見ながら、
何かを読んでた。
私は雑誌を捲ってたら
コンコン、
長井先生~笑っ
まだ覚めないか?…
2度目の麻酔打ったから。
眼を開けさせて、
光を当てた、
脈拍を計り。
綺麗な顔をしてるから、夢でも観てるかな?…
ちょっと失礼。
脚を診て、
お父さん悪いな?…
カーテンを閉めた。
せ、先生…
恥ずかしい…
いい寝顔見せてもらったよ。
カーテンを開いた。
麻衣~笑っ
姉さん~笑っ
けっこう寝てたな笑っ
脚元が涼しいなぁと思ったら先生がいるから…
痛みあったら薬置いてあるから。
はい笑っ
涼しいって言ったな?感覚あるよ…
じゃあな。
ありがとうございます。
お父さん。お母さん。脚あるよ!
人の脚?…
違うだろ。
触ってもいい?…
亜香里ならよいけどお父さん~💦
あなた…よしなさいよ嫁入り前の娘よ…
だなぁ…
でもほくろあったよね?。
ふくらはぎにある。
観てみる?、
ほんとだ~笑っ
まだ歩けないの?。
看護士さんがまだ車椅子を使ってて。明日また診てくれるでしょ。
お父さん。
カーテン開けた。
つまらない…帰るか?…笑っ
行くよ?、欲しい物ないの?
売店終うよ?…
ミルクティー欲しい。
それとね。ケーキかな?
肥るって~笑っ
お食事をお持ちしました。
どうしたら食べれます?。
カチッ
折り畳みのテーブルついてたのね。
看護士さんの動き見てた亜香里。
てきぱきと
用意した。
お膳を置いた、
箸ありませんね。
ポケットから、
おしぼり、袋の割りばしを差し出した、
これお使いくださいね。
亜香里ちゃん~笑っ
振り替えったら。え?…広尾看護士さん。
シィー
お茶を差し出して、
熱いですからお気をつけくださいね笑っ
いただきます。
ベッドを起こしてくれた。
新井さん~笑っ
わあ。え?広尾さん。
今お出かけしてきたから。
ヘ?。看護士さん~笑っ
麻衣さん手術終わったのね。
お茶碗置いて、
わざわざありがとうございます。
良いのよ。プライベートで出掛けてたから。
カーテン閉めて、
見せてくれる?…
大腿骨の付け根からだ…
もう少し我慢してね歩くのは…
はい。
おめでとう麻衣さん…
私ね退職するからね。
え?何で?…
結婚する事になったからママになるのよ。
ほんとですか?…おめでとうございます。
寂しくなるね…
いつ辞めるの?…
今月中は居るから。
そうですか…