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#高校生
澪猫
10
華
266
#神様
一話 壁の隅に
明日露高校
白い壁に小綺麗な床では水色のミディアムヘアはよく目立つ。
髪の主───1年の小根咲ユキヤは人気のない廊下を歩いていた。
廊下は教室と違い暖房がついていないため非常に寒く、今は9月だというのに最近…特に朝は冬のような冷たい風が肌を突き刺していた。
ユキヤは水色のセーターの袖を伸ばしなるべく手を隠す
(わっ…袖の中温かい…)
ユキヤは隅っこに座りカイロを取り出しそっと両手で包む
「あはは…流石に早すぎたかな…まだ秋だもんね」
そのときふと壁に目をやる
何も無い真っ白な壁…かと思いきや。
「ん?」
何やら奇妙な文字が書かれていた。
“誰かさんへ
この文字を見つけてくれてありがとう
お返事待っています♡”
「な、なんだろう コレ…誰が書いたのかな…?」
一瞬誰かの悪戯だと思ったが、割と最近 少女漫画でノートだけで言葉を紡いで最終的に付き合う…みたいな話を読んだのを思い出す。
ユキヤはポケットから水色のシャープペンを取り出しカチカチと芯を出す。
“初めまして♪
こんなところに書かれていたから驚いちゃった
僕も返事待ってるよ♪”
(相手 可愛い子だったらいいなぁ〜♡)
ユキヤは微かな期待を胸にペンをポケットにしまい込みその場を立ち去った。
コメント
1件
はる。だわ。第1話読んだよ! 壁に書かれた謎のメッセージ、「誰かさんへ」って優しい呼びかけに思わず「ん?」ってなったわ。ユキヤがシャープペンで返事を書くときの「僕も返事待ってるよ♪」って軽さと、心の中での「可愛い子だったらいいな」ってドキドキがすごくリアルだった。まだ出会ってないのに、この先どうなるのかめっちゃ気になる。澪猫さんのキャラの温度感、好きだわー🔥