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ホテル――
💙「あーー!疲れた!!」
ベッドに倒れ込む渡辺。
💙「深澤、体調大丈夫か?」
💜「もう回復したわ」
💜「悪かったな」
💛「よかった……」
ほっと息をつく。
💙「てかさ」
💙「ここのホテル、大浴場あるらしいぞ」
💙「行こうぜ」
💙「あ、深澤は無理すんなよ?」
💜「行くに決まってんだろ」
💛(……なんか、緊張する)
三人はそのまま部屋を出た。
──────────────
大浴場――
💙「お、露天風呂空いてるじゃん!」
💙「今のうちに行こうぜ!」
💜「はあああ……生き返る……」
💛「ふぅ……」
湯船にゆっくり浸かり、
岩本は目を閉じる。
その姿を、二人はぼんやり眺めていた。
💜「……にしても、いい筋肉してるな」
💙「それな」
💛「そうかな……?」
💜「ちょっと触っていい?」
💙「おい」
💙「俺も」
両腕を軽くつかまれる。
💛「なんか……変な感じw」
💜「普段も鍛えてんの?」
💛「うん、毎日やらないと落ち着かなくて」
💙「その体であの顧問止めたんだもんな」
💜「ほんと、あれは助かった」
💛「俺も怖かったけどね」
💙「一年だったのに、よくやったよ」
💜「かっこよかった」
💛「……褒められると照れるな」
気づけば、長く浸かりすぎていた。
💛(……ちょっと、熱いかも)
会話は続くけど、
頭がぼんやりしてくる。
💙「おい、ひかる?」
💜「……え、ちょっと」
ふらっと体が揺れる。
💙「やばいって」
💜「上がるぞ!」
二人で支えながら、急いで湯から出る。
──────────────
部屋――
💛「…ん……」
顔が赤く、呼吸も少し荒い。
💜「水、飲め!」
ペットボトルを差し出すが、
岩本は起き上がれない。
💜「……ったく」
一瞬迷って、
自分で少し口に含み――
そっと、岩本に飲ませる。
💙「おい、なにしてんだよ」
💜「しょうがねえだろ」
💜「このままじゃ危ないし」
少しだけ強い口調。
💙「……」
何も言えなくなる。
何度か繰り返すうちに、
少しずつ呼吸が落ち着いていく。
💛「……はぁ…」
静かな部屋。
さっきまでの空気とは違う、
妙な緊張が流れる。
💜「……焦ったわ」
💙「……だな」
💜「無理させちゃったな」
💙「……」
💙「……とりあえず」
💙「今日はちゃんと休ませようぜ」
💜「……ああ」
岩本から視線をそらす。
──────────────
ベッドで眠る岩本。
その寝顔を、
少し離れた場所から見つめる二人。
言葉はない。
でも――
何かが起きようとしていた。
つづく。