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家に帰ってからは、ずうっと蒼のことしか考えてない。明日は休みだし、蒼に遊び誘ってみようかな?誘ったら来てくれるかなぁ?用事がないといいなぁ。
蒼とのメールを開くけど、そこで手が止まってしまう。明日、もし暇だったらさ,,,いや、これはなんか違う!明日暇〜?,,,これもなんか違う!!打っては消して、打っては消しての繰り返し。スマホと1体1で戦ってた時、ぴこんっと画面がなった。少しだけチカチカする目を動かして誰から連絡が来たのか確認する。
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〜真藤雪〜
ねぇ!莉奈ちゃん!明日暇〜?
もし暇だったらさ遊びに行かない?
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メールの内容を見たけど、あまり気分が乗らなかった。蒼と遊びに行こうとしてたんだけどなぁ。気分が乗らない頭でなんて返そうか必死に考える。今の時間は10時半で外も真っ暗。なんてくだらない事を考えて真藤君への返事を先延ばしにしようとしている自分がなんだか情けなかった。
そう、考えたら真藤君は自分から勇気を出して誘ってくれたんだよね。勇気があったのかはおいておいて,,,
ベットに転がる体を起こすとなんだか私にもやる気が出てくる。
真藤君の返事はまた後で!!まずは蒼に連絡してみよう!
こんな最低な事してる自分に恥ずかしい気持ちしかないけれど、きっといや絶対、気分が乗らない状態で行っても楽しめないもん!真藤君が嫌になるだけだよね。真藤君には、ちょっと待っててと送った。了解!の可愛らしい柴犬のスタンプが返ってくる。なんだかスタンプを見ると笑みがこぼれてきて、蒼に連絡する勇気をもっと与えられちゃった。ありがとう。(*^^*)
真藤君からしたらよく分からないメッセージになるけど言わないのは自分の中で許せなかったからそう送った。そこからは私は蒼との連絡で必死になって真藤君からの連絡には気づくことが出来なかった。
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〜真藤雪〜
いいよ。(*^^*)
こちらこそ”ありがとう”
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