テラーノベル
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「(威勢は張ったが正直なところ結構危ないんだよな…ルドを守りつつゾディルやったらどっこいどっこいってとこか…他の奴らも相性次第では危ういし…)」
各所ではそれぞれザンカとジャバー、リヨウとネルデ(ラムレザルのあだ名では【ロン毛】)、サンタ親子&デルタとブンドゥス(ラムレザルのあだ名では【帽子をかぶったジジイ】)、エンジン&イオタとフウ(ラムレザルのあだ名では【陰キャ】)との戦いが始まろうとしていた。
「不愉快だ。非常に不愉快だ」
「デルタ、未成年喫煙だぞやめなさい。ディアも敵さんの前でそんな顔してちゃだめだろ?2人とも大人になってシワが増えちゃうだろ?」
「飯食いに来ただけなのにンでこんな場所にいんだよ!!?巫山戯んな死ね!!!」
「そんな言葉使うな!仮にも神に仕えてる身だろう!?」
ぎゃんっと叫ぶデルタにそうだそうだという顔をするディア。
「微笑ましいねぇ…親子かい?」
「こっちは違うがこの子はそうだ。血は繋がってないけどな。だから早くこんなに所退散したいよ。夜までに帰らないとディアの眠気とデルタの礼拝の時間がやってきちまう」
「小さいのがディアでそっちのお嬢さんがデルタってぇのかい?ディア坊とデルタ嬢と呼んでいいかい?」
「気安く呼んでじゃねぇよクソジジイ🖕」
「ハッハッダメか。この小生意気さが可愛らしい年頃だな。2人はいくつだ?」
「ディアが先月で10歳になったなぁデルタは…」
「17だ。もう結婚出来る年だ。」
「そうかそうか。好きな人はいるのか?」
「いる」
デルタの言葉に耳を疑ったサンタ親子。
というのも姉貴分であるラムレザルの影響をモロに受けて言葉遣いが悪くそれにプラスして気難しい性格のデルタ。好きな人がいるとは全く知らなかった。
「お、お前好きな人いたのか…?」
「当たり前だろ。」
「え、誰…」
「姐さん」
「姐さん…え!?姐さん!?ラムか!?」
「悪いかよ」
言っちゃアレだがデルタは生粋のラムレザルガチヲタである。《姐さんの1番は自分。自分の1番は姐さん。姐さんが全て。姐さんが世界。姐さんが法律》そんなヤバい思考を持つのが彼女である。
「ところでジジイ…おめぇから敵意を感じねぇけどヤル気あんの?ねぇの?」
「ジジイはやめてくれ。ブンドゥス、それが名前だ」
「質問に答えなジジイ。ヤルのかヤラないのか」
「ふむ…そうだな。確かに、今の俺には敵意はない。今ここにいるのはゾディルの命だが俺個人が欲しい物は別にあるんでね」
「じゃあそれが手に入ったら戦わずに済むのか?」
ブロの問にブンドゥスは《NO》と返した。
「お前達に勝利することでその一つが手に入るんだよ」
するとディアが何かを見つけるブロの袖を引っ張った。ディアの視線の先には義手の指が落ちていた。
「(ンだあれ…)」
「俺が欲しいのは情報。俺が知りたい情報をくれたらお前達が俺達に負けたらどうなるか、教えてやろう」
その言葉と共にブンドゥスの右腕に付いていた物の蓋が開き無数の指が出てきた。
「掃除屋のボス並びにラムレザル・クロティルドは何者だ?」