私の部屋は一人部屋らしいのでゆっくり快適に過ごそうと思う。
でも、なんで男子寮の中に部屋があるんだよ…
クソ!!と叫びたくなる気持ちを抑えて302と書かれたドアを開ける
『あー、無理無理無理無理。』
なんか両隣の部屋うるさいし!?
窓を開けて外を眺めているとどこから来たのかすごい跳躍力で部屋に猫が入ってきた
『うわっ!!ビックリした……』
その猫は黒と黄色のオッドアイで毛並みがツヤツヤの黒猫だ
『顔険しくない……?』
猫「誰の顔が険しいんだ…ったく」
『うわっ、!?猫がしゃべったぁ!?!?』
猫「お前…俺の声が聞こえるのか…」
『な、なんだ…気のせいって事にしてもいいのかなコレ』
猫「パルチザン」
猫の周りに無数の剣が浮かぶ
『!!!あの!弟子に!してください!!』
猫「…は?お前…頭おかしいのか」
『いや分かってるんですけど…!!
私魔法が下手くそで……』
『少しでも貴方が魔法を使う事ができるなら』
猫「……じゃあ魔法図書館に行ってくれ」
猫「そこで俺の魔法を解く方法を見つけろ」
『はーいっ!』
猫「そうだな…期限は1ヶ月にする
その間に使えそうな本を見つけろ。」
『分かりました!!』
『……え、猫さんは手伝ってくれないの』
猫「俺が本を触ると……」
警備員「コラーッ!!この猫め!」
猫「こうなるからな」
『……はぁ”~…………』
大きいため息をつくとその辺にあった本を適当に捲る。
『頑張らなきゃ』
そう小さく呟いた。
『なるほど……考古学も少し手をつけてみよう』
猫「まだ見つかんねぇのか…遅せぇ」
こうして順調(?)に進んで行った、と思われた
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