〔 五条side 〕
参ったな。こんな混んでるとは、
早く彼奴のとこ戻んないとあとからうるさいからなぁ、
五条 「 あれ? 」
お腹空かして待っている彼奴のとこ行くが、姿はなかった。
五条 「 彼奴、どこ行ったんだよ。僕一応仕事でここに来てるっつーのに。
迷子を探すのが僕の仕事じゃねぇっつ〜の 」
とか言いつつも食べ物をおいて海辺を彷徨う。
僕ってばやさし〜
見渡すとこ彼奴はいない。
まじでどこいった、
すると奥で妙な人集りがあった。
五条 「 すみません!なんかあったの? 」
「 あぁ、なんか子供が溺れたらしいぞ、 」
五条 「 その子供は? 」
「 助かったらしいが、その助けた女の子が帰ってきてないんだとよ。 」
五条 「 女の子が…….ねぇ、 」
この海で子供が溺死するっていう被害が多発してる。
その正体が呪霊ってことを窓が発見したらしい。
もしかして呪霊??
いや、でもまだ残穢は見当たらない。
近くに気配も感じないし、
もしかして、水だからか?
五条 「 ったく、忙しいときにどこ行ったんだよ、彼奴 」
そこで、ふと人集りの中心に目をやる。
五条 「 …….は、 」
「 その助けた女の子が帰ってきてないんだとよ。 」
あの浮き輪。
まさか、今帰ってきてない女の子って。
「 あ!おい! 」
もしそうなら、不味いぞ。
彼奴は僕と同等の力。
呪力量も術式も差はほとんどない。
術式の使い方もいまいちよくわかってない彼奴は狙われ放題だ。
五条 ( どこだよッ! )
「 ゲホッ 」
声!近いな、
泳ぎながら、周辺を探す。
すると、下のほうに人影が見えた。
五条 ( いたッ! )
笑顔で下へと引っ張ていた呪霊と気を失ってるいる其奴。
あの呪霊殺す。
ドォン!!
気失ってる。
助かるよな、
とにかく早く此奴を上に。
「 さっきの兄ちゃん!大丈夫だったかい?って、その女の子。 」
五条 「 すみません、救急車頼めます? 」
「 あぁ、 」
息…….。
花奈 「 …….、 」
呼吸が聞こえない。冷たいし、やばいな。
仕方ない。これは事故、事故だからな。
あとからつべこべ言うなよ、
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