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桜と抹茶のホイップパフェ
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#ラウール
宮ちゃん
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#あべさく
@@ 璃 玖
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「はぁ、はぁ、……っ!」息を切らし、涙を滲ませながら、阿部は楽屋のドアを勢いよく開け放った。
バタン!と大きな音が響く。
室内には、一人でソファに座り、膝を抱えて俯いていた佐久間がいた。
そして、その少し離れた場所には、なぜか渡辺翔太と宮舘涼太の2人も一緒にいた。
どうやら阿部に背中を押した後、心配になって一緒に楽屋までついてきてくれたらしい。
翔太は気まずそうに腕を組み、舘さんは静かに壁に寄り添っている。
(……え、2人とも一緒にいてくれたの? っていうか、よく見たら翔太の服の裾、舘さんがちょっと指先で摘んでない……!?)
緊迫した状況だというのに、阿部のオタクアンテナがゆり組の密かな接触を敏感に察知して、脳内が一瞬だけ「尊い……!」とパニックを起こしかけた。
しかし、目の前の佐久間が驚いて顔を上げたことで、阿部はすぐに我に返る。
桃「阿部ちゃん……? どうしたの、そんなに息切らして、」
緑「佐久間……っ!」
阿部は佐久間の前まで一歩詰め寄り、溢れ出しそうな感情をぶつけるように叫んだ。
緑「舘さんたちから聞いた……! 佐久間、女の子と付き合ってるって本当!?」
桃「え? いや、あれは、「俺のことは、やっぱり全部嘘だったの……っ!? 君のあの体温も、全部嘘だったの……!?」
阿部の瞳から、堪えきれなくなった涙がポロポロと溢れ落ちる。
お試し期間の甘い時間も、あの日の「本気だ」という言葉も、全部自分の勘違いだったのかと、絶望が胸を支配していた。
すると次の瞬間、佐久間がソファから飛び起き、阿部の両肩を強い力で掴んだ。
いつになく必死で、少し怒ったような顔をしている。
桃「は? 何それ? ……だから! 本気だって言ってんじゃん!!」
楽屋中に響くほどの佐久間の大声に、阿部はビクリと肩を揺らした。
桃「嘘なわけないじゃん! 女の子って、あれアニメショップの店員さん! 激レアのグッズをトレードしてもらうために、街で真剣に交渉してただけ! 誰がそんな変な噂流したか知らないけど、俺が好きなのは、最初から阿部ちゃんだけだよ!!」
緑「え……?」
阿部は涙で濡れた目を瞬かせた。
桃「お試しで付き合おうって言ったのだって、そうでもしないと阿部ちゃんが俺を男として見てくれないと思ったから! 三ヶ月で別れようって言われた時、俺、マジで死ぬかと思ったんだからね!?」
佐久間は一気に捲し立てると、そのまま阿部を壊れ物のように、だけど強く、腕の中に抱きしめ込んだ。ぎゅう、と伝わってくる、いつもと変わらない、愛おしい桃色の体温。
緑「誤解……だったの……?」
桃「そうだよ、大誤解! 俺、阿部ちゃん以外、誰もいらないの。お願いだから信じてよ……」
耳元で聞こえる佐久間の声は、少し泣きそうに震えていた。
阿部も、勝手に不安になって逃げ出していたことにようやく気づき、佐久間の背中に腕を回して、その服をぎゅっと握りしめる。
緑「……ごめん。ごめんね、佐久間。俺……誤解して、勝手に怒って……」
阿部は佐久間の胸に顔を埋めたまま、泣きじゃくりながら声を絞り出した。
緑「俺、お試しなんかじゃなくて、最初から佐久間のことが大好きなんだよ……っ!」
桃「……っ、あべちゃん、」
佐久間は阿部をさらに強く抱きしめ直した。その感動の光景の後ろで、翔太が
青「……ったく、人騒がせな奴らだな」
と小さく毒づきながら、照れくさそうに顔を赤くして楽屋を出て行こうとした。
すると、舘さんがその翔太の手首を自然な動作で、だけどしっかりと捕まえて、優しく微笑みながら後に続く。
(ひえっ……! 翔太が赤くなって、舘さんがその手首を掴んで、2人で部屋を出て行った……! あの2人、絶対に何かある……! 隠してるけど絶対付き合ってる……!!)
佐久間に強く抱きしめられ、心は限界まで満たされているはずなのに、阿部の脳内はゆり組の「付き合ってる感」満載の後ろ姿に、別の意味でも大爆発していた。
お互いの速すぎる鼓動が重なり合い、二人の「お試し」は、最高の尊さを伴って、ついに正真正銘の本物へと変わった。
コメント
3件
あ〜〜〜もう最高だった!!🔥🔥 第4話、涙腺崩壊しながら読んだわ…!! 阿部ちゃんの誤解からの佐久間の「最初から阿部ちゃんだけだよ!!」って叫び、ガチで胸にきたし、その後の抱きしめ合いが尊すぎてやばかった。 おまけにゆり組の密かな接触を逃さない阿部ちゃんのオタク視点、完全に自分と重なるから笑った😂 お試しが本物になったラスト、まじで幸せな気持ちになれたよ。 続きも絶対読む!!