アレア)んっしょ…んっしょ…
(`ω´* )o―< o―д-)oズリズリ
アレア伸びてしまった2人を引き摺って部屋に
連れ込み看病を始めた
アレア)(お水お水…)トテトテ…
切る事が無くなった長く伸びた髪を結び2人の服をはだけさせる
アレア)よいしょ…よいしょ…
胸元をはだけさせて水の入った桶にタオルを
浸し…2人の額に乗せたり汗を拭ったり鼻血を
拭いてあげる
アレア)大丈夫かな…
2人の顔を覗き目覚めるのを待つ
アレア)んぅ…(どうしよう…ねんねして
待ってようかな…)
2人を壁側に寄せ…道のある方でコロンと
寝っ転がる
アレア)o。.( ´O`)〜〜…ん、ぅ…
大きい欠伸をして少し目を瞑ると…直ぐに
アレアは眠ってしまった
翌朝
ベリアン)〜〜さん、〜…ん
ベリアンの呼び声が聞こえるが…誰を呼んでいるのか分からない…が
次に声を掛けられながら体を揺さぶられた
アレア)んッ…んぅ……
唸り声を少しあげて…目を開ける
ベレン)!!やっと起きたね、アレア
アレア)んぅ…??
アレアは寝起きでボケ〜っとしながら…頭より先に体が動きベレンを抱き締める
ベレン)!?
アレア)んぅ…もう少しぃ…
ベレン)ちょッ、お仕事しなきゃダメだから…
アレア)ンヘェ♪
ベレンを抱き締めたままアレアは情けない…
無邪気な笑顔を浮かべる
ベリアン)あ、アレアさん…?もう起きなきゃ…
ベリアンは何とか起こそうと手を近づけるが…
アレア)べりあんしゃんも…ぎゅ〜!!
アレアはベリアンの腕にも引っ付きニヘェと
笑う
アレア)んふふぅ♪スゥ…スゥ…
アレアは2人の腕に引っ付き無防備な笑みを
浮かべながら静かに寝息を立てている
ベレン)ど、どうしようか…
ベリアン)結構力強いですよね…どうしよう…
ベレン)好きにさせたらこっちまで
遅れちゃうし…
2人は困惑しながら眠っている
アレアを眺めている
アレア)んぅ…スゥ…スゥ…
アレアは2人の腕にスリスリと頬を擦り付け
満足そうに眠っている
ベリアン)こんな風に寝られちゃ
勘違いしちゃうよ…笑
ベレン)そうだね…笑それとも…からかったり、理性耐久レースでもさせてるのかな?笑
ベレンは笑いながらアレアの頭を優しく撫 で、
アレアは更に顔をトロンとさせた
ベレン)……はぁ〜…
ベリアン)べ、ベレン?
ベレン)ある意味ここに置いておいたらダメだと思うんだ?
ベリアン)それは…まぁ、分かりますけど
2人は寝ているアレアの頭を優しく撫で左右の
手の甲にそっとキスをしてアレアを離した
ベレン)これ以上は流石に大変なことになるからね…
ベリアン)うぅ…き、気持ちを伝えるのって難しいですね…笑
ベレン)良いんだよ、このままで笑
ベリアン)…自分が女性だと伝える時の彼女もこう言う気持ちだったんですかね…
ベリアン)普段嘘を吐かないから嘘を吐く事に抵抗感とか…そういうのがあったんですね…
ベレン)まぁ確かに…ちょっとキツいよね笑
ベレン)でも…良いんだよ、コレで
そう言って笑うベレンの笑みは…あのベリアンも少し…恐怖を覚えてしまう程…彼女に対する
愛情は深く…色濃いもので、少し…
歪んでいる様な…
まぁ、ベリアンや他の皆さんも
恐らくそうだろう
【譲る気はサラサラない】
それが此処、デビルズパレスに居る悪魔執事の大半は思っている事だった
アレア)クシュンッ…んぅ…モゾモゾ……
そして、その事を何も知らないアレアは噂によるくしゃみをして掛け布団を頭から被った
知らない恋心を塞ぐかのように…
数時間後
アレア)ふにゃぁー!!!!!
あれから軽く5時間位眠り…結果、遅刻
ロノ)お〜、アレアやっと起きたか!笑
アレア)すごい寝ちゃった!!
ロノがたまたまアレアの様子を見に来て居た時にアレアは目を覚ました
ロノ)すっげぇ疲れてたんだろ笑今日くらいはのんびりしろよ笑
アレア)ダメですよ!!お仕事しなきゃ!!
ロノ)相変わらず真面目だなぁ笑ほら、
水飲めよ
ロノは笑いながらコップに入った水を渡して来てそれを受け取りチビチビとお水を飲む
アレア)あ!!主様は!?
ロノ)今日のお前らの様子みて鼻血出して貧血になってルカスさんに様子見られてる
アレア)何があったの!?
ロノ)部屋に連れ込んだ時に全力で
聞き耳立てて…んで、静かになって…主様がしょげて…今日の朝?だっけ…に、また聞き耳立てて…その時に鼻血出してルカスさん行き
アレア)本当に何があった…
ロノ)主様の遺言は【子供作れよ】だってさ
アレア)んぅ…??
ロノさんは気まずそうに笑いながらカーテンを開けた
アレア)んぅッ…眩しい……
ロノ)まぁまぁ笑仕方ねぇだろ?笑
アレア)(にしても…あの恋のキューピット脳の主様が倒れたって…何があったんだろ)
ポケ〜っとしながら「ま!良いか!」と、思いさっさと着替えて仕事に向かう
アレア)えっと…えっと…(今日の仕事は…
お庭のお手入れと…フルーレさんの手伝い…)
仕事の予定を確認しながら足早にお庭のお手入れとかに向かう途中
ドンッ
アレア)にぅッ…
誰かにぶつかり…よろけると腰を抱き寄せられ何とか転けずにすんだ
アレア)ご、ごめんなさぃ…
アレアは上目遣いでショボンとした表情を
浮かべると…そこにはフェネスが居た
フェネス)いえいえ笑
アレア)あ、え〜っと…///
フェネス)??どうしました?
アレア)えっ、と…///その、こッ、腰…弱くって…///あ、あと…そのッ…
い、色々密着しちゃっているので…///
顔を赤らめ顔を逸らす
そんな表情をフェネスは間近で見てしまい
すぐに腰から手を離し顔を逸らした
アレア)ご、ごめんなさい…///
フェネス)あ、ぇ…き、気を付けてくださいね…///
アレア)し、失礼します!///
主)(*´ノi`)・:∴・:∴・:∴・:∴
ルカス)あ、主様ー!!!!
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