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「あぁ…何とかいけた…はぁ〜緊張した〜」


残りの2人も変装を解き、深澤と宮舘が顔を見せる


「康二!2人まで巻き込んで…何で、こんな危険な事したんだよ!見つかったら、大変な事になってたんだぞ!」


明らかに2人に頼んだのは向井だろうと、渡辺は声を荒げて向井を問い正す


「だって、それは…」


向井が言い淀んでいると


「まぁ許してやってくれ。俺だって、翔太の顔見たかったんだ…昔、守ってやれなかった分、これ位はさせて欲しい…」


そう宮舘に諭されて、渡辺は引き下がるしかない


「あの時の事は、言わなかった俺が全て悪い。だから涼太が気に病む事は全く無いよ…」


2人は、しばらくお互い見つめ合い…苦笑いして話をやめた

きっと頑固な2人は…このまま言い合いしても【自分が悪い】と言い合うだけで、結局決着はつかないのだろう…

幼馴染で良く似た頑固者の性格は、きっと一生治らない…


「康二は翔太に話があるんだろう?」


深澤が向井の背を押し、励ましながら…そう言った


「しょっぴー…あの…俺…しょっぴーに、聞いて欲しい事があんねん…」


そう言われた渡辺は、2人にはリビングに残ってもらい…向井を寝室へ連れて来た





「それで、話って何?」


渡辺が向井に問い掛けるが、なかなか切り出そうとしないので…渡辺の方から聞いてみた


「ねぇ康二…どうしてあの時、アイツを殴った理由…話さなかったの?」


その理由を話していれば、もう少し周りの対応も変わっていた様な気がする


「だって、俺…今度こそ、好きな人の事守りたかったんや…」


「好きな人?」


「友達の好きと違うで!キスしたり恋人になりたい方の…好きな人///」


慌ててそう言って、我に返る…


「それって、俺の…?」


「しょっぴー以外、誰がおんねん!」


「………」


突然、告白された渡辺は…しばらく黙って下を向いていたが

立ち尽くしたままの向井の腕を、ソッと引いて…身体を引き寄せ、キスをした


「!」


突然の事に、向井の身体が固まった


「俺だって…好きな人の事、守りたかったんだ…」


そう言って、渡辺は向井の目をジッと見つめる…

メンバーを巻き込んで起こした騒動は、渡辺の冷えた心に【好き】の気持ちを思い出させてくれた…


「康二を助けられて、本当に良かった…」


嬉しそうに微笑む渡辺の姿に

感動した向井は、目が潤み…滲む涙を誤魔化す様に


「ずるいやん…全部俺が言いたかったのに///」


そう言って、渡辺の腰に抱き付いた

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