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一時の感情に身を任せ

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一時の感情に身を任せ

17 - episode16

♥

20

2025年04月02日

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episode16 お仕置


所夜side

映矢輝さんが家に泊まってから数日。

あいも変わらず出現するウイルスをぶった切る毎日。

以前なら数十回に1回は映矢輝さんの仕業の任務もあったが、今となってはすっかり姿を見せなくなった。

仕事が増えなくて良かったとほんの少し思う反面、やはり心配が勝ってしまう。

まあ、私が心配したところでどうしようもないのだけれど。

ずっと気に止めて居ても仕方がない。元気にやっていると信じて私も元気で居なくては。

今日は久々に任務が入っていない平和な日だ。帰ってずっと見たかった映画でも見よう。








「ただいま帰りました〜」

玄関の戸を開けるが、ブライドの姿は無い。

任務なのだと悟り、ずっと気になっていた映画と定番のポップコーンを片手にソファに腰かける。

いざ見始めようといった時に、うるさい通知音が鳴り響いた。

確認すると、案の定任務だ。タイミングが悪すぎる。

行きたくないなぁと不満を抱えながらも、ポップコーンにふんわりとラップをかけて家を出る。

こんな至福な時間を邪魔されたんだと所夜は気合いを入れて現場に向かった




ブライドside

簡単な任務をこなし、帰路につきながら気になる店に何件か寄り道しながら歩いている時。

1つのファンシーな雰囲気の店が目に止まった。

ショーウィンドウにはキラキラと輝くネックレス、フルーツ型の飾りが着いたイヤリング、フリルがたくさん付いたリボン。ブライドには眩しすぎるものだった。

しかし、この店が目に止まったのはブライド自身が興味を持ったからではない。

ネックレスの宝石が、映矢輝の髪の色によく似た色をしていたのだ。

瞬時に彼女の顔が浮かび、つい衝動買いしてしまった。

今度また何かやらかしたら見せつけてやろう。何故か好かれているから欲しがるだろうし。

少しだけ気分が上がり、今日はまだ出かけていようと思った時。

任務用の携帯から振動が伝わった。内容を確認するとウイルスが何らかの原因で大量発生してしまっているという事だった。

その何らかの原因とやらに少々心当たりがあるような気がしたが、急いで現場に向かう事にした。











数日前

映矢輝side


ぱぱー!帰ったよ!


地獄にある屋敷に戻り、父親に向かってそう呼びかける。

が、しかし返事はない。

寝ているのか、と思った矢先に奥の部屋から父親の姿が出てきた。

映矢輝は抱きつこうとした。1日とはいえ会えなくなる期間があったのは本人的に寂しかったらしい。

だが、その手は振り払われた。

「映矢輝、昨日は家に帰らなかったが何をしていた?」

鬼のような形相でこちらを見つめ低い声でそう言い放つ。

手の先が冷たくなる。父親を怒らせてしまった。どうすれば許してもらえるだろうか。

頭の中いっぱいで考えても、何も出てこない。まるでノートのように真っ白になってしまった。

「答えなさい。」

どうすると考えているうちに、首元から衝撃が全身に走った。

「答えないならばお仕置だ。」

まるで雷にでも撃たれたかのような感覚、何度やられてもこればっかりは慣れない。

首元を押さえ込みその場に倒れる。痛い、痛い痛い痛い!!!

でも、こうなったのは父親を怒らせてしまった自分のせい。そう言い聞かせなんとか数十秒の電流に耐えた。

「ごめん、ごめんねパパ、、。あたし、、パパの気持ち、、考えてなかっ、、た」

苦し紛れに出てきた言葉。無意識の内に言葉として出てきたものは、父親を庇うものだった。

「分かってくれたのならそれでいい。もう一度パパの元に戻っておいで。」

「はぁい、、。」


映矢輝が2人と会う度に情緒がおかしかったり、父親へのあからさまな態度はこのお仕置からの恐怖や洗脳を受けていたからだった。

「もうヘマしない、、ちゃんと全力出すからね、、、。」












えー、約1ヶ月ぶりの投稿なのに短くて

本当に申し訳ありませんでしたぁぁぁ!!


しかもなんか、、またあやふやになってきてるし、、、!

雑談部屋でなんかキャラの設定まとめみたいなん出そうかな、、、。


一時の感情に身を任せ

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