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『エイスケ…』
そして、その鏡の中に、1人のそれはそれは美しい女性が現れたのだ。
彼女は確かにエイスケ…と俺の名前を呼んだ。
「あなたは…?」
『久しぶりですね、ゾード…
よくここまでエイスケさんを導いてくれました。』
彼女は俺の問いを無視してゾードにそう話しかけた。
「もったいないお言葉です。
ヨロズ様…」
ゾードが片足を床について礼をする。
『失礼しました。
私は創造の女神・ヨロズです。
あなたに異世界ネットショップを授けたのは私なのです…』
「え、あ、そ、そうなんですか…」
『この世界には今2人の神が居ます。
創造の女神の私、ヨロズ、そして、破壊の神、ソウル…』
女神様は語り出した。
「ソウル…?
まさか、東雲にソウルを与えたのは…」
『その通り。
破壊の神ソウルです。』
「なぜそんなことを…?
神様同士が対立でもしているんですか?」
『聞いてください。
昔、はるか昔、全能の神・アーセンが居ました。
彼は宇宙のほとんどを私と共に統治していました。
そして、私たちは愛し合っていたのです…
しかし、破壊の神ソウルはそれを面白く思っていなかった…
いえ、私に横恋慕していたのです。
ソウルはアーセンを殺しました。
そして、私が彼を拒否すると、私までを殺して、全宇宙を手に入れようとしています…
彼のソウルによって滅びた惑星は数知れず…
ミアの惑星・アーレン。
ジョーカーの惑星・アーゼット。
そして、今地球・アースが狙われています。』
ヨロズの女神はそう言って、一度口をつぐんだ。
「俺に…
俺たちにそれを阻止しろ、と?」
『そう言わないでください。
地球が滅びてはあなた方にとってもまずいでしょう?
あなたの正義感を利用したことは確かです。
でも…』
「つまり、ソウル神は、地球を破壊しようとしている…?
それが、あなたを殺す事に繋がるんですか?」
『えぇ、繋がります。
そろそろ、あれが完成する頃です。
アーセンを死に追いやった、ソウルの力。
|神《・》|殺《・》|し《・》が…』
「神殺し…!?」
『そうです。
ソウルは一定の魂を集めれば、それに応じた願いが叶います。
1ソウルで転移術…
10ソウルでソウル波動…
そして、100億ソウルで、神殺し…
100億ソウルという数値は地球人を皆殺しにしてやっと手に入るソウル量なのです。』
「そんな…」
言葉を失う俺…
『お願いです、エイスケさん…
破壊神ソウルを止められるのは、あなただけなのです…
アーセンの仇を…
今度は彼を闇に葬る番です。
シノノメという男のソウルを打ち破った時、おそらく破壊神ソウルは死にます。
それが、ソウルの脆さ…
あなたにかかっているのです…
あぁ…
そろそろ、神託の鏡の時間切れです…
では、私はこれで。
ご武運を、お祈りしています…』
そして、女神ヨロズは消えていった。