テラーノベル
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⚠️戦闘シーンが難しく、意味不明なところがあります。申し訳ございません。
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とうとう、当日になった。得意武器持ち込み可能だが、本気で行うと危険なため、私は戦鎚(金槌の頃につながっているところは鉄が入っている。金槌は柔らかめの木になっている。)と木刀、京ちゃんは棍(鉄製)と木刀。
私と京ちゃんは、忍たま教室にいたのは2年ちょっと。そこまで仲のいい忍たまたちはいないからか、知り合いはほとんど居ない。1つ上の先輩もまた同じだ。
男女混合と言っても、5年生の先輩方、4年生、私たちとわけられるのだろう。
人数が多いのは5年生の先輩方6人だろう。
近接型の武器と遠距離型の武器を持っているのは何となく想像つく。
同学年はおそらく、近距離型の武器を使用する。
動きが明らか体術メインの同学年がいるからだ。
下調べをしておいてよかった。
私と京ちゃんは前もって先輩方と同学年達を観察しておいたのである。
男女混合実技大会の説明が終わった瞬間、私と京ちゃんはさっさと別の場所に移動し、作戦の確認をしていた。まぁ、忍たまたちにはつけられている気配はしているからバレてもいいだろう。
「どうする?」
京ちゃんは、周りにいる忍たまたちに気づかれないように下を見ながら、ニヤニヤと口角を上げる。京ちゃんは、いつも清楚系の可愛らしい女の子だが、実技となると、口角が上がってしまう。
俗に言う、戦闘狂だ。
「さぁ?」
私は無表情を保つ。
しかし、ニヤついてしまいそうになってしまう。
私も京ちゃんと同じ、戦闘が好きだ。
「(作戦2で行く。)」
「(了解)」
私と京ちゃんは目線で会話して、京ちゃんは同学年の方に足を向け、私は先輩方がいらっしゃるであろう反対方向に足を向ける。
作戦2というのは、相手の実力を知るためにわざと敵陣に1人で行く、というものだ。
この作戦は、シナ先生の提案だ。
後ろから、金属がぶつかり合う音が聞こえる。
「京ちゃん、やりすぎなければいいけど……」
京ちゃんの振り下ろす棍は重いからなぁ。
「貰った!!!」
後ろから先輩のひとりの声が聞こえる。
嗚呼、ハズレだ。
「いや!俺だ!!」
嗚呼、ハズレだ。
「なんだと!?俺からだ!!!留!!!」
「巫山戯るな!俺からだ!文次!!」
喧嘩しながら、私の方によってくる先輩方に私は武器を構えず、視線を逸らさず見ていた。
武器を出すのには、まだ早いかな。
私は刺されそうになる袋槍と振り下ろされる鉄双節棍を掴んだ。
「な!」
先輩おふたりの声が重なる。
おふたりは必死に手元に戻そうとするが、中々戻せ無さそうだ。後ろから、ヒュンヒュンと何かを回す音といけいけどんどーん!と声が聞こえる。
私はおふたりの武器から手を後ろに思い切り、引いた。
「うぉ!」
同じような声を上げて、私は頭を下に下げた。
もうお2人の先輩方が私に石と宝烙火矢を投げる為である。私は背中に引っ掛けていた戦鎚を抜き、石と宝烙火矢を打ち返した。
宝烙火矢って打てるんだ。
当てずっぽうだった。火薬だから、気をつけよう。お2人はボロボロになってしまっていた。後で謝罪に伺わせて頂こう。
私は後ろにいる先輩方に捕まらないように逃げ、木の上に避難した。
「……」
あ、見つけた。
私は宝烙火矢を使用してきた先輩を見る。
「君の名前は、確か、」
顔に石が当たってしまい、1人だけ重症になっている先輩に声をかけていただいた。
「くノ一教室4年の四ノ宮です。」
よろしくお願いします。
私がそう言って木から飛び出して、宝烙火矢を投げた先輩のお腹に軽く戦鎚を入れた。先輩は後ろの木に当たる。
「仙蔵!!」
目の下にクマのある先輩が宝烙火矢を投げた先輩に声をかける。
「大丈夫だと思いますよ。軽く当てましたし。」
目の下にクマのある先輩は袋槍を構えて私の方に走ってくる。私はそれを戦鎚で受け止める。
同学年の方をちらりと見ると、準備が整ったようで京ちゃんが鳴らした笛の音が聞こえる。
目の下にクマがある先輩は、みだれづきのように袋槍を当てようとしてくる。
私はそんな目の下にクマがある先輩にねこだましをして逃げた。
ありゃま、読みが
「甘かったようです。すみません、宝烙火矢先輩」
まさか、立ち上がるとは。
しかも怒っていらっしゃる。
「さあ、もう」
「逃げられないぞ!!四ノ宮!!」
「……モソ」
「ごめんね、四ノ宮さん。」
どうしようかなぁ。
私は後ろから振り下ろされた鉄双節棍を軽々と地面にあった戦鎚を足で手の位置まで持ち上げてつかみ、鉄双節棍を受け止めた。
ガキン!と金属の音がなる。
ブンブンと振り上げながら、鉄双節棍で攻撃を仕掛ける先輩。
縄鏢が、私の右手に巻き付く。
後ろを見ると上目遣いの先輩がやったのだとすぐに分かる。やばいな、元気な先輩が苦無を2本構えてやってくる。私は腰に携えていた木刀でその先輩の苦無を受け止める。
「降参するか?」
目の前にいる鉄双節棍を使う先輩に問われる。
私は静かに目を閉じて深呼吸してから右腕に巻かれた縄鏢を木刀から左手を離して左手で掴む。
よし、予想は当たった。
私はそのまま、左手で縄鏢を引いて飛んできた手裏剣に当て、縄鏢を切る。
縄鏢を持つ先輩は、アハハ、と笑っていらっしゃる。どうやら、怒り始めてしまったようだ。
私はそのまま、右手に持つ戦鎚を持ち直して鉄双節棍を持つ先輩の左頬を殴り、怯んだ隙にお腹に右足を叩き込み、苦無を持つ先輩に戦鎚を振り下ろした。が、それも防がれてしまう。私は苦無の先輩のお腹に蹴りを入れ、3人に囲まれているところから抜け出すことに成功した。
戦鎚を抱えながら、距離をとって着地する。
その後ろにトン、と美しい髪を括った京ちゃんが私の背中に寄りかかった。
準備は整った。
「そっちは?どうだった?」
京ちゃんに後ろから問われ、私は先輩方を見据えながら、答えた。
「近距離型の先輩方がクマのある先輩、いけどーんとおっしゃっている先輩、鉄双節棍を持っている先輩。遠距離型の先輩方が傷だらけになってる茶色の髪色の先輩、お顔に傷がある先輩、髪が綺麗な先輩。ちなみに、リーダーが綺麗な髪の先輩だよ。一応、お腹に戦鎚入れて置いた。後、京ちゃんと同じ袋槍使用している先輩はクマのある先輩だよ。」
上出来♡と悦にひたったような声で答える京ちゃん。
「そっちは?」
私が聞くと、京ちゃんは笑った。
「近距離方が4人、遠距離型1人。」
私は笑った。
「じゃあ、」
「ええ、」
私と京ちゃんは入れ替えた。
私は同学年に、京ちゃんは先輩方に。
私は下にある木刀を拾い、腰にさしながら、同学年の寸鉄を持った同級生に戦鎚を叩き込んだ。
「兵助!!」
前から飛んでくる微塵を寸鉄くんから離れたが、戦鎚を巻き込んで下に落としてしまった。
拾ってる暇、ないな。
寸鉄くんがチャンス!と言いたいのか、私の方へ来たが、私はそれを木刀で受け止め、跳ね返す。万力鎖をこちらに振り落としてくる同学年に私はそれを左手でその同学年の腕を掴む。万力鎖が私の方に来ないように木刀を万力鎖を防ぐ。
「勘右衛門!」
木刀がくるくると回りながら、私の後ろに刺さった。どうやら、取られてしまったようだ。
「京ちゃーん、武器取られちゃったー」
私が棒読みで言うと、京ちゃんはクマのある先輩の背中に乗りながら、呆れた顔して私を見る。
「ゆえちゃーん、何してんのー」
京ちゃんはクマのある先輩の上に鉄双節棍を持った先輩を載せて、座る。嗚呼、なるほど。
上手いことやったな、京ちゃん。
「彼女、怖いもの知らずか!?」
寸鉄くんにそう問われ、私は同学年の方に視線を戻す。
「女は度胸って、昔から言うでしょう?」
私は駆け出して、寸鉄くんの頬を殴り飛ばした。
油断していたのかは分からないが、頬を抑えた後お腹に蹴りを入れて沈める。
「兵助!」
微塵くんの腕をつかみ、私はそのまま遠心力で地面に沈めた。
「八左ヱ門!?」
私は2人を沈め、私は地面に落ちていた戦鎚を微塵と一緒に拾い、微塵を同じ顔をした同学年に投げあてた。
「ゆえちゃーん、ごめーん、終わっちゃったー」
は?
私が後ろを見ると、京ちゃんは元気な先輩の首に苦無を押し当てていた。他の先輩方は膝を着いて方で息をしている。
「嘘……だろ?」
万力鎖くんが京ちゃんに問うと、京ちゃんは聞こえていたようでニコニコと笑う。
「ほんとだよー」
そう答えて、私に聞いてくる。
「私も手伝おうか〜?」
京ちゃん、機嫌がハイにになってるな。
私は首を横に振って断った。
「ううん、大丈夫だよ。木刀貸して欲しい。」
私が言うと、京ちゃんは私に木刀を投げ渡してくれた。私はそれを左手でとった。
「ありがとう。」
「いいえー。待ってるねー」
京ちゃんの言葉に、私は気合いを入れ直した。
でも、まさか印地を使うとは思わなかったけども。
勝てた。
「京ちゃーん、終わったよー」
「おつかれー、どうするー?先輩方の応急処置は終わったよー。」
「じゃあ、こっちの同学年の手伝ってー」
この日、私と京ちゃんは忍たまの先輩方と同学年に男女の差があるにもかかわらず、完全勝利を収め、山本シナ先生にご褒美に甘味をご馳走になり時々、忍たまの先輩方と同学年に鍛錬に誘われることが増えることになり、面倒になったというのは別の話である。
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