krpt

urnojp

監禁

リクエスト

リクエストしてくださった方誠に申し訳ありません。監禁要素あまりないです。本当にすみません。

最近、urとnoさんの様子がおかしい。おかしいと言うより、あまりにもあの二人が呑気すぎる。

20xx年、突如としてjpは俺たちの前から姿を消した。最後に交した言葉はきっと他愛も無い言葉。そんな言葉を最後にjpは失踪してしまった。

tt ）…っ、やっぱり俺、警察に行く

ur ）いいよいいよ、しなくて、きっと帰ってくるって

tt ）ｯ！お前は無責任すぎるねん！！そう言ってもう1ヶ月も経った！！やけどjpは帰ってこん！！

no ）自分の自由に過ごしたい時もあるんじゃないですか？

tt ）ｯ、今までもそんなことはあったけど…連絡も一切もせずここまで失踪することは…

no ）ttさん、貴方だけがjpさんのこと詳しいと思ったら大間違いですよ

tt ）は、？何言って…

ur ）そーそー、知らなくていい事情ってもんもこの世には存在するんだからさ、笑

まるで話が通じない。狂ってる、どうしてメンバーがかけてしまったのにそんなに平気でいられるのか俺には理解しがたかった。

na ）…ttさん、もういいと思います、このふたりに話さなくて

小声でそんな言葉をかけてきたのはnaさんだった。俺と同じくこの2人の言動や行動に疑問を持っている。いや、urとnoさん本人たちが自覚してないだけでほかのメンバーは全員おかしいと感じている。

tt ）…そう、やな

ur ）noさーん、ゲームしに行こうぜ

no ）…いいですけど、独り占めしないでくださいよ

ur ）それはどうかなー笑

mf ）どっか行くの？

no ）ちょっと、ゲームをしに

dn ）部屋でやればいいじゃん

ur ）いやーそれが残念ながら部屋でやれるゲームじゃないんだよねー

et ）マジで何言ってんの

皆、urとnoさんの発言にイラつきだんだん口調が荒くなっている。嗚呼、こんな状況もjpが居ればすぐ解決してたのに。

no ）行きましょう、話通じませんし

sv ）それ、ごめんけどこっちのセリフね

珍しくsvさんがキレて立ち上がる。

ur ）おーこわいこわい、笑喧嘩ですかー？

ur ）やっぱjpさんいないとみんなおかしくなるんだな笑

na ）…なんですかその発言

no ）…urさん、あなた馬鹿ですね

ur ）いや、あっちが悪いでしょ笑

ya ）お前マジで黙れよ

今まで無言で俯いていたyaくんが低い声でそう言う。

ur ）…笑

no ）早く行きますよ

ur ）へーい

tt ）…

et ）いいの？追いかけなくて…

tt ）もし、もしもurとnoさんの手によってjpが何かされていたのだとしたら、守らなければならないのはjpや

ya ）…人質みたいなもんだな、これじゃあ

mf ）あの二人に手を出したらjっpがどうなるか分からないってことか…

tt ）もしふたりがjpを匿ってたらの話やけどな、

dn ）…おかしくないよね、あの二人なら

et ）うん、jっpに対して異常な執着だった

tt ）ｯくっそ！！もっと、…ちゃんとそばで見とけば良かった……ｯ

何も悪くない机に手を思い切り叩き、自分の行動を反省する。おかしいのは分かっていたのに、それを信じたくなかったのは俺自身だ。

hr ）異変は感じていたけどまさかここまでとは…

もう、俺たちに手段は何も残されていないのかもしれない。

no ）…バレてますよ、確実に

ur ）ん？あー、そうだな

no ）あなたのせいで

ur ）だって警察呼ばれるより俺らが監禁してるってうっすらわかった方が楽じゃん？笑

no ）合わせる顔がないじゃないですか

ur ）元々そんなつもり無かったくせによく言うね

no ）…

ur ）鍵、貸して

no ）僕が開けますから、どいてください

ur ）…

no ）（がちゃ、

ur ）jpさーん、ただいまー♡

jp ）っ、いつまでこんなことするつもり、

jp ）そろそろメンバーも気づくよ

no ）もう気づかれてます

jp ）は、？

ur ）でもー、君の相棒がー警察に通報するとか言ってきたからうっすらバラしちゃった♡

jp ）ふざけんな、ｯ！！

no ）自分で状況分かってるんですね笑

jp ）っ、

最悪だ、俺が予想してなかった方向にどんどん進んでいく。バラした？メンバーに？そんなの、警察に通報するはずがない。

ur ）まあ、いまjpさんは人質みたいなもんだし

no ）あの、ちょっと二人で話したいので出てもらっていいですか？

ur ）…どーぞ

no ）ありがとうございます

jp ）…なに、

no ）貴方は僕たちとメンバーさん、どちらの方が好きですか？

jp ）…メンバーだよ、そりゃ

no ）…ならばあなたを解放させてあげます

jp ）…え、

no ）もともと、僕はこんな状況求めてないですから

jp ）どういうこと、？

no ）提案してきたのはあっちからです、僕はそれに従った迄です

no ）さあ、行って

jp ）っ、！

意味がわからなかった。状況が全く呑み込めない。だが、no兄は本心でやっていないということだけはわかった。

ur ）マジで何してくれてんの

no ）笑

no ）jpさんはシェアハウスに戻りますよ

ur ）当たり前だろ

no ）希望を与えてからの絶望ってものすごい俺の好みなんだよね

ur ）…マジでお前を誘った俺が馬鹿だったわ

no ）とか言ってちょっと楽しみなくせに

ur ）…笑ばれた？

あれからどれくらい走っただろうか。靴もなければ携帯もない。地形を頼りに家に帰る。俺の目的はただそれだけだった。

jp ）…っは、つい、た…

今すぐにでもシェアハウスに入りたかった。ただ、メンバーになんて言われるだろうか、それだけが心配だった。というかなんて説明すればいいのだろうか。

jp ）とりあえず行くしかない、よな

意を決してリビングの扉を開けるといっせいにみんながこちらを見てきた。

tt ）j、p…？

jp ）tt、ごめ──────

「ごめん」と言おうとした瞬間にぎゅっと抱きしめられ、俺は反動で抱き返した。

jp ）ごめん、ごめん…心配かけて……

tt ）こっちこそごめん、ちゃんと見てなくて…

ya ）ねえ、何があったの、教えて

jp ）…みんな大体わかってると思うけど───

俺は、監禁された経緯、そしてなぜ監禁されたのか、何をされたのか、そしてno兄は味方だということを話した。

mf ）…ごめん、話させて…

jp ）ううん、大丈夫

dn ）jっp…すぐ助けに行けなくてごめんね、

jp ）大丈夫だよ、俺も、まさかこんなことになるとは思ってなかったから…

そう、みんなが安堵した後、悲劇はやってきた。玄関のドアがギイっと空いた音がした。

tt ）っ、jp、隠れて

jp ）う、うん…

まさかurが来たのか？no兄は？どうなったの？まさか裏切ったから…なんて不安がよぎる。

no ）あれ、皆さん？

まさかの顔を出したのはno兄だった。

ya ）っ、…

tt ）お前マジでびっくりさせんなや

jp ）っねえ！urは…？

no ）あぁ、urさんならどこか行きましたよ

どこかって…曖昧なところもno兄らしいっちゃらしい。

no ）それよりもjpさん、手当するのでこっちに来てください

jp ）あ、うん、…

そう言って、俺が1歩ずつno兄に近づいていると、急に俺の腕を引っ張った。

ya ）だめだ、…行かせれない

no ）どうしてですか？手当、しますよ？

na ）手当は私たちがしますので

no ）僕の方が医療に詳しいと思いますけど

rn ）noさんよりrnの方が優秀です！

no ）…それもそうですね

案外あっさり納得し、結局手当は女子組にやってもらうことに。

jp ）っいて、

et ）もうちょっとだから、頑張って

no ）…

さっきからずっと時計を気にしている。

na ）なんでそんなに時計を気にしてるんですか？

no ）あぁ、いえ特に、笑

na ）…あなた、本当にjpさんに危害を加えるつもりは無いですか？

no ）もちろん！ないですよ

彼の笑顔に光は存在しなかった。

et ）…jっp、このキズ、全部あいつが付けたの？

no ）そうです！

rn ）あなたに聞いてない、jpさんに聞いてます

no ）…ち、っ

jp ）殆どはur、だけど一部はn兄、…

no ）僕は言われたからやっただけで…本心でやった事なんてないですよ？

na ）本当ですか？

jp ）それは、分からない、別の部屋で話してたみたいだから…

et ）そっ、か…

さっきからyaくんがずっとnoさんを警戒している。yaくんの警戒心はよく当たる。この人、何か隠している。

ya ）…コート脱ぎなよ、暑いでしょ

no ）いえ、僕寒がりなんで笑

sv ）この前の時は暑がりって言ってなかったっけ？

段々とnoさんの嘘が付けなくなっていく。このままではもしかしたらjpさんが危ないかもしれない。

na ）ttさん、部屋に行ってjpさんとお話してきてください

tt ）…あぁ、そうするつもりや

tt ）行こう、jp

本人に気づかれる訳にはいかない。じゃないとまたjpさんが壊れてしまうから。

jp ）…うん、

no ）待ってくださいよ、ここでお話しましょ

dn ）なんで、？なんでここで話す必要があるの

no ）……

ur ）あのさぁ、マジでなにやってんの

na ）、！！？

気づかなかった。彼はずっとこの会話を聞いていたのだ。

ur ）黙って見てたら…ホントどこまでも無計画だな

no ）やっぱりみんな警戒心が高いですね

jp ）は、？どういうこと、！！no兄！！

no ）…笑

no ）どうもこうもありませんよ、1回希望与えてから絶望を与えようと思ったのに

だめだ、今会話ができるような人間では無い。またjpさんに危害が加えられる。嗚呼、こんな未来嫌なはずなのに想像通りなのがもっと嫌だ。

ya ）マジで狂ってんな。お前ら

ur ）…jpさん、おいで

tt ）行かんでええ、

jp ）…、っ

no ）…ほかの人たちがどうなってもいいんですか？

jp ）っ、！なんで、！ほかのメンバーには手出しないって、！！

ur ）それとこれとは状況が違うって言うか

jp ）いや、いかない

et ）これ以上jっpに危害加えるなら私達も黙ってられないんだけど

ur ）なんでそんなだるいことしかしないんだよ

no ）これは想像してません

ずっと、ずっとjpさんを地下深くで監禁していたと考えると怒りがふつふつと湧いてくる。

na ）…もうあなた達のことをメンバーだとは私は到底思えません、出ていってください

ur ）…いいよ、別に、jpさんがこっち来るならね

ur ）来ないのならその取引はできないなぁ

tt ）ふざけんなや、jpはお前らのモノやない

ttさんが静かにキレ、みんなが息を飲む。

tt ）さっきからなんでjpをモノみたいな扱いしてんねや、頭おかしいんか？

ur ）…

tt ）noさん、お前のこと信じてた俺が馬鹿だった

no ）騙される方が悪いでしょ

jp ）っ、…！

sv ）どこまでも地に落ちるんだね、そうやって

ur ）うるせーな、まじで

だめだ、この2人を怒らしたらどうなるか俺がいちばん理解してる。なのに、足が動かない。過去をふりかえっても嫌な記憶しか蘇らない。

─────────

jp ）やめて、！！noに、！

no ）まだあと1時間は付き合ってもらいますよ

jp ）なんで、こんなことするの、！

no ）…まだ分からないんですか？

no ）あなたのこと本気で好きになってしまったからですよ

─────────

嗚呼、気持ち悪い。どうして俺なんかに恋愛感情を抱くのか全くもって分からない。

jp ）もう、いい加減にして…

jp ）俺はこれでも耐えた方、みんなに危害加えたら俺が許さない

ya ）jp…

no ）…帰りましょ、urさん

ur ）…ちｯ、つまんな

俺が強くそういうと2人は痺れを切らしてこの家から出て言った。

jp ）…は、ｯ~…

安堵と同時に何故か不安も過り俺はその場で座り込んだ。

tt ）jp！大丈夫か、？

jp ）…大丈夫、

na ）とりあえず部屋に運んで安静に過ごしましょう、

許せない。なんであいつらに何も罰が下されないの？なんでjっpがこんな思いをしないといけないの？

et ）……

2人が居なくなったからと言って怒りが収まった訳ではない。当然だ。大事なメンバーを傷つけられたのだから。

et ）どうにかして報復できないのかな、

あの二人のことを考えるだけでムカつく。

相方がやらかし、大事な人も手放さなければならなくなってしまったこと状況。

ur ）どうしてくれんの？

no ）さっきも言ってただろ？予想外だって

ur ）お前を誘うんじゃなかった

no ）あん時は間抜けだったなぁ笑

ur ）殺すぞ

no ）おーこわいこわい

本当は俺一人で計画するつもりだった。だがある日その作戦はnoさんにバレてしまう。しかしnoさんは言わない代わりに俺も混ぜてと言ってきた。だから承諾した。

ur ）パチばっかつきやがって

no ）さぁ、なんのことかな

ur ）なんか作戦、あるの

no ）ないですよ

no ）だから今から考えるんです、どうやったら連れ戻せるか

ur ）…最終手段はまだ流石に先だからな

no ）分かってます笑

ur ）とか言っときながらコートにナイフ常備してるくせに

no ）あれはほんとに危なかったです、もういっその事殺してしまおうかと笑

ur ）サツに捕まったらたまったもんじゃねぇ

no ）まあゆっくり考えましょ、まだ時間はたっぷりあるんですから

ur ）…あぁ、そうだな

元々手放すつもりなんてない。あれは場が悪かったから。少々手こずってしまっただけ。次は地獄を見せる。だからそれまで…

ur ）…待っててね、jpさん、︎︎︎︎❤︎